2014年 03月 02日

<Episode #14> 3月の眩しい日差しと「朝日堂」のあんドーナツの甘さ

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岸際はまだまだ厚い氷で覆われ、視界いっぱいに氷で出来た白い雪原が広がっていた。
一歩ずつ踏み出すたびに、キュッキュッと氷のきしむ音色が響いてくる。
気温は低いけれど、3月のポカポカとした日差しが僕にはとっても柔らかく感じられた。
午前中の十勝川のフィールドに吹く風は、穏やかそのものである。


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午前中はもしかしたらと、経験的に多少は期待感が持てそうな下流域の左岸のフィールドを中心に足を運んでみたものの、
予想以上に水位が下がっていたり、足場が悪かったりと、ストラクチャーへの根掛かりでたくさんのフライをロストしてしまった。
もちろん下流域の左岸ではアメマスからのコンタクトもなく、次回までに、またフライを巻き足しておかないと・・・笑。
ちなみに十勝川の水の色は、概ね下の写真の感じだろうか。


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何度かアメマスからのコンタクトはあったのだろうけれど、ロッド全体のバイブレーションにまで変化していくコンタクトは、
一日を通して、結果的にそれほど多くはなかったと思う。
午後からはカラカラに乾いた冷たい北風が強まり始め、川面が大きく波立ち始めた。
何となく気になったので、オレンジ色のスペイハックルとメタリック・ブルーのフラッシャブーをミックスして巻いたイントルーダー。
やはりこのフライもさらに数キャスト後には、川底のストラクチャーへの根掛かりでロストしてしまう・・・残念。
根掛かりを見越して、ラインをアトランティック・サーモンSHのS3/S4からS2/S3にチェンジしておいたのだけれど・・・。


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十勝川に足を運び始めて結構な月日が経つけれど、茂岩橋近くにあるアメリカンドーナツというのぼりが以前から気になっていた
「朝日堂」という菓子店に入るのは、僕にとって初めてだろうか。
実は、何年か前に買った「スロウ」という雑誌でもこのお店のドーナツが取り上げられていて、気になっていたものだから・・・。
そんな訳で「朝日堂」さんのあんドーナツ、実に素朴で、とても懐かしい味がするあんドーナツだった。

凍ったウェーダーを脱ぎ、急いで着替えを済ませて、
「朝日堂」さんのあんドーナツをほおばり、すっかり冷めてしまったコーヒーを一口飲む。
口の中では何とも言えない安堵感とどこか懐かしい甘さが広がるのだけれど、やはり十勝のフィールドに吹きすさぶ寒風で、
僕はまたブルっと大きく身震いしてしまった次第。さ、寒っ(笑)。
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# by slowfishing-yun | 2014-03-02 14:25 | Fishing Reports | Comments(2)
2014年 02月 23日

<Episode #13> Winter Blue Field / Tokachi River

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いかにも十勝らしい、遮るものなどどこにも見当たらないと思えるような、とびっきりの寒々とした冬の青空が川面に映し出され、
僕には氷の塊と共にゆったりと流れる川面からのギラギラとした冬の太陽の照り返しが、よりいっそう眩しいものに感じられた。
例年よりも少し早めだけれど、友人達と2ヶ月ぶりに足を運んだのは、岸際に厚い氷が積み重なった十勝川の下流域のフィールド。
フィールドが描き続ける白とブルーのコントラストが、ことのほか美しかっただろうか。


