2018年 09月 19日

<Episode #413> 秋虫の羽音と朝霧の本流

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台風による降雨と北海道で起こった地震の影響とで、僕がフィールドに足を運ぶのにこの時期としては珍しく、少し間隔があいてしまったようだ。
週間天気予報から、どうやら好天に恵まれそうな9月最初の連休を、北のフィールドである天塩川で過ごすことにする。
相変わらず久しぶりの車中泊を兼ねた釣り旅だと忘れ物がないかつい不安になってしまうのはいつものこと。
いつも頭の中でひとつずつイメージしながらチェックするのだけれど、それにも限界があるから、そのうちに忘れ物チェックリストでも作ってみようかなと思っていたりする。
日の出時刻はおおよそ5時過ぎだ。
早めに着いて仮眠をとることもあるけれど、今回はその時刻をめどにR275をゆっくりと北上する。
途中で立ち寄ったコンビニで陳列されているドリンクの数の少なさに、地震による物流への影響をひしひしと感じてしまった。





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今回僕がフィールドで僕が過ごした間、早朝のフィールドは幻想的な朝霧に包まれて出迎えてくれた。
野鳥の囀りと静寂さとがフィールドいっぱいにクリアーな輪郭を描きながら広がる中、水位がかなり下がり透明感の増した本流の流れは美しい音色を奏でながらよりスローに流れ続けていた。
時折岸際の浅瀬を遡上しようとするサーモン達の姿を目にする。
いよいよ秋シーズンもこれから少しずつ本格的になるのだろう。
野草や大きなイタドリの葉が風に吹かれて揺れる中、秋虫たちの羽音の音色がいつまでも響いていた。

あまり期待はしていなかったのだけれど、OTの更に下流の岩盤エリアでタイプ3のティップの先に結ばれたコーンヘッド仕様の"Interaction" Black&orangeをLサイズのレインボーが見つけてくれたのは、僕にとってはちょっと嬉しい誤算だった。
本当は朝一に入った昨年の同時期にアディオスされたONでのグッドサイズとの出合いを期待したのだけれど、それはあくまでも期待を込めてということで…。

みるみるとフィールドの水位は下がっていき、67.77というテレメーターの数字はきっと初めてだと思うのだけれど、フィールドで目にした新しい光景は、僕がこれまで見慣れてきたものとはちょっと違った様相を呈したりしていて、それはそれでなかなか刺激的だったりもした。

それは予想以上の水温の上昇と水位の低下の中で、次はどこのポイントに足を運ぼうかとiPhoneを片手にABUさんと相談している最中だった。
OKの中州下でスイング後に流れの中でステイしていたT-11のティップの先の"Interaction"がいきなり強い力で引き込まれる。
なかなかのスピード感を兼ね備えたMサイズ後半の美しいレインボーだった。

そんなレインボーをゆっくりと流れにリリースすると、背後の草むらからまた秋虫の羽音が一段と大きくなって響いてくるのだった。
                                 67.97→67.77




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# by slowfishing-yun | 2018-09-19 21:59 | Fishing Reports | Comments(8)
2018年 09月 12日

<Episode #412> 新しいロッドのオーダー / Trouty Red

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東京のレコード店に買取査定に出していた僕のレコード・コレクションだったけれど、思った以上の値段がついたので、予定通り新しいロッドをオーダーすることにした。
いざメールに添付された査定額を見ると、これはあくまでも仮定の話だけれど、もしも自分で一枚一枚売っていたら一体いくらになっていたんだろうと、ちょっと後悔混じりの複雑な気分にもなったりもする。

さて、今回はマイザーさんにどのようなカスタム仕様のロッドをオーダーしようかとあれこれと数日間ほど悩んだけれど、やっぱり以前から次にオーダーする時はこれと考えていたイメージを、前回のオーダーの時と同じように大まかにフォトショップで作成してみることにした。
相変わらず苦手な英語では細かなニュアンスが上手く伝えられなくって、何とも言えないもどかしさを感じてしまうのはいつものこと(笑)

