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2017年 09月 17日

<Episode #347> Lake Shikotsu

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ここ最近はフィールドへMoriさんとご一緒することや、はたまたフィールドでご一緒することが多いだろうか。
そんな彼が最近すっかりのめり込んでいるというのがドローンを使った空撮のようで、彼が苦労して編集した美しい映像もさることながら、何枚かの写真もLINEで送ってくれて、僕としてはなかなか楽しい時間を過ごせている次第。
それにしても通常は撮ることが出来ないがいつもとは違ったアングルから撮られた写真は、やはりいつ見ても新鮮に感じてしまう。
実は私も以前にトイカメラを使ったフィールドのサイレントムービーを作ったことがあり、ディレクター、エディター、プロデューサーとすべてをこなすMoriさんの苦労がほんの少しは分かるだろうか。




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おそらく僕たちが支笏湖に着いた時間帯は、アングラーの釣欲というか釣熱もすっかりトーンダウンした、まどろんだ時間帯だったのだろう。
ひとり、またひとりとアングラーがロッドを手にポイントから駐車してある車まで戻ってくる姿が視界に入ってくる。
支笏湖で僕らが最初に選んだウグイの幼魚がたくさん泳ぐ美笛川河口のポイントは、アングラーよりも台風前の週末をキャンプ場で過ごす家族連れで賑わっていたかもしれない。
いかにも美笛川の河口らしいパノラマチックなロケーションの中、背後から子供たちの楽しそうな歓声が聞こえてくると僕らはなかなか釣りモードに入ることが出来ず、とうとう車へと戻り軽いランチを済ませてポイントを大きく移動することにした。



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Rod : R.B.Meiser 14' 6/7wt MKX "Jock Scott"
Reel : Hardy MLA 375
Line : SA Atlantic Salmon SH 8/9(520gr) S1/S2
Fly : Conehead wooly bugger black (VARIVAS Streamer Hook #4)

何年かぶりに95kmのポイントに足を運んでみた。
美笛川の河口とロケーションもすっかり変わり、僕の中では最も支笏湖らしいロケーションのひとつではないかと思っている。
背後の木々が風に揺れてカサカサと乾いた音を立て、風向きと湖流とがゆっくりと変化していった。
青空はやがて雲に消され、さざ波立つ湖面に何となくトラウトの気配が感じらえ始める。
何度かフライが届くレンジの外で大きなトラウトの立てる波紋とシルエットを見ることが出来たのが、薄らぎ始めたモチベーションを維持するエネルギーとなったのかもしれない。

一定のリズムでランニングラインをリトリーブする指先に不意に強烈な衝撃が訪れる。
ランニングラインとSHのつなぎ目はロッドのトップガイドからまだ2mほど先にある。
僕のフライがボトムやストラクチャーにタッチすることは一日を通して一度もなかったから、指先に伝わる重量感からすると、もしかしたら悪くないサイズのトラウトだったかもしれない。
まあこれもいつものことだから、想像の範囲を超えないのだけれども…笑。

何年かぶりに支笏湖へと足を運んだかもしれない。
相変わらず支笏湖の鱒釣りは難しいけれど、本流とはまた違った支笏湖ブルーの清々しい透明感がフィールドには漂っていたように僕には感じられた。

P.S.もしかしたら釣りになるかもと朝は尻別川へと足を運んでみたけれど、喜茂別周辺まではほぼクリアーだった水質も昆布エリアとなるとなかなかの厳しいコンディション。とうとう尻別川では一度もロッドは振れなかった。



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Today's fishing movie :



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by slowfishing-yun | 2017-09-17 21:34 | Fishing Reports | Comments(10)
2017年 09月 11日

<Episode #346> 小さな秋の気配

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夏の終わりと小さな秋の気配を感じながら釣りをした週末だった。
これまでにないぐらいに減水した本流が目の前に広がっている。
そういえばススキの穂が先週よりも数cm伸び、イタドリの葉が少し黄色く色づき始めていただろうか。
秋虫の音色も先週よりも一段と賑やかになっている気がしたりもした。
そして通り雨のような雨が過ぎ去ると、フィールドに吹く風にいっそう小さな秋を僕は感じるのだった。




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F.I.S.Tと15フィートのT-14の組み合わせにコーンヘッド仕様のチューブフライ"Interaction"、そんなボトムを意識したヘビーなタックルだとレインボーはさっぱり相手にしてくれなかったけれど、フローティングのスカジットコンパクトとタイプ3のティップの組み合わせに#6番のマーチブラウンのウェットフライに変えてみると、サイズはともかく表層付近でレインボー達がスイングするフラに興味を示してくれて、僕は思わずロッドを手にしながらもドキリとしてしまう。