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冷たい流れにウェーディングしながら僕の耳に届くのは、岸から張り出した厚い氷のきしむ音に、そんな厚い氷から滴る水の音色、
そして静かに流れ続ける、春の目覚めにはもう少し時間がかかりそうな、川からのさまざまな音色のシンフォニーぐらいだろうか。
お気に入りのロッドのガイドは瞬く間に凍りつき、ラインをリトリーブする指先には、
毎回シャーベット状の氷の塊が出来るけれど、そんなことはもちろんお構いなし。
それでも、時折り訪れるアメマスからの躍動感に、僕の気持ちもなぜかしら少しホッと和んだような気がする。
気温は一日中氷点下が続いただろうか。でも風が吹き止むと、ほのかな暖かさがフィールド全体を包み込む。
そんなことを感じながら、やはり僕にとってフィールドで過ごす時間というものは、
言葉では到底言い尽くせないぐらいとても大切な時間のように思えた一日だった。

Rod : R.B.Meiser S2H14067MKS-4 the "Water God"
Reel : Hardy the "ST JOHN" polished
Line : SA Atlantic Salmon SH #9/10 S3/S4
Fly : コーンヘッド仕様のイントルーダーチューブフライ、チャートリュース、オレンジ、ブラック、パープル


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# by slowfishing-yun | 2014-02-23 14:08 | Fishing Reports | Comments(12)
2014年 02月 19日

<Episode #12> skagitのティップ製作

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友人の勧めで僕が最初に購入したスペイラインは、当時としてはヘッドが一番短かったRIO社のウィンドカッター。
しかも先端から15フィートのティップは、チェンジャブル仕様。
そして付属のティップワレットには、フローティング、クリアーのインター、タイプ3、タイプ6、タイプ8が収められていた。
おそらく僕としては、シンクレートの異なる5つティップの中でも特にタイプ6やタイプ8の2つ使用頻度が高かっただろうか。
何しろこの2つのティップだけは、コーティングが剥がれて毎シーズンごとに新しい物に交換していたものだから。

スペイに取り組む前のフルシンクのシューティングヘッドの時からの習慣で、
ついついシンクレートはタイプ別の数字で表示されていた方が、
僕の場合はイメージがしやすいのかもしれない。
例えば湖での、フライを沈めてリトリーブする釣りなら、タイプ2のシンクレートが基本といわれたように。

スカジットに取り組むようになっても、このイメージというか習慣はなかなか抜けきらなくって、
やはりフィールドではお気に入りのAIRFLO社のスカジット・コンパクトの先に、
RIO社の各種シンクレートの15フィートのテイップの組み合わせ
でキャストを楽しんでいた。
でも残念なことに、このRIO社の15フィートのテイップには、やはりそれなりのプライスが・・・笑。
そこで今シーズンは、自作の重さの異なるティップをいくつか用意して、フィールドに足を運ぼうと思っている。

おそらくフィールドの流れの状況を見て、既存のシンクレートとティップの重さに長さを頭の中で相関させながら、
パッと流れの中でのフライの泳ぐ様子をイメージすることが出来るようになるまでには、
たっぷりと時間と経験を必要とするのだと思うのだけれども、まぁこればかりは仕方がない。

<今回カスタムしたティップ>

T8   4.5m(約15フィート)
T11  4.5m(約15フィート)
T14  3m(約10フィート)、4.5m(約15フィート)
T17  3m(約10フィート)

ティップワレットには、15フィートのフローティング、インター、タイプ3に加え、上記の5本のティップが収まる予定。

カスタムしたティップの先端には自作のブレイデッドループ。重さと長さが分かるように、スレッドの色で分類した。
後端はラインを折り返し、折り返したラインの先端のコーティングを剥がした上で、スレッドでしっかりと固定。
さらに3ヶ所程に瞬間接着剤を滴下し、全体をアクアシールでコーティング。
まぁそんな訳で、しばらくは試行錯誤の日々になるんじゃないかと思っている次第(笑)。


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# by slowfishing-yun | 2014-02-19 21:29 | 私的北海道のSkagit考 | Comments(2)
2014年 02月 15日

<Episode #11> ラバーレッグを使ったコーンヘッド仕様の鮭稚魚チューブフライ

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写真の右上は、これまでのオーソドックスでスリムなイントルーダー・パターン。
中央は、カラーのナチュラルのギニアを省いたパターン。
写真の下は、カラーにナチュラルのギニアを巻いたパターン。

