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2014年 10月 10日

<Episode #65> slow fishing fly collection

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フライのタイイングへの興味や関心は、本当に尽きないものだと思う。
マテリアルの種類や素材、それに動きだけでなく、色の組み合わせやそのサイズだってそうだ。
ギラギラと派手に目立つものもあれば、地味な色合いでどちらかというと控えめなフライだってある。
でも僕の中では、どんなフライが大きなトラウトの興味を惹けるかが一番の関心のあるところだろうか。

本流でのスペイ・スカジットの釣りを楽しむようになり、国内だけでなく海外のウェブサイトやブログなどのメディアや、
それにちょっと古いアトランティックサーモンやスティールヘッドのパターンブックからたっぷりとインスパイヤーされてきただろうか。
まるで先人の知恵をちょっと拝借といった感じで・・・。

「おっ、これは」というフライの画像なんかを見つけたものなら、それを参考に少々僕なりにアレンジして夜な夜な数本フライを巻いたりする。
そしてまた「おっ、これは良いんじゃない」というフライを見つけては、また数本巻くといった具合に。
そんなフライたちがしばらくの間は僕の薄っぺらいチープなフライケースにドーンと鎮座するのだけれども、
やっぱりフィールドに立つとまず最初にティペットの先に結ぶのは定番の黒系のフライになってしまう。
だからおのずとインスパイヤーされて巻いたフライたちは、どんどんとフライボックスの端っこの方へと移動し、
やがてあまり使われないフライボックスへと押しやられていってしまう。
一時はフライを解体して使えそうなマテリアルだけを取り出そうかとも考えかけたけれど、何となくもったいないような気がして・・・。

だから、そんなイントルーダー、ダーティーフォー、スクイドロ、それにコーンヘッド仕様のチューブフライなどをテムズの委託に出すことにした。
委託に出したフライの数は合計185本。
僕自身もよくこんなに巻いたなぁと思うのだけれど、これだけの数の出番を待つフライが集まった一番の理由は、
おそらくフィールドへと足を運ぶ前に、僕自身がどうしてもモチベーションを高めようと強迫的に数本はフライを巻くからだろうか。
プロタイヤーが巻いたコマーシャルフライのような完成度はないけれど、今回委託に出したフライにベースとして共通しているのは、
「こんなフライでトラウトを釣ってみたい」。
もちろんフライは、コーンヘッドもしくはビーズヘッド仕様。
本当に大きなトラウトが好んでくれるかどうかはトラウトに聞いてみないと分からないけれど、もしもフライに興味がある方は、テムズにて。


Today's BGM :



by slowfishing-yun | 2014-10-10 23:49 | Slow Fishing | Comments(0)


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