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二日目の日曜日はMoriさんが最近購入してハマっているというドローンで上空から釣りをしている動画を撮影してくれた。
ドローンが飛んでいるので少々気は散るけれど、なるべく気にせずドローンの方を見ないのがコツだろうか(笑)。
それにしてもこれまで見たこともないアングルからの映像で、僕にはとても新鮮だった。
残念ながらドローンが飛んでいなかった時にグッドサイズのレインボーがスイングの後半でリトリーブを加えている僕のフライを見つけてくれたけれど、ランディング前に惜しくもアディオス。なかなかのオスのレインボーだったかな。
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今日のFishing Movie :






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by slowfishing-yun | 2017-09-11 22:18 | Fishing Reports | Comments(10)
2017年 09月 04日

<Episode #345> 秋シーズン

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ロッドを片手に秋虫の音色が響く土手の斜面を登ると、築堤にとめた車の向こうに秋の始まりのようなオレンジ色に染まった夕焼けが広がっていた。
フィールドを吹き抜けていく風には、何やら秋らしい涼しさすら感じられる。
夕日が沈んで辺りがすっかり暗くなり始めたら、きっとシャツの上にユニクロのフーディでも着る必要がありそうだ。
この週末は、台風の影響で釣りに出かけるのは難しいかなと思っていたけれど、予想に反して何とか北のフィールドに立つことが出来たのは本当に幸運だった。
楽しかった今日という一日のように、どうか明日も素敵な一日となりますように…笑。



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早朝のフィールドには白いガス状の霧が掛かっていて、とにかく幻想的な雰囲気を醸し出していたのが印象的だった。
まるで流れの描くストリームが、霧の奥へとゆっくりと静かに消えていくかのように…。
そんな霧の向こうから思わずドキリとするようなサーモンサイズのレインボーの跳躍音がする訳ではないけれど、そんな音がいつ響いてきてもおかしくはないような早朝の中州に続く深瀬のポイントだっただろうか。

2ヶ所目に訪れたポイントは産卵床の瀬に続く深瀬のポイント。
バックスペースがあまり取れないので、ここではオレゴンの工房でリメイクしてもらった13フィート、7/8番、MKXを使うことにする。
540grのフローティングのスカジットスイッチの先に15フィートのT-14を繋ぎ、ティペットの先には数日前に巻いたばかりのConehead tube fly "Interaction 2017" black&orangeを結んだ。
10m程ステップダウンしたあたりだっただろうか。
スイングのほぼ終わりかけでフライの動きが一瞬止まる。
水面下の岩盤にフライが根掛りでもしたのかと思ったけれど、次の瞬間静寂さが猛烈なヘッドシェイクへと変貌した。

予想したほど下流には疾走しなかったけれど、なかなかパワフルかつトルクフルなLサイズ後半のオスのレインボー。
でも僕にとってとにかく印象的だったのはレインボーの大きな頭もそうだけれど、それ以上に不自然な形で「く」の字に曲がったレインボーの背中の方だった。
奇形という言葉は好きな言葉ではないけれど、おそらく生まれながらにして何かしらの障がいがあったのだと思われる。
ここまで大きくなったこのレインボーのタフさにも驚いたけれど、このレインボーがここまで大きくなれた天塩川もすごいなあと思ったのだった。



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対岸から初めてポイントにアプローチしてみる。
いつもとは違う風景を目にしながらキャスト&スイングを楽しんだけれど、残念ながら小さなアタリが2度ほど。

イブニング前には早朝のポイントで3キャスト目にLLサイズにアディオスされてしまう。

日曜日は前日のmasaさんのLLポイントでキャスト&スイングしててみたけれど、すでにLLサイズはお留守にされているようで出合えずじまい…笑。

そして日曜日に僕が訪れた最後のポイントで最後のキャスト&スイングを終え、リールにラインを仕舞い込み岩盤の岸際を歩いていると、ふと砂地に見慣れた鹿やキツネの足跡ではない横並びの鋭い爪の跡が残されているような気がした。
さらに進むと、今度は岸際の砂地にヒグマの足跡がしっかりと残されている。
ここは天塩川の美深エリアの中でも超メジャーポイントのひとつ。
おまけに6月29日に流れたTVの美深町でのヒグマ関連のニュース映像でも映っていた場所。
正午も過ぎた時間帯だったのですっかり油断してしまい熊スプレーは車の中に置きっぱなし。
かなり緊張しながらいつも以上に鈴と笛を鳴らしつつ何とか何事もなく車まで戻って来れたけれど、やっぱり油断大敵ということだろうか。
僕にとってはとてもいい教訓になったと思う。
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P.S.月曜日の朝に美深町役場に連絡する。まだ若いヒグマで右岸と左岸を行ったり来たりしているとのこと。これからのシーズン、天塩川へと足を運ばれる方は是非気をつけて下さい。



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Today's BGM :



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by slowfishing-yun | 2017-09-04 23:40 | Fishing Reports | Comments(8)