厚い氷の塊だった河原の雪が少しずつシャーベット状からざら目状に融け出し、
フィールドに暖かな春らしい日差しが眩しく注ぐ時期になったら、
きっと今年も僕はティペットの先に鮭稚魚を模したフライを結ぶことになるのだろう。

これまではノンウェイトのイントルーダー・パターンが僕の中での鮭稚魚を模したパターンのメインのフライだったけれど、
今年はラバーレッグを使ったチューブ・パターンのフライを使ってみようかなと思っている。
きっとテムズさんのお正月セールで購入したヘアライン社のClazy Legs Clear/Pearl Flakeが、
このフライのアクセントになっているのだろう。
ちなみにタックルマックさんから購入している4.5mmのブラス製のコーンヘッドは薄くて軽量なので、
沈下をスピーディーにする目的ではなく、あくまでもテイルのフックとのバランスを取るために装着している。

今回のフライはイメージ的に鮭稚魚やワカサギ・カラーだけれど、
マテリアルのカラーをガラッと変えて、オールチャートリュースやオールオレンジというのも悪くはないかな・・・笑。

そんな訳でタイイングの詳細については、画像の枚数が多いので、
slow fishing ver.1のこちらにアップしました。


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今日のBGM :








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# by slowfishing-yun | 2014-02-15 13:30 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(8)
2014年 02月 11日

<Episode #10> Classic and Modern

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自宅のPCのマイピクチャに「気になるフライ」というフォルダを作り、
夜な夜ないろんなサイトやブログを徘徊しながら、
おっ、これはなかなかいいんじゃないの、と何かしら今後のフライタイイングにヒントになりそうな面白いフライを見つけては、
そんな「気になるフライ」というフォルダに、コピー&ペーストする作業をずっと前から続けている。
悲しいことに、そんなことでもしておかないと、そういえばあのフライはどこのサイトで見つけたんだったかな、
とすぐに記憶の片隅から消えていてしまいそうだからね・・・笑。
画像のストックが結構増えてきたので、そろそろ「サーモンフライ」、「スティールヘッドフライ」、「ウエットフライ」、
「ストリーマー」、「イントルーダー」、「チューブフライ」とさらにフォルダで分類しておいた方が便利かも、と思う今日この頃。


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自宅にDAIICHIの2050、#5番のスペイフックのストックが数本だけあったので、
タイイングバイスの周りから使えそうなマテリアルをゴソゴソとかき集めてくる。
そして、「気になるフライ」というフォルダから、ヒントになりそうなフライの画像のいくつかを引っ張り出し、
僕なりに少しクラシックなサーモンフライの雰囲気が漂うフライをアレンジしながら巻いてみた。
モダンなテイストのアレンジとして、UVポーラーシェニールをほんの少し使ったりして・・・笑。
そういえば去年の今頃も、巻きためたコーンヘッド仕様のイントルーダーにアレンジを加えていたかな

ものぐさな僕には本気モード全開のクラシックなサーモンフライが巻けるようなテクニックもないし、
マテリアル・フェチというかマニアでもないから、ちょうどこれぐらいのものぐさフライがピッタリなのかもしれない。
くたびれたホイットレーのアルミボックスは、昨年に使えそうもないフライを整理したので、まだまだすき間はたっぷりとあるから、
「気になるフライ」のフォルダを開きながら、さて次はどのフライをどんな風にアレンジして巻いてみようかな、
と僕はまたまたイメージを膨らませながら迷うのであった(笑)。


予告 : 次回は、昨年の「私的・鮭稚魚イントルーダー・2013バージョン」に引き続き、
     「ラバーレッグを使ったコーンヘッド仕様の鮭稚魚チューブフライ」を予定。


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# by slowfishing-yun | 2014-02-11 15:19 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(4)