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2019年 02月 02日

<Episode #433> R.B.Meiser Rods S2H13068CX-6 Custom build

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このスレッドカラーを選択するセンスはとっても素晴らしいと思う





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オレゴンの工房からのサプライズ。

オレゴンの工房からのサプライズは僕にとってこれが初めてという訳ではないけれど、この個性的なグリップにはさすがにちょっと驚かされただろうか。
Black Burlというコルクの名称でMeiserのFBページなどでは事前にアナウンスされていて、僕もその個性的な雰囲気に魅了されたものだから、もしも次にロッドをオーダーすることがあるとしたらグリップはこのコルクの仕様でオーダーしてみようとは考えていたけれど、まさかサプライズでオレゴンの工房からこのコルクを使ったロッドが送られてくるとは思ってもいなかった。





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ロッドのスペックは、13フィート、6/7/8番、CXの6ピースのカスタム仕様。
CXは以前のHighlander Classicの後継モデルとなるもので、さらに軽量化されたブランクを使用している。
ちなみにこのロッドのスペックは、マイザーさんがBC州に釣りに行く際に一番使用する頻度が高いスペックなんだとか。
あと、4ピースよりも6ピースの方が好きだとか、スカジットSHよりもフルシンクのスカンジSHの方をよく使うと個人的な好みまでをメールで知らせてきたりだとか…笑
フェザーインレイやグリップ、それにスレッドワークなどのコスメに関しては、今回は工房のNickさんが担当したという。
フェルール周りのスレッドワークもなかなか落ち着いた雰囲気で、僕としてはとっても好み(笑)

次に、昨年末にオレゴンの工房から届いた12フィート6インチ、6/7番、MKXと一緒に比較がてら写真を撮ってみる。
両ロッドともフロントグリップはツートンカラーの仕上がりとなっていた。
欲を言えば、新しいロッドのフロントグリップのBurl corkも明るいものではなく、MKXと同様の暗い色調のBurl corkを選んで欲しかったなあと思う。






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それにしても、何度手に持っても個性的な雰囲気を醸し出したロッドだとつくづく思う。
おそらくこのBlack Burlというコルクは、その雰囲気からアングラーによって好みの分かれるコルクだと思うのだけれど、僕の中ではこれが好きと嫌いのギリギリのところかな。
何となく僕としては視覚的に木目を感じることが出来るギリギリのところだと思っているからね(笑)

とにかく今回はサプライズと言いながらもこんな素敵なロッドをオレゴンの工房から送ってきてもらえて、僕としては嬉しい限りなのである。
今シーズンの天塩川で使うのが、今からとても楽しみだったりする次第(笑)






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リールはSaracione、サイズは3 3/4"





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by slowfishing-yun | 2019-02-02 16:53 | Custom Spey Rods | Comments(0)
2018年 12月 27日

<Episode #430> New MKX、6/7wt、12'6"、Meiser

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最初はこの予想外の斬新なフェザーインレイにとても驚く






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3 3/4"のSaracione MK.Vとの組み合わせ





ロッドを発送したよとのオレゴンの工房からの連絡があってから、いつもよりもかなり長く感じる2週間が経ち、やっとオーダーしていたロッドが札幌の自宅に届けられる。
本当はあと2日ほど早く荷物が届いてさえくれていれば、今シーズン最後のフィールドとなった尻別川で使うのに何とか間に合ったと思うのだけれど、こればかりは諸事情で仕方がない。
これかもこのロッドとは長い付き合いになるのだろうから、フィールドで手にする機会はいくらでも…笑
ちなみに今回の荷物の中に修理に出していたロッドティップが入っていなかったのでマイザーさんにメールで問い合わせると、FBでマイザーさんからアナウンスのあった工房からのサプライズ?と修理を終えたティップは年明けにでも別の荷物で送るからとの返信があり、僕はまたいつものことがとちょっと心配したけれどホッと一安心する。





