首から両肩、そして両手にかけて何かを持ち上げる時に痛みを伴う違和感を先週あたりから感じ始めていた。
フィールドにいる時も、周囲のちょっとした変化に気が向いている時やフライがスイングしている時はそれ程でもないのだけれど、それでもふとした瞬間にズキンと鋭角的な痛みが走ることがあった。
特に肘を延ばしたままロッドで蛍光イエローの600grスカジットSHやターコイズブルーの540grのスイッチSHをリフトしている時が辛かっただろうか。
スペイキャストにチャレンジし始めた時のスペイ肘のような痛みともまた少し違う痛みのようだ。
きっと加齢によるものなのだろうけれど、歯が痛い時と同じように、何かしらの痛みがると好きな釣りをしていてもなかなか夢中になって楽しめないものだと思う。
Low Waterの天塩川。
いつもの見慣れた光景とは少し違っていて、不思議な違和感を覚えたりする。
水温は14℃前後とレインボーの活性にも一番適した水温に近いのかもしれない。
そんな有り余る期待感をよそに、早朝から何も起こらない時間だけが過ぎていった。
土曜日の午後に訪れたユウスケさんポイントの対岸だった。
流れの速い浅瀬から続く水深のある深瀬でゆっくりとフライをスイングさせる。
スイングの後半に少しだけ誘いを入れてみると、予想に反して引っ手繰るようなテイクが訪れた。
この水温だとレインボーのスピード感もMAXに近いのだろう。
サラシオーネからもの凄いスピードで引き出されていくランニングラインとレインボーの横っ飛びのジャンプの美しさに、僕は思わず息をのんでしまった。
Lサイズの期待に反して、サイズこそMサイズ後半だったけれど、メタリックに輝くとても美しいレインボーだった。
その美しさを言葉に言い換える技量を持ち合わせていないことにもどかしさすら覚えたものだ。
VARIVASの#2番フックに巻いたダブルエッグ・サッキングリーチをフォーセップで外したけれど、少し血が滲んでいたので指でしばらく圧迫止血し、流れに戻るのをしっかりと見届けた。
翌日は林道側で先行者の大きくてフレッシュな足跡を岸際に見た。
くれぐれも用心だけは怠らないようにしないと。
イタドリの葉がゆっくりと山吹色に色付き始めていた。
フィールドはゆっくりと秋へと向かい始めているようだ。
67.81→67.74→67.85
Today's fishing movie :