とりあえずグリップに関しては、上下のグリップともBurnt CorkとDark Burl Corkのコンビネーションにしてもらうことにする。
リールシートは赤味の強い花梨(Amboyna)とニッケルシルバーのメタルを使ったダウンロッキング。
リールフットの受けの一方が見えるファーガソンタイプではなく、コルクの中に隠れているクラシックタイプのリールシートを選ぶ。
もちろん上下のグリップはクリアーのアクリルで分厚くコーティングしてもらう。
明るいカラーコルクやリングは使わないでと今回も念押ししておいた。






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新しくオーダーしたロッドのスペックは、12フィート6インチ、6/7番、MKX

コスメのテーマを決めるまでに、僕は同じく少し時間を要したように思う。
僕がここ最近一番気に入っていたコスメはというと、更新されたマイザーロッドのHPにも出ているRed Shed Fly Shopからオーダーされてマイザーさんが作った”Red Shed Special"かな。
だから今回はそれをモチーフにしてフェザーインレイやスレッドワークなどのコスメのアレンジをお願いする。
とりあえずはおおまかに"Trouty Red"ということだけは伝えておいた。
あとは"Classic Ferrari"の写真を数枚添付して…笑





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# by slowfishing-yun | 2018-09-12 22:57 | Custom Spey Rods | Comments(2)
2018年 09月 03日

<Episode #411> 晩夏のオホーツクのフィールド巡り

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フィールドに足を運ぶのは、前回の尻別川以来だから、僕のとってほぼ4週間ぶりになるだろうか。
雨による影響もあってか、週末のフィールドのコンディションがなかなか落ち着かず、結局夏のこの時期にこんなにもフィールドから足が遠のいてしまったのは久しぶりかもしれない。
案の定というか、家を発ってしばらくしてから、釣りの時には毎回被ることにしている革製のハンチング帽を壁掛けに置き忘れてきたのを思い出したりするのは予想通り。
今回も前日に降った雨の影響が響いて、一番足を運びたかった北の本流のコンディションは、どうやら最後まで整わなかったようだ。
そして一番雨の影響が少なそうに思えたオホーツクのフィールドに友人たちと足を運ぶことにしたけれど、やはりこちらも前日の雨の影響があって、セメントを薄めたような透明度が50㎝位の夏の本流が目の前を流れていたのだった。





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渚滑川、湧別川、それにオホーツクの小さな山上湖とあわただしくオホーツクの3ヶ所のフィールドを巡ることにした。
数週間前のTVニュースでは例年よりも早く大雪山に初雪が降ったという話題が取り上げられていたけれど、まだ季節は盛夏の余韻が残る晩夏だというのに、フィールドではちっと気の早い色付き始めた木々の葉を見ただろうか。
フィールドにお気に入りのロッドを手に佇んでいても、僕は何かが足らない感じがしてならなかった。
おそらくそれは、鳥たちの囀りがほとんど耳に届かなかったからかなとも思ったりする。
フィールドで耳にする鳥たちのさえずりというのは、きっと僕にとって欠かすことが出来ない重要なファクターなんだろうね。

今回はフィールドで晩夏のパワフルな躍動感を兼ね備えたレインボーに出合いたかったのだけれど、それは最後まで叶うことはなかった。
ピンクの尾びれに放射状に散りばめられたいくつもの黒いドットに思わずドキリとした週末だっただろうか。
                                   36.11
                                   77.44



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# by slowfishing-yun | 2018-09-03 23:37 | Fishing Reports | Comments(6)
2018年 08月 27日