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Dark Burl CorkとBurnt Corkの組み合わせ、黒の薄いカリーリングがアクセント




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赤みの強いアンボイナ(花梨)とニッケルシルバー風のハードウェアとのコンビネーションはお気に入り





届いた荷物のロッドソックスから一番太いバットセクションを取り出し、僕はコスメのフェザーインレイを一瞬見て、目の前の状況を飲み込むのに数秒ほど要したかもしれない。
何しろ今回のカスタムでオーダーしたのが"Trouty Red"だったものだから、フェザーインレイのイエローはちょっと僕にとって想定外の色だったし…。
でも、しばらく眺めていると次第に愛着がわいてくるのには不思議な気がしないでもない(笑)

赤みの強いアンボイナ(花梨)のウッドインサートとブライト・ニッケルシルバーのハードウェアの組み合わせはお気に入りのひとつ。
あとはソリッドのブラックアルミのリールシートと、僕が選ぶとしたらどちらかで大いに悩むかな。

今回も明るいカラーリングは外してもらい、薄いブラックリングをアクセントとした"Dark Burl Cork"と"Burnt cork"のツートンのグリップは僕にとって初めてのオーダーだったけれど、こちらも時間と共に見慣れてくるもののようだ。
もちろん両グリップとも厚めにアクリルコーティングしてもらっている。
よくアクリルコーティングをすると滑るのではと訊かれるけれど、僕自身は一度もそのことで困ったことは無い。

このロッドではまだラインを通してはいないけれど、軽く振っただけで軽快なアクションなのだろうということは容易に想像がつく。
おそらく3月にはラインを通してテストできるかなと思っているけれど、最近はこの12~13フィート前後のロッドがとにかく振りやすいように感じている。





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グリップの先端の細さはおおよそ16mmと指定





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こちらがちょっと落ち着いた雰囲気の全体のイメージ





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by slowfishing-yun | 2018-12-27 23:02 | Custom Spey Rods | Comments(4)
2018年 12月 13日

<Episode #427> Black burl or Tiger stripe

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ロッドの写真はR.B.MeiserのFacebookページから拝借





コルクの正式名称はよく分からないけれど、オレゴンの工房ではこの個性的なコルクのことを"Black burl"とか"Black stripe"と呼んでいるんだそうだ。
マイザーさんのFBでのアナウンスの内容から僕が独断で予想すると、おそらくカスタム仕様の場合はこのコルクも選択することが可能ということになるのだろう。

ロッドのグリップにごくごく一般的に使われるコルクこのことを、マイザーのHPでは"Conventional cork"と呼んでいるのだけれど、それ以外に"Burnt cork"、"Burl cork"、"Rubberized cork"などの選択肢があり、この新しい"Balck burl"というコルクも加わると、デザイン的にもまたユニークで斬新なコスメのロッドが工房から産み出されるのではないかと僕自身も楽しみだったりする。
10月の終わりにロッドティップを折ってオレゴンの工房に里帰りしていたロッドの修理と、その前にオーダーしていた12フィート6インチ、6/7番のMKXが仕上がったから発送したよとのマイザーさんからの連絡があり、ちょっとしたサプライズも同封したからという追記もあったから、こちらも今から楽しみだったりする。

そういえば、カスタム仕様でのオーダーとしては2台目となるSaracioneの3 3/4"だったけれど、なかなかサラシオーネさんから連絡がないのでMessengerで問い合わせたところ、製作スケジュールが少し押していて僕のもとにカスタム仕様のリールが届けられるのはどうやら来年になるという話だった。

最近はなかなかフィールドに足を運べていないけれど、そろそろフィールドのあのキリッと冷え切った空気感が懐かしくなってきたようだ(笑)




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by slowfishing-yun | 2018-12-13 21:58 | Custom Spey Rods | Comments(0)
2018年 09月 12日

