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2018年 07月 30日

<Episode #406> Hot Summer

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遮る物を知らない真夏の日差しがジリジリと容赦なくウェーディングするアングラーに照り付ける。
日中の最高気温はあっという間に32℃を超え、本流の水温もテレメーターでは軽く24℃を超えていた。
これはアングラーにとって、なかなか厳しいコンディションになるのだろう。
そんな7月最後の週末を天塩川で過ごすことにした。

土曜日の早朝はまだフィールドを覆う霧が夏の日差しからアングラーをプロテクトしてくれていたかもしれない。
でも霧が晴れると、猛暑を凌ぐ暑さとギラギラするような川面からの照り返しが始まった。
フィールドを吹き抜けていく夏風がアングラーにとってささやかな癒しのようにすら感じられる。
河畔林の向こうから響いてくる夏ゼミの声もどこか弱々しかったんじゃないだろうか。
初めて見るような濁度1という数字も、暑さのせいでどこか現実離れしているようにすら僕には感じられた。

土曜日は期待し過ぎて一つのポイントに長く居過すぎたかもしれない。
同じことを昨シーズンもやっていたような気がするから、来年以降には是非ともこの経験を活かしたいところ。
暑さもあるけれど、僕にとってはちょっと不完全燃焼のような週末だったかな。
                                   68.04→67.97




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Today's fishing movie :



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by slowfishing-yun | 2018-07-30 21:41 | Fishing Reports | Comments(6)
2018年 07月 23日

<Episode #405> 小さなシグナル

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以前から天塩川のテレメーターの濁度計はきっと壊れているに違いないと思っていたけれど、僕の目の前を流れる濁度が二桁にしか見えない水の色を見ているとその思いは決定的なものとなり、アングラーの釣りに対する気持ちの昂りは次第に萎んでくのが感じられる。
そういえば、僕が天塩川に滞在中にテレメーターの濁度計は理想的な数字である3ぐらいまで下がっていたりもした。
士別市で天塩川に架かる九十九橋に備え付けられたライブカメラの映像で、僕はおおよその天塩川の水の色の予測をつけている。
だからそれほど大きく落胆することはなかったけれど、それにしてもモチベーションをキープするのが難しかった。
特に土曜日の湿度の高いまとわりつくようなコンディションの下では。





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土曜日の深夜というか日曜日の早朝に短時間だけれど強い雨が降ったようだ。
深い眠りに落ちながら、微かな意識の中で車のルーフに打ちつける雨粒の音が響いていたから。
風が少し強めだったけれど、カラッと晴れた気持ちのよい日曜日の朝だった。

僕が3週間ぶりに週末の2日間を天塩川で過ごして、ランニングラインをホールドした指先に感じたアタリは小さなシグナルが1度だけ。
3週間前のような激しい躍動感へと続く有無を言わせない大きなシグナルを期待したけれど、それは最後まで叶うことはなかった。

水温は17~18℃を推移し、平水よりも30cmは高い水位と濁度は別として、この時期の本流としてコンディションはそれほど悪くはなかったはずなのだけれど。
でも久しぶりに大きな本流で気持ち良くキャスト&スイングが出来て気分は少しリフレッシュ出来たかな(笑)
どうか次こそは小さなシグナルが次第に大きなシグナルになりますように…。
                                                 68.34→68.31





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by slowfishing-yun | 2018-07-23 22:12 | Fishing Reports | Comments(4)
2018年 07月 15日

<Episode #404> お気に入りリールの動画と天塩川ステッカー

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書家でもある釣り仲間から素敵なステッカーをいただく。
「天塩川」のステッカー。
川の右側がフックの形になっているのが釣り人の証だろうか。
さっそく車に貼ってみることにした。

今回の週末は楽しみにしていた連休だったけれど、あいにくの天気でフィールドコンディションも落ち着かず、自宅でゆっくりと過ごすことにする。
時間が少しあったので、iPhoneでリールの動画を2本ほど作ってみた。




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by slowfishing-yun | 2018-07-15 20:37 | My Favorite Reels | Comments(0)
2018年 07月 09日

<Episode #403> Muddler style

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White Muddler Tube Zonker & White Muddler Zonker variant




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フライのデザインとして、実はあまり好きな方ではないというのも正直な感想だったりする。
フライフィッシングを楽しむようになってかれこれ20数年も経ち、これまでたくさんのパターンのフライを巻いてきたけれど、それだけはおそらく何一つ変わっていないような気がする。
でも本当の一番の理由はタイイングデスクの周りが刈り込んだ毛で散らかって掃除がとても面倒なことかな。
やはりデザインよりもそちらの方があまり巻かない理由の一番の大きな要因なのだろうと思う。

それがいわゆる、ディアヘアを使ったマドラースタイルのフライ。

道北の本流が好きな友人達との間で今シーズン、一番ホットな話題がマドラーミノーなどマドラースタイルのフライだろうか。
特にこのフライで大きなLLサイズのレインボーに誰かが出合ったという訳ではないのだけれど、ヒゲナガのシーズンに友人達から僕が頻繁に耳にしたフライの名前がマドラーミノーだったという訳。
セッジなどのウエットスタイルよりもヘッドが大きいので、もしかしたら表層や水面直下ではこちらの方がアピール力が強いのかもしれないけれど。

