2014年 02月 02日

<Episode #7> Red Line Syndrome

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Hardyのソブリンに彫られたモデル名を示すカリグラフィーの文字には、これまでシルバーのラッカー塗料を流し込んでいた。
こちらもリールのささやかなコスメとしては、どこか控えめな雰囲気がして、まんざら悪くはなかったように思う。
でも、bolocyanさんのソブリンに刻まれた文字に、赤い塗料が注がれているのを見て、
僕もソブリンのコスメをシルバーからレッドに変更することにした。


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文字の上に水性のエナメル塗料を盛り付けるように塗り、煙草に火をつける。
ちょうど1本ゆっくりと吸い終える頃合を見計らって、ボディを傷つけないような柔らかいヘラ(僕はプラスチック製のスケールを使用)を使い、
そっと塗料を塗りこむように、余分な塗料を取り去る。
取りきれない塗料は、ラッカー薄め液を染み込ませたティッシュで優しく拭き取り、作業は無事終了。
どうやら、このやり方の方が、塗料をよりしっかりと文字の中に注ぐことが出来るようだ。

ゴールドと赤や黒の組み合わせは、どこか西洋の宗教画のようなテイストのするコスメだけれど、
個人的には嫌いではない色の組み合わせだろうか。

週末は数本のフライを巻き、スカジットコンパクトの先に繋ぐティップのメンテナンスにとりかかった。


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# by slowfishing-yun | 2014-02-02 22:08 | Slow Fishing | Comments(2)
2014年 01月 28日

<Episode #6> Backtail Streamer

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特にこれといって巻きたいフライがあったわけではないけれど、
なんだか無性にフライが巻きたくなって、今年初めてタイイングバイスの前に座ることにした。

コーンヘッド仕様のイントルーダーにチューブフライと、少しは僕のチープなプラスチック製のフライボックスに
何本かはストックしておいた方がきっといいだろうなと思えるフライもないわけでもなかった。

それにテムズのお正月セールで買い揃えたメタリックなフラッシャブーなど、
安価なマテリアルもたっぷりとストックしてあるのだけれども・・・。


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タイイングバイスの前で、何を巻こうかとずいぶんと迷ってしまった。
フックをケースから取り出し、バイスに挟んでしばらく考えては、またバイスから外してケースに戻すという動作を何度か繰り返す。
そして選んだフックは、MARUTOのm30というサーモンフックの#6番。

結局、僕はマラブーなどの柔らかい素材のマテリアルには手が伸びず、マテリアルボックスから取り出したのは、
かなり昔に買い揃えたバックテイルがいくつか入った透明のジプロック。
おそらく10年以上も前の、僕がフライフィッシングを始めた頃に買ったバックテイルもその中には入っていたりして・・・笑。


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バックテイルをメインに使ったフライを巻くのは久しぶりだったから、なんだかとっても新鮮な気分。
メインのバックテイルには、オレンジやチャートリュースといった少し派手なカラーをチョイスして、ミックスしながらブレンドする。
ウイングのトップには、黒のバックテイルを少し長めにトッピング。
マテリアルの量をなるべく少なくして、極力シンプルかつシルエットがスリムになるように心掛けた。

ボディの前半にはUVではないノーマルのポーラーシェニールを数回転。
両サイドにはパールのフラッシャブーを数本ずつアクセントとして取り付ける。
ジャングルコックとヘッドのバーニッシュは、とりあえず今のところは省略かな(笑)。

4本ぐらい休み休み巻いたところで、僕の集中力もジワジワとトーンダウン。
今年の本流シーズンが始まったら、たまにはこんなフライも本流の流れの中でスイングさせてみようかと思っている。


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# by slowfishing-yun | 2014-01-28 22:41 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(0)
2014年 01月 26日