<Episode #412> 新しいロッドのオーダー / Trouty Red

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東京のレコード店に買取査定に出していた僕のレコード・コレクションだったけれど、思った以上の値段がついたので、予定通り新しいロッドをオーダーすることにした。
いざメールに添付された査定額を見ると、これはあくまでも仮定の話だけれど、もしも自分で一枚一枚売っていたら一体いくらになっていたんだろうと、ちょっと後悔混じりの複雑な気分にもなったりもする。

さて、今回はマイザーさんにどのようなカスタム仕様のロッドをオーダーしようかとあれこれと数日間ほど悩んだけれど、やっぱり以前から次にオーダーする時はこれと考えていたイメージを、前回のオーダーの時と同じように大まかにフォトショップで作成してみることにした。
相変わらず苦手な英語では細かなニュアンスが上手く伝えられなくって、何とも言えないもどかしさを感じてしまうのはいつものこと(笑)

とりあえずグリップに関しては、上下のグリップともBurnt CorkとDark Burl Corkのコンビネーションにしてもらうことにする。
リールシートは赤味の強い花梨(Amboyna)とニッケルシルバーのメタルを使ったダウンロッキング。
リールフットの受けの一方が見えるファーガソンタイプではなく、コルクの中に隠れているクラシックタイプのリールシートを選ぶ。
もちろん上下のグリップはクリアーのアクリルで分厚くコーティングしてもらう。
明るいカラーコルクやリングは使わないでと今回も念押ししておいた。






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新しくオーダーしたロッドのスペックは、12フィート6インチ、6/7番、MKX

コスメのテーマを決めるまでに、僕は同じく少し時間を要したように思う。
僕がここ最近一番気に入っていたコスメはというと、更新されたマイザーロッドのHPにも出ているRed Shed Fly Shopからオーダーされてマイザーさんが作った”Red Shed Special"かな。
だから今回はそれをモチーフにしてフェザーインレイやスレッドワークなどのコスメのアレンジをお願いする。
とりあえずはおおまかに"Trouty Red"ということだけは伝えておいた。
あとは"Classic Ferrari"の写真を数枚添付して…笑





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by slowfishing-yun | 2018-09-12 22:57 | Custom Spey Rods | Comments(2)
2018年 03月 03日

<Episode #376> グリップ・モディファイとリペアー

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1月20日に札幌の郵便局からオレゴンにあるマイザーロッドの工房へと里帰りしていた僕のロッドが達が、ほぼ1ヶ月という期間を経て、今週無事にグリップのモディファイとガイドの修理を終えて戻ってきた。
フィールドでリールと同じぐらい一緒に時間を過ごした一番の相棒といっても過言ではない、僕にとってはとても思い入れのあるロッドがイメージ通りにモディファイや修理・メンテナンスを施されて戻ってくると、たかがロッドと言ってしまえばそれでおしまいなのだけれど、なぜかこれまでよりもさらに一段と愛着のような感情が湧いてきたかもしれない。久しぶりにくたびれたロッドソックスから取り出してみると、いつもの見慣れたロッドに大きな変わりはないのだけれど、なぜかとても嬉しくなってしまった。





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今回はフロントグリップ、リアグリップ、双方のスリム化とフロントグリップのアクリルコーティングをメインにオレゴンの工房へと里帰りさせたのだけれど、ロッドを送る前にメールでBobさん自身にグリップのコルクをスリムに削ってほしいとお願いしておいた。Bobさんからも了解したとの返信をいただいていたりする。
さらにグリップ先端の一番細いところで直径17mmと指定する。
工房で働く若いスタッフのNickさんが最近組むロッドだと、マイザーロッドの特徴ともいえたこのグリップのクビレが若干スリムではなくなり、最近ではおおよそ20~22mm前後だったから、今回のモディファイでかなりのスリム化にはなったと思う。10年以上も前に初めてウェブ上でマイザーロッドを見た時、僕はフェザーインレイの方よりもグリップのスリムかつギュッと先端が絞られたシェイプの方にインパクトを感じたぐらいだから。
FBにも投稿してみたけれど、昔からのマイザーロッドを知っている海外のユーザーの反応からだと、やっぱりこちらのスリムなシェイプのグリップの方を好む傾向にあるようだ。もちろん僕もそれには同感なのだけれど(笑)