以前はヘッドを大きく巻いた方がアピール力が強いように思えたのだけれど、僕にはとても不格好なフライにしか見えなかったので、ついタイイングを敬遠していたのだけれど、海外の方のFBなどを見ているとヘッドの小さなマドラーミノーの画像も出てくるので、僕もこのパターンならと最近になって少しずつ巻き始めた次第。
フックはもっぱらSAWADA Black Spey #4番かVARIVAS Streamer #4番を使うことが多いけれど、ここ最近はチューブフライにもアレンジして巻いたりしている。

でも、相変わらずタイイングバイスの周りが刈り込んだ毛で散らかるというのは一向に解消していないのだけれども…笑。




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Muddler CDC Sedge / SAWADA Black Spey #4




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Black Muddler CDC Sedge / SAWADA Black Spey #4




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by slowfishing-yun | 2018-07-09 21:37 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(4)
2018年 07月 02日

<Episode #402> 本流が濁る前に

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テレメーターでは1時間にたった12mmの雨量だったようだけれど、フィールドに立つ僕にはまるで熱帯雨林の突然のスコールのような激しい雨のように感じられる。
今思い返すと、それはもしかしたら何かしらの予兆だったのかもしれないとさえ思う。
曇り空に覆われ今にも雨が降り出しそうな湿度の高い日曜日の天塩川だった。
激しいスコールのような雨が過ぎ去った時、友人たちとの間では通称"ハチマル"という名前で呼び合うポイントに僕は"Copenhagen Winter Green"のコスメをまとったMKXを片手に立っていた。
朝の8時にそれぞれの思い入れのあるポイントへと分かれた友人たちとの帰りの待ち合わせ時間はお昼の12時。
僕がフィールドに立っていられるのは、残すところあと10分ぐらいだから、数キャスト&スイングさせたらリールにラインを巻き込むことになりそうだ。





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土曜日には二桁だった濁度も時間と共に少しずつ下がり始め、早朝の天塩川の濁度計は概ね7前後を示す。
すでに朝から4ヶ所のポイントでロッドを振ってみたけれど、本流レインボーからのリアクションは一向に何一つ起こることはなかった。
4ヶ所目のポイントに車で向かっている途中からフロントガラスに大きな雨粒が当たるようになる。
通称"ハチマル下"のポイントも気になるけれど、到底時間内ではまわり切れないから、今回は通称"ハチマル"のランを流し終えたら集合場所に戻ることにしよう。
スイングするフライに何も感じることがないまま、僕はとうとう"ハチマル"の長いランのエンド付近に差し掛かろうとしていた。
なんだか流れがいつもよりも奥の左岸側へシフトしているように感じられたので、あと数歩だけ流芯に近づきスネークロールに続くペリーポークからフルキャストすることにする。





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Rod : R.B.Meiser S2H14078MKX-4 "Copenhagen Winter Green"
Reel : Saracione MK.V 4" Black / Silver
Line : Airflo Skagit Compact Floating 600gr + 15' T-14
Fly : Conehead Tube Fly "Interaction" Variant

僕自身、通称"ハチマル"とあまり相性が良くなかったこともあり、このランのエンド付近まで丁寧にフライをスイングさせるということはこれまでなかったと思う。
でも、心のどこかでこのタイミングで本流レインボーが出てくれたらという願望がなかったかといえばウソになるけれど、それはタイミング的にかなり確率の低いことなのは経験的に知っている。

それは全く予想に反してのことなんだけれど、この絶妙のタイミングでスイングするフライが強烈な重量感で抑え込まれ、続いてLLサイズを予感させる振幅の広いヘッドシェイクと続く。
思わずこれはアディオスしたくないとつい欲が出てしまうような相手だった。

なぜか相手は下流へと猛烈なスピードで疾走することをしなかった。
僕がリールにラインを巻き込み始めると、僕の下流へとすんなりと近寄ってくる。
それはもしかしたら僕がリールにラインを巻き込むスピードよりも速かったかもしれない。
この後の本流レインボーの動きとシナリオのおおよそ予測がつくので、最初のフッキングのことを考えると一瞬僕の中で嫌な予感がよぎる。

今度はある瞬間を境にして相手は突然スイッチが入ったかのように猛烈なスピードで対岸の下流に向けて疾走。
そして「来る」っと僕が思った瞬間、まるでイルカのように横っ飛びに水面上をジャンプした。
今でも忘れられないけれど、はっきりと僕の目に焼き付いたのは体高が20cm以上はありそうなグラマーなLLサイズの本流レインボーだった。

アッといううめき声のような声が僕の口から自然と出て、ラインから生命感を感じるテンションが失われていることに僕が気付くまでに数秒は要しただろうか。
そんな久しぶりに感じるスリリングなやり取りだった。
僕自身としては少ないチャンスだっただけに、ぜひともLLサイズの本流レインボーの姿を写真や動画に残しておきた方のだけれど、こればかりは仕方がない。
おそらく本流が濁る前のほんのひと時だけ、本流レインボーにスイッチが入ったのだけかもしれないけれど…。





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土曜日には湧別川とオホーツクの山上湖に足を運んでいた。
鳥たちの囀りとセミの鳴き声そして眩しい光、フィールドは初夏の雰囲気に包まれようとしていた。
気温はみるみると上がり、一気に夏の様相を感じさせるぐらいだっただろうか。
また季節の針が数歩だけ前に進んだように僕には思えた。
                                         68.11




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by slowfishing-yun | 2018-07-02 22:20 | Fishing Reports | Comments(10)