<Episode #5> Non Slip Spike Vis / Simms Guide Boot

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僕が愛用するウェーディングシューズは、かなりくたびれたSIMMS社のガイドブーツ。
かれこれ3シーズンも履き続けているので、両サイドの樹脂製のパーツが切れたり外れたりするなど、
かなり劣化が進んでいて、そろそろ履き続けるには限界寸前。
テムズの店長さんにお願いして、お知り合いの靴屋さんに壊れ始めた樹脂製のパーツの修理・接着を
依頼したのは昨年の11月頃だっただろうか。
数週間で、修理を終えたウェーディングシューズは僕の元へ。

さすが職人さんのお仕事、修理の出来栄えにはすこぶる満足。これであと数シーズンは履き続けられるだろうか。
不思議なもので、ロッドやリールはつい新しいものに目移りしてしまいがちだけれど、ウェアやウェーダーのピンホール、
それにネオプレーンウェーダーやウェーディングシューズの磨り減ったソールは、壊れても何とか自分で修理して
使い続けようとしてしまう。きっと自分でも、どうにか修理出来そうな気がするからだろうか。

そんな訳で、ウェーディングシューズのほとんど残っていないフェルト・ソールと
ピンの磨り減ったスパイクの交換は、オフシーズンのお楽しみ。
週末はフィールドへも足を運ばず、暖かい部屋の中での地道な力作業が続く。


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ブーツの靴紐が切れたので、ディープグリーンに染められた靴紐に交換した。

何とか工夫すれば4足分は取れそうなソール交換用のフェルトをアメリカ屋漁具店で購入。
フェルト・ソールの接着には、セメダイン社のスーパーX(クリア)をたっぷりと。
スタッドには、ホームセンターで買ったモリト株式会社のノンスリップ・スパイクビスを1足に12本。
ちなみに僕がいつも使うのは12mmのスパイクビスだけれど、お値段は6本入りで298円。
ビスの頭が減り過ぎると、今度は工具を使ってもビスが抜き難くなって、スパイクビスの交換にかなり難儀するから、
僕はシーズン中にもう一度ぐらいは交換するようにしている。
お気に入りの本流では、何度もこのスパイクビスに助けられているから、今回もしっかりとマイナスドライバーでねじ込んだ。
ホームセンターでは、冬のシーズンにしかスパイクビスが置かれていないので、要注意(笑)。
僕はたしか夏の時期にホームセンターで滑り止めのスパイクビスはありますかと尋ねて、
店員さんに不思議そうな顔をされたことがあるから・・・笑。

何とか無事にソールのメンテナンスを終えたガイドブーツを僕がフィールドで履くことになるのは、きっと3月頃になるのだろうね。


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# by slowfishing-yun | 2014-01-26 14:47 | Slow Fishing | Comments(6)
2014年 01月 19日

<Episode #4> Gold Colors / Hardy The Sovereign & Tibor The Everglades

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きっと僕にはたっぷりとイメージの刷り込みがあるのだと思うのだけれど、リールの色合いでイメージするのは、
ほんのりと艶のあるブラックにポリッシュ仕上げのシルバーの組み合わせだろうか。
もしもそこにほんの少しでも赤が加わったなら、さらに僕好みになるのかもしれない。
いつかはエナメル塗装を落としたHardy Marquis Salmon No.1のボディも、ちょっとクラシックな
スポーツカーをイメージするようなフェラーリレッドやアルファレッドに塗ってみたいけれど、
それはもう少し暖かい季節になってからチャレンジしてみようかなと思っている。

今回のエピソードのテーマはゴールド。つまりゴールドにそのボディが塗られたリールのお話。
それにしても、このゴールドという色は一番厄介な色で、一番好き嫌いがはっきりする色のように僕は思う。
そういえば、ボディがシルバーに塗られたスポーツカーはよくあるけれど、タイヤホイールならともかく、
ボディがゴールドに塗られたスポーツカーって、なんだかちょっと想像し辛かったりして・・・笑。