9本のロッドのバットセクションを一度にまとめてオレゴンの工房に送ったのだけれど、"Fire God"と"Trouty Orange"はフロントグリップのBurnt Cork全体が少し痩せ始めていたので、新しいBurnt Corkに取り換えてくれていた。
そしてグリップのスリム化の後は、これまでよりも厚めにグリップをアクリルコーティングしてもらう。
これで僕が所有しているマイザーロッドの上下グリップすべてがアクリルコーティングされたことになるのだけれど、やっぱりこちらの方が好きかな。
コンベンショナルコルク(いわゆる普通のコルク)だと僕のキャスティングの変な癖ですぐにコルクの先端下面が削れたりやせたりするので、以前から合成コルクのBurnt Corkなどをメインに使ってもらっている。でもこのBurnt Corkはとても丈夫なのだけれど、乾燥した状態と水で濡れた状態とでは色の濃淡がとてもはっきりと出るので、それがどうしても僕は気に入らなかった。
そこで数本前のロッド、たしか"Black Doctor"からフロントグリップもこれまでのリアグリップと同様にアクリルコーティングしてもらうようにしている。
特にロッドが濡れた手の中で滑ってキャストに支障が出るということも今のところ全く皆無だから、僕としてはこちらの方がやっぱり雰囲気的にも好きだろうか。
まあ、どちらにしても取るに足らない僕のこだわりにしか過ぎないのだけれどね…笑。





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by slowfishing-yun | 2018-03-03 19:01 | Custom Spey Rods | Comments(0)
2017年 08月 16日

<Episode #341> "Jock Scott"の残像 / R.B.Meiser S2H14067MKX-4 "Jock Scott"

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「残像はものを見た時に目の中に残る色なのだ。人は認識したものしか見ていない。」
             ポーランドの映画監督 故アンジェイ・ワイダ(シアターキノのパンフレットより)

僕自身は故アンジェイ・ワイダ監督の映画をまだ一度も観たことはないけれど、なぜかとても印象に残る言葉だった。
そして、いつか本流で出合ったあのレインボーの残像はいったい何色だったのだろうかと、ふと思ってしまった。



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8月の初めにオレゴンの工房からけっして派手ではないけれど、どこか控えめで深みのある美しさを兼ね備えたロッドが自宅に届けられた。
今回僕がオーダーしたロッドは2017年から新しく採用されたブランクを使って組んでもらったマイザーの14フィート、6/7番のMKX。
さらに今回のロッドのコスメのテーマは、クラシカルなサーモンフライの中でも特に有名な"Jock Scott"で指定してみる。

とりあえずBobさんにはインボイスと共にFB上で見つけたJock Scottが簡略化されて巻かれたフライの写真をメールに添付して送ることにした。
以前にロッドをオーダーした際には、サーモンフライの中の"Black Doctor"をフェザーインレイなどのコスメのテーマとして指定したことがあり、それが予想以上に素敵な仕上がりとなってロッドが届けられたものだから、今回のコスメに選んだ"Jock Scott"がどんな感じにアレンジされているのだろうかと、仕上がったロッドが自宅に届くのがとても楽しみだった。相変わらずオレゴンからロッドを発送したよとの連絡があってから、その時の空輸事情にもよるけれど、川崎の税関で数日の足止めにもあったこともあり、発送の連絡からおおよそ10日前後で自宅にロッドが届けられた。ちなみにロッドを自宅で受け取った際に支払った関税などは4500円。



