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2017年 03月 20日

<Episode #315> タイミング

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100均のピルケースを使ったチープなプラスチック製のフライボックスに、新しく巻いたフライを何本か強引に収納した。
もしかしたら雪代も混じり始めているかもしれないから、カラーにはチャートリュースだけでなく黒もいくつか選ぶことにする。
晴れの日が続いていたから、おそらく道東へと続く早朝のハイウェイはどこまでもドライ・コンディションに違いない。
アクセルを無理に踏み込まなくても、何とか朝の7時までには十勝川のフィールドに着けるといいのだが。


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早朝は乾燥しきった冷たい風とともにフィールドに溶け込むように佇んでいた。
川の奏で続ける音色以外は不思議と僕の耳には届かない。
ロッドのガイドが凍りつき、ネオプレーンウェーダーのブーツの中の僕の足は水の冷たさで次第に感覚を失い始める。
十勝川の透明度はおおよそ30~40cmといったところだろうか。

フィールドの選択にはずいぶんと迷ったと思う。
結局は帯広の友人からの素敵な情報を頼りに春の連休を道東で過ごすことにしていた。


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行動を共にした友人二人には、十勝川でそれぞれバイトが1度ずつあったようだけれど、
僕が期待を込めてスイングさせるフライには、なぜかストラクチャーとのコンタクトしか訪れない。
本流の濁り具合からすると、やはり訪れるタイミングが少し遅かったのかもしれないと僕は思う。

予想通り時間と共に山からの吹きおろしの風が強まり始める。
道東の青空は僕が顔を向けた視線の遙か向こうまでずっと続いていた。
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Today's BGM(1) :




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翌日は十勝川をあとにし、天馬街道を越えて静内川へと移動する。
途中で日高幌別川の様子も見たけれど、残念ながら雪代流入が遅れているようで、水位がかなり低かった。
それにしても静内川へと足を運ぶのは何年振りだろうか。
おそらく僕がまだスペイを始めた頃の冬の時期に何度か足を運んだぐらいだから、かれこれ10年以上は経っているのかも。
いやいやその後も確かABUさんと夏の時期に一度だけ足を運んだことがあったような・・・。

相変わらず春の日差しを浴びて川面がキラキラと輝く美しい流れだった。
お気に入りのフライを流れに馴染ませてスイングさせる。
これでゴツンと生命感を伴ったアタリでもあれば気分も違う方へと変わるのだけれど、
今回は2日間を通して一度も生命感を感じることはなかっただろうか。
まあ、こんな春の連休もあるということで・・・。
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Today's BGM(2) :


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by slowfishing-yun | 2017-03-20 18:40 | Fishing Reports | Comments(2)
2017年 03月 12日

<Episode #314> 早春のフィールド / 後志利別川

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もしかしたら夜のうちに少し雪が降っていたのかもしれない。
春らしい紫外線がたっぷりと含まれた朝の日差しが柔らかくフィールドを包み込むけれれど、上流には雪雲がまだ居座っているようだ。
川面を吹き抜けていく風はまだまだ冷たく、気温は放射冷却も加わって氷点下のまま。
透明感の際立った川面は日差しを浴びてキラキラと輝いているけれど、ウェーディングしたブーツの中の僕のつま先は、
本流の鋭角的な冷たさというか水温の低さで、あっという間にジンジンと感覚が麻痺しそうになるぐらいにしびれ始める。
そんな2017年の最初に選んだフィールドは、恒例の道東の十勝川ではなく道南の後志利別川だった。


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ロッドはMeiserの13フィート、5/6番、MKSにリールはFarlexの3 3/4"のコンビネーション。
ラインは480grのスカジット・コンパクトに15フィートの各シンクレートのティップの組み合わせ。
ティペットの先には鮭稚魚をイメージしたチューブフライやビーズヘッド仕様のオリーブのウーリーなどなど。

それにしても僕らが当初予想していたよりも本流の水位が低くて、さらに流速も緩いことに苦労する。
過去の経験からいくつかめぼしいポイントを巡ってみたけれど、やはりこのコンディションでは予想通りのノーバイト。
僕自身もここまで水位が低いコンディションの後志利別川に足を運んだのは初めてだろうか。

そういえば例年なら雪の隙間や土手の土から少しは顔を出している新緑のフキノトウを僕は一度も目にすることはなかったし、
岸際を泳ぐ鮭稚魚の姿を見たのもたった2度だけだったことを考えると、やはり訪れる時期が少し早過ぎたかなと思う。
鮭稚魚にボイルするアメマスの刺激的な光景を目にすることが出来るのは、そろらくもう少し先かもしれない。

それでもオフシーズンに手に入れて初めてフィールドで使ってみるPatagoniaのStormfront Hip PackのCusco Orangeは、
とにかくフィールドでも際立って目立つ派手なオレンジ色だったので、僕としてはちょっとお気に入り。
でもやっぱり思ったよりもかさばるので、本格的な出番はウェーディングジャケットを着込まなくなってからのシーズンかな。
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Today's BGM :


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by slowfishing-yun | 2017-03-12 19:30 | Fishing Reports | Comments(2)
2017年 03月 05日

<Episode #313> Fascination 2017とMeiser MKX

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オフシーズンの2月に、とうとう僕も新しいロッドをオーダーすることにした。

Spey Pagesなどのウェイブサイトでマイザーからいよいよ新しいブランクがリリースされるという情報は少しだけ届いてはいたけれど、
MKSの新しいブランクとしてMKX、それにHighlander Classicの新しいブランクとしてCXという名称になることと、
ロッドの軽量化ならびにキャスト時のロッドのリカバリーが若干速くかつよりパワフルという情報以外はほとんど皆無だっただろうか。

今回はカスタム仕様で14フィート、7/8番、MKXをオーダーしてみた。
プライスはこれまでのMKSのオーダー時よりも100USDほどアップ。
カスタムのイメージは"Winter Green"とかなりアバウトに伝えたから、届いた時のサプライズが今からちょっと楽しみかな。

ブランクのアクションに関してはメールでBobさんが自画自賛気味だったので、実際にロッドが届いたら冷静にレビューしてみようと思う。

ちなみに今回初めてマイザーロッドの代金を国際郵便為替ではなくPayPalで支払ってみたけれど、
新しく届いたインボイスでは4%のPayPalの手数料分まで上乗せされてしまっていたから、
やっぱり手間と時間はかかるけれど国際郵便為替でオーダーするのが一番安く済ますことが出来るのかもしれない。


最近はタイイングの方も相変わらずコツコツとだけれど続けている。
やっと"Interaction 2017"、"Snaelda 2017"に続き、"Fascination 2017"を巻き始めた。


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Conehead tube fly "Snaelda 2017" variant damaged banana remix


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Conehead tube fly "Fascination 2017" variant