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ずいぶんと前には、ちょっと上品な雰囲気が漂うHardyのシャンパンゴールドに塗られた
フェザーウェイトも所有していたけれど、手持ちのシングルハンドロッドのほとんどを手放したのと同時に、
今では僕の元から離れて、あのリールを大切にしてくれる友人の元へと旅立っていってしまった。
そんな訳で、手持ちのゴールド系の色に塗られたリールは、
HardyのThe Sovereign 9/10とTiborのThe Evergladesの2台だけ。
どちらもかなり使い込んでいるからたっぷりと傷だらけだけれど、
今でもしっかりと現役でフィールドでは活躍してくれている。


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少し黄色味の強いゴールドに塗られたリールは、HardyのThe Sovereign 9/10。
ボディ背面に彫られた文字にはシルバーの塗料を流し込み、ブレーキのポジションを示すドットには赤い塗料を
塗るなど僕なりのカスタムが施してある。外見的にもシンプルなデザインで、僕の中でも好きなリールのひとつ。
ブラス製のブレーキノブやリールフットはかなり曇り始めているから、時間がある時にでも、
ゆっくりと磨いてみようと思っている。
でも、このリールの一番信頼しているところは、やはりブレーキシステムだろうか。


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スプールを外すと、何ともメカニカルなブレーキ部分が顔を出してくれる。
分解をしていないので何ともいえないけれど、外見的に組み込まれたボールベアリングは少なくともふたつ。
それに樹脂製のパーツをほとんど使用していないのが、何とも頼もしい限りだろうか。
ブレーキノブにあまり高さがないので、鱒とのやり取りの最中に摘みにくいというのが難といえば難点なのだけれど、
それでもほとんどトラブルもなく、しっかりとブレーキが効いてくれるから、僕としては信頼しているリールのひとつ。
でも、ソルトで使った後は、しっかりとお手入れが必要かな(笑)。


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もうひとつのリールは、ステンレス製のボディが淡いシャンパンゴールドに塗られたTiborのThe Everglades。
たっぷりと使い込んでいるから、リールはボディだけでなく外回りのエッジはもうすっかり傷だらけのガタガタ(笑)。
でも、なぜか愛着があってずっと手放せないでいる。それに機能的に大きなコルク製のブレーキパッドは
しっかりと存在感があって、評判通りブレーキの滑り出しは確かに滑らかそのもの。
リールはソルト対応だから、もっぱらショアからのピンクサーモンやチャムサーモンの釣りに使うことが多いかな。
でも、細いランニングラインを使っていると、時々気付かないうちにランニングラインが
ボディとスプールのすき間を通り抜けていることがあるから、ちょっと厄介なことになることもある。
フィールドではスプールを外すのに、何度も10円硬貨にお世話になっただろうか(笑)。
その点さえ解消出来れば、いかにもソルト対応らしい雰囲気が漂う素敵なリールなんだけれど・・・。


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# by slowfishing-yun | 2014-01-19 16:18 | My Favorite Reels | Comments(4)
2014年 01月 13日

<Episode #3> Used

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断舎利という言葉は、何となくゆとりのようなものまでそぎ落とすような気がして、あまり好きではないけれど、
週末はフィールドにも足を運ばず、タックルの整理をして、リール(Hardy、Peerless)やロッド(Winston、Scott、Meiser)の
いくつかをオークションに出品してみた。
それぞれに僕なりの思い出がたっぷりと詰まっているけれど、出会いがあれば別れがあるものなのかもしれない。
最後に、ゆっくりと時間をかけて丁寧にクリーニングを施した。
もしもまた僕のところに舞い戻ってくるようなら、これもまた何かの縁なのだろうから、また道具として大切にしようと思う。

今日、KINEYAのModel 705が京都にあるキネヤさんの工房に里帰りした。
メンテナンスを終えて戻ってくるのは、おそらく4月ぐらいだろうか。


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# by slowfishing-yun | 2014-01-13 18:49 | Slow Fishing | Comments(0)