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"Jock Scott"を見た時に目の中に残る色は何だろうか?
それが残像といえるのかどうかはわからないけれど、僕にとっての"Jock Scott"をイメージする漠然としたカラーとして、イエロー、ブラック、クリーム・ホワイト、ソフト・ゴールドといった色のイメージを伝える。
フェザーインレイに関してはオレゴンの工房にお任せだけれど、両サイドにゴールデンフェザントクレストを置いて欲しいとだけシンプルに伝えた。
何しろサーモンフライといえば、あの透き通るような煌めきを伴ったゴールデンフェザントクレストが使われているイメージが強いので・・・。
結果的には、ジャングルコック、ゴールデンフェザントティペット、ゴールデンフェザントクレストが上手くマッチしていて、素晴らしい満足のいく仕上がりだった。
おそらく今回のロッドもNick Mosesさんが組んだものだろう。インボイスのやり取りの中で、BobさんがNickさんにも添付した写真を転送するからと言っていたから。



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ガイドラッピングのスレッドには、僕が最初に購入したマイザーロッドと同じくOxblood redを選んでみたけれど、やはりメタリックが入っていないこともあって、どこか落ち着いた雰囲気をかもし出しているように思う。
そしてジョイント部のスレッドに、小さなジャングルコックがセンターの目印としてさりげなく置かれていたのには、初めてだったのでちょっとビックリしたかな。
ジョイントのメスの部分のラッピングとガイドラッピングのスレッドカラーは、どちらかというとバランス的に統一されていることが多いけれど、今回はそれぞれが全く違う配色だったのでロッドを繋いだ時のジョイント部分の雰囲気がとても新鮮だった。



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今回ももうひとつの新しい試みは、フロントグリップとリアグリップを前回までのBurnt Corkをメインに使用したアクリルコーティング仕上げではなく、比較的明るめのBurl Corkをメインに使ったアクリルコーティング仕上げにしてもらうこと。
ちなみに一般的なグリップによく使われているいわゆるConventional Cork(ポルトガルコルク?)はアクリルコーティングが出来ないこと、合成コルクを使うと丈夫だけれどほんの少し重量が重くなるということだった。
フロントグリップをアクリルコーティングすると滑りやすくなるのではという不安もあったけれど、今のところフィールドにおいて特に滑りやすいという印象はない。さらにBurnt Corkの場合、コーティングを施さないと水に濡れたコルクだけがより黒くなって、なんとなく見た目も良くなかったものだから。
あとフロントグリップ先端の径が最近少しずつ太くなりつつあるので、今回はあえて17~19mmと指定したところ、実際には19mmに削られて仕上げられていた。もしも次にロッドをオーダーすることがあるとすれば、今度は19mmではなくさらにスリムに17mmに指定するつもり…笑。


R.B.Meiser S2H14067MKX-4 "Jock Scott" : 312g
R.B.Meiser S2H14067MKS-4 "Water God" : 380g

ロッドの重さを計測してみると、やはり新しい軽量化されたブランクを使うことによって、目的だったロッドの軽量化には成功しているようだ。
フィールドで使用していても、特にこれまでのMKSのアクションと大きな変化はないように思う。ただブランクが高弾性のものを使用するようになり、キャストをした際のリカバリースピードはこれまでのMKSよりも若干速くなっているように感じられた。
Bobさんは新しいブランクになってロッドの軽量化はしたいけれど、MKXとなってもMKSと同様のアクションを維持したいという思いのようだ。それに関しても、おおむね成功していると思う。
ただ個人的にはこれまでのMKSでも特に問題はなかったような気がしないでもないのだが…。
それよりもブランクがアップグレードされていくにつれてどんどんと今風のオーソドックスでオールマイティな癖のないアクションのロッドとなり、僕がクラシックMKSと呼ぶNZ製のブランクを使っていた当時のMKSのような他のどこのメーカーにもない独特で癖のあるロッドのアクションからはだんだんと遠ざかっていくように思えてしまう。
まあちょっと寂しくもあるけれど、これも時代の流れなのかもしれないと思った次第…笑。