<Episode #410> パタゴニア・オレンジ(Cusco Orange)と僕のレコード・コレクション

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まるで中南米のアンデスやペルー、それにインカなどの民族衣装にでも使われていそうなこの鮮明なパタゴニア・オレンジ(Cusco Orange)がとにかく僕は好きなのである。
以前購入したヒップパックはショルダースタイルにモディファイしてフィールドで愛用しているけれど、夏のセールでパタゴニア・オレンジ(Cusco Orange)のスリングの方もプライスタグがお安くなっているのをセールを知らせるメールで知り、このチャンスを逃してはなるものかとさっそくオーダーすることにしたのは先週末の話だった。
これからはヒップパックにストリング、どちらからもこの鮮やかなパタゴニア・オレンジ(Cusco Orange)が残念だけれどカタログから消えることになったようだ。

ヒップパックの方はチューブフライなどがたくさん収納できる厚みのあるフライケースを3~4個ぐらいは入れることが出来たけれど、おそらくスリングの方はそこへさらに替えのリールやペットボトルのドリンクなども入れられるに違いない。
先に購入したヒップパックは一応防水仕様の謳い文句だったけれど、防水ジップにトラブルは発生しなかったものの、他のシーリング部分からこれまでに2ヶ所ほど水漏れしたことがあって、結局のその水漏れ箇所はカスタマーセンターには相談せず自分でアクアシールを使って修理した。
新しいスリングの方もどうか水漏れしないことを心底願うばかり。






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最近は雨の週末が続くものだから少しずつ書棚を整理していて、今回は80年代から90年代初めにかけて僕がコレクションしていた輸入盤のレコードを約500枚近く売ることにした。
ノイズアバンギャルド、インダストリアル、EBM、90年代初期のテクノ・ハウスなどのダンス系、ダブ、アンビエント系などなど、今となってはかなりレアなレコードだと思っているのだけれど、いろいろと悩んだ末に東京の専門店に買取をしてもらうことにする。
本当は一枚一枚ヤフオクなどに出品するのが良いのだろうけれど、何しろレコードの枚数が多いものだからね…笑。
手放すのはちょっと寂しい気はするけれど、次のオーナーの下で時々レコードに針を落としてもらいつつ、大切に扱ってもらえたらなと思う次第。
それにしても当時のアルバムジャケットは、本当にアート作品といっても過言ではないぐらい美しいと思った。





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# by slowfishing-yun | 2018-08-27 22:39 | Slow Fishing | Comments(5)
2018年 08月 20日

<Episode #409> リールのポリッシュとシムスオレンジ

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ホームセンターの工具コーナーで通りすがりの店員さんにPiKAL(ピカール)という研磨剤はどこに置いていますかと尋ねると、生活雑貨の漂白剤などが置かれているコーナーにありますよという返答に僕はいささか意表を突かれた。
てっきり並んでいるのは専門的な工具コーナーだと予想して売り場を2周もしたのだけれどのだけれど、どうやらすっかり的が外れてしまったようだ。

Barny Reels Henshaw Perfect 3 3/4" Alloy Face and Silver Spitfire FinishをPiKALでさらに研磨(ポリッシュ)してみることにする。
指が汚れないようにプラスチックグローブをはめて作業することにした。
少し曇り始めていたアロイフェイスにみるみると本来の金属的な輝きが蘇ってくる。
どうやらあまり磨きすぎるとMirror Finish(鏡面仕上げ)になってしまうから、このあたりで止めておくのが良さそうだ。

PiKAL(ピカール)、価格もお手頃なので僕はすっかり気に入ってしまった。





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この僕にとってちょっと嬉しいニュースを聞いたのは、確か先週の初めだっただろうか。
仕事帰りにテムズに立ち寄り店長とカウンター越しに立ち話をしていた際に、話題がSIMMSの2018年度版のカタログの話になる。
そんな中で店長から近々SIMMSのガイドジャケットにシムスオレンジが復活するという話を聞いた。
数年前にSIMMSのラインナップからシムスオレンジが消えてちょっと残念な気持ちだったけれど、これでしばらくはジャケットの色で悩まなくて済むかと思うと、僕にとってはとても嬉しいニュースに他ならないね(笑)





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# by slowfishing-yun | 2018-08-20 22:24 | Slow Fishing | Comments(2)