Rod : R.B.Meiser S2H12667MKS-4 "Black Doctor"
Reel : Saracione Mk.V 3 1/2" All Black
今回はフィールドで2度目ととなるこのタックルの組み合わせ。
写真を撮るとこのアングルが一番タックルの黒さが際立つだろうか。
秋虫の羽音が静かに響き、背の伸びたススキの穂がほんのりと秋の気配を含んだ風に揺れる。
大きな雲がいくつも浮かんでいたけれど、青に染まった秋空はこの上なく高かったように思う。
峠の気温は市内よりも数度も低く、ひんやりとした心地良い空気感がフィールドには漂う。
イタドリの大きな葉には少しずつ黄色味が加わり始めていた。
連休の前半はフィールドのコンディションが落ち着かず、少しだけフライを巻いたりしてのんびりと時間を過ごしていた。
降雨の影響が収まり始めた月曜日にABUさんと尻別川へと足を運ぶことにする。
少々ハプニングもあったけれど、きっとこれもまた楽しい思い出というか笑い話のひとつとなるのだろう。
テレメーターの水位の状況からして、昆布エリアがメンテナンス中だということは予想の範囲だったと思う。
ただ僕の知っている昆布エリアのメンテナンスの時期からは1ヶ月以上も早かったのだけれど。
刈り取り前の黄金色に彩られた稲穂が風に揺られて擦れる音はここまで届きはしないけれど、
メンテナンス時期特有の早瀬をステップダウンしながら、やがて続く深瀬そしてプールへとフライをスイングさせていく。
第1セクションが終わるまでに、スイングするコーンヘッド仕様の"interaction"に2度ほど可愛いサイズのレインボーが顔を出してくれた。
秋の始まりを感じさせてくれる瀬音はやがてフェードダウンしていき、秋風が河畔の木の枝を揺らす音にフィールドは包まれていく。
この日は前のめりではないのんびりとした釣りを楽しめたと思う。
また気が向いた時にでも尻別川に足を運んでみようと思わせる何かがあったように僕には感じられた。
37.68
9.39
Today's BGM :