R.B.Meiser 14' 6/7wt MKX "Jock Scott" :
今回のカスタム仕様のロッドの価格はウッドインサートのリールシートなどのオプションがなかったので875ドル+送料の95ドルで合計970ドル。
さらにPayPalで支払った場合は、そこに4%の手数料が加わるので合計1008.8ドルとなった。
ちなみに今回から送料が75ドルから95ドルに上がっていた。



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by slowfishing-yun | 2017-08-16 15:00 | Custom Spey Rods | Comments(4)
2017年 08月 03日

<Episode #338> ロッドビルダーは二人のNick

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手前のロッドが、R.B.Meiser 12'6" 7/8wt MKS "Solar Eclipse"で、Nick Mainさんが組んだもの。
奥のロッドが、R.B.Meiser 14' 7/8wt MKX "Copenhagen Wintergreen"で、Nick Mosesさんが組んだもの。

マイザーさんとのメールのやり取りの中では、Nickというファーストネームしか出てこないので、すっかり同一人物だと僕は思っていたけれど、数ヶ月前のメールでのやり取りでやっとオレゴンのマイザー工房で働くNickは実は二人もいたということが判明した次第。
確かにどちらのロッドにも最終的にはマイザーさんがネーム入れなどを含めて監修していると思うけれど、どちらのロッドも二人のNickのロッドビルダーとしての個性がとても色濃く反映しているように思えてならない。

特にNick Mainさんのコスメはかなり個性的だったかな。グリップは少し太めだけれど、フェザーインレイだけでなくスレッドワークはかなり斬新だったと思う。
そんな彼は、父親の仕事を手伝うためにもうすでにオレゴンにあるマイザーロッドの工房を離れて地元へと戻っていったんだとか。



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ここ最近のマイザーロッドはそのほとんどをNick Mosesさんが組んでいるようで、おそらくマイザーさんはネーム入れなどの監修程度なのだろう。また彼のお父さんのMike Mosesさんもオレゴンのマイザーの工房でロッドビルダーのひとりとして働いているのだそうだ。おそらく最近のマイザーロッドの特徴としては、薄いカラーリングを両グリップの圧縮コルクの間に飾りとして入れていることだろう。おそらくこのアクセントはMosesさん親子がオレゴンの工房で働くようになってから始まったのではないかなと僕は予想しているのだけれど。

先週末にマイザーさんからロッドの発送に関するメールがあり、オーダーしていた14' 6/7wt MKX "Jock Scott"が金曜日までには間に合いそうもないけれど、何とか今週末には届きそうな気配である。オーダーしたコスメがイメージ通りに仕上がっているかは、ロッドソックスを開けてみるまでのお楽しみなのだけれど、フロントグリップの細さなど細部へのオーダーが新しいロッドにしっかりと反映されているかは、実のところかなり不安だったりする次第(笑)。
とにかくクラシカルなコスメの新しいMKXのフィールドデビューは、どうやら来週末以降に持ち越しとなりそう。




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by slowfishing-yun | 2017-08-03 22:07 | Custom Spey Rods | Comments(0)
2017年 06月 07日

<Episode #328> R.B. Meiser Warranty

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4月の別寒辺牛川で久しぶりにアングラーとしてあまり耳にしたくはないあの嫌な音を聞いた。
音だけならまだしも同時に両手に伝わってきたあの衝撃は、僕の脳の記憶回路の中にしっかりとまだ留まっているような気がする。
10%近くの軽量化が施されたMKSの後継モデルであるMKXシリーズがオレゴンの工房からリリースされて、その新しいMKXのブランクを使ったロッドを手にした僕にとっては2回目の釣行だった。
新しいロッドのキャストフィールを存分に楽しもうという、特にそれほど気持ちが前のめりな釣行でもなかったのだが・・・。
順調な滑り出しだった。軽快さとトルクフルなパワーを感じつつ1時間ぐらいが経過した頃、シュートしたと同時に何かがブランクにぶつかったような嫌な衝撃が伝わり、イメージしたよりもラインはまったく飛ばなかった。気を取り直してもう一度シュートをすると、今度は先ほどよりもさらに強い衝撃が伝わり、こんな僕にでもロッドに重大な問題が生じたぐらいのことは容易に想像できたと思う。

4ピースロッドのバットセクションのフェルール直下でロッドが折れていた。
MKSではこの部分を一度も折ったことはなかったからちょっとショックが隠せない。
MKSからMKXとなってブランクの軽量化が災いしているのだろうか?などと様々なことに思いを巡らせてしまう。

とにかくマイザーさんに折れた部分の写真を撮ってメールで送り、郵便局からEMSでオレゴンの工房へとロッドを里帰りさせた。



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先週末、折れたロッドが修理を終えてオレゴンの工房から発送されてきた。
そもそも僕が修理に出したロッドは1本だったけれど、送られてきた荷物の中にはほぼ同じコスメのロッドが2本・・・。
つまり新たに14フィート、7/8番、MKXの"Copenhagen Green"を組み上げたのが1本、さらに僕が送ったバットセクションの先端が折れたロッドのピースを若干短くして再利用し、全体を13フィートぐらいのロッドに組み直した1本ということ。
これで僕が修理に出したオリジナルのロッドも改良を加えることによってもう一度使えるということになる次第。
マイザーさんはメールで、"Copenhagen Green"というコスメにはちょっとしたカルマを感じるからと書いていたから・・・。

さらに修理をお願いした際に、フロントとリアグリップのコーティングを厚いものにしてほしいと注文したけれど、こちらもしっかりと厚くアクリルコーティングが施されていた。
13フィートのスペックは12フィート6インチの"Solar Eclipse"とオーバーラップするけれど、まずはラインのマッチングからかな。

今のところSaracione Mk.V 4" Standard All Blackとの相性も良いようで、しばらくはこのロッドとリールの組み合わせが僕の北の本流でのメインになると思っている。


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by slowfishing-yun | 2017-06-07 19:45 | Custom Spey Rods | Comments(0)
2017年 04月 09日

<Episode #320> Black handle grip

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ギュッとシェイプされたBurnt corkにクリアーのアクリル塗料が染み込むと、あらに異様な雰囲気を放つ黒いグリップになるようだ。
おまけにそんなロッドが3本も揃うと、尚のこと異彩な雰囲気を放つようになるのかもしれない。

ちょうど今回のロッドが工房で組まれている時、マイザーさんの知り合いの日本人の方が工房に遊びに来られてロッドを見るなり、
色合いと形がまるで毒蛇のハブみたいだと言ったのがどうやらネーミングの始まりのようで、
オレゴンの工房ではこのようなBurnt corkを使ったグリップの事を、「Black HABU」とか「HABU viper(毒蛇)」と呼んでいるのだそうだ。


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前回オーダーした"Black Doctor"の時からフロントグリップもリアグリップと同様にアクリル・コーティングしてもらうようにしている。
でも今回の2本のロッドはこれまでのとはコーティング材が変更になったのか、コーティングが薄く光沢も控え気味。
おまけに少し滑りやすく、ネトっと手にまとわりつくような感じが若干乏しいような・・・。
僕としては"Black Doctor"の方がコーティングは厚いのだけれど意外と滑りにくいから、やっぱりこれまでと同じの艶々している方が好きかな。


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最近はBobさんではなく工房で働いているNicさんがロッドを組むことが多いのだろうか。
確かにNicさんの攻撃的でチャレンジ精神に溢れたコスメの仕様は、何度見ても本当に刺激的だと思う。
でもやはりそこには僕がイメージするマイザーロッドをマイザーロッドたらしめているものがちょっと足りないような。
それはやっぱりグリップのシェイプに他ならない。
ちなみにBobさんがシェイプしたロッドのフロントグリップの一番細いところで径が17~19mm。
Nicさんが組んだロッドのフロントグリップの一番細いところで径が21~22mmだから、この違いは視覚的にも結構大きかったりする。
何しろ僕が初めてマイザーロッドを手にした時、そのフロントグリップ先端のコルクが極限までギュッと絞られた細さにとても驚いたぐらいだから。


Burnt corkをアクリルコーティングしたものとコーティングしていないリアグリップ、それにBurl corkをアクリルコーティングしたリアグリップ。
これだけでもすでに3種類になるのだけれど、アクセントの組み合わせを考えたらどれだけのバリエーションが出来るのだろうかと思う。

僕としては最近Burl corkがちょっと気になっている。
ごま塩をまぶしたような粗い粒のラバライズドコルクはどうもあまり個人的に好きにはなれないけれど、
ギュッと圧縮したようなバールコルクはその模様が一様ではないのと、アクリルコーティングしたものはちょっとウッドぽく見えて好きかな。


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by slowfishing-yun | 2017-04-09 21:28 | Custom Spey Rods | Comments(2)
2017年 04月 05日

<Episode #319> R.B.Meiser S2H13668CX-4 "Black Habu"

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MKXと同時に新しいブランクを使った2017年からのMeiserの新シリーズCXというロッドがリリースされるようだ。
BobさんからオーダーしたMKXと同時に、今回はサンプルとして北海道の本流で使えそうなスペックのCXシリーズの1本が送られてきた。
ちなみロッドのスペックドは、長さが13フィート6インチ、ライン指定は6~8番。
グレインウィンドウは475grから775grとなっていた。
MKXがこれまでのMKSの後継モデルだとしたら、CXの方はこれまでのHighlander-Classicの後継モデルとなるのだそうだ。


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事前のやり取りでは、サンプルロッドなのでコスメはスタンダード仕様で送るからと伝えられていたけれど、
ロッドソックスから取り出してみるとBurnt corkを使ったグリップだけでなく、コスメもスタンダード仕様よりも控えめだけれど少し豪華になり、
さらにフェザーインレイもシンプルなジャングルコックのみというものではなかった。
最近は派手なコスメを目にすることが多かったから、僕にとってはちょっと新鮮でもあったかな。

ロッドを継いで手にしてみると、やはりMKXと同様に若干の軽さを感じる。
参考までに今回届いたロッドの重量を測ってみた。

R.B.Meiser 13フィート6インチ、6/7/8番、CX     271g

ちなみに、
C.F.Burkheimer 14フィート1インチ、7番     242g
R.B.Meiser 14フィート、6/7番、MKS(Water God)     380g
R.B.Meiser 14フィート、6/7番、MKS(Trouty Orange)     370g

R.B.Meiser 14フィート、7/8番、MKX(Copenhagen Wintergreen)     326g
R.B.Meiser 14フィート、7/8番、MKS(Fire God)     356g
R.B.Meiser 14フィート、7/8番、MKS(Autumn、NZ製ブランク使用)     360g

MKSはバットからグッと曲がるけれど、CXはバットよりも少し上のミドル部分からグッと曲がってくれるロッドのようだ。
ちなみに今回のロッドに付属していたスカジット系のカスタムラインは、全長7.3m、重さ552gr。
とりあえずフィールドでは540grと600grのスカジット・コンパクトのどちらがロッドにマッチするかテストしてみようと思っているけれど、
Bobさんとのメールのやりとりでは、何やらこのブランクにかなり惚れ込んでいるようだったので、
そのうちにフルシンクのスカンジ系のラインを通して湖などの止水でもテストしてみたいものだと思っている。

ちなみに今回のようなBurnt corkを使ったコーティングされたハンドルグリップをオレゴンの工房では”Black Habu"と呼んでいるのだそうだ。
もちろん”Habu"は毒蛇のハブのこと。
それについては、また別の機会にでも・・・笑。


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Today's BGM :



by slowfishing-yun | 2017-04-05 18:52 | Custom Spey Rods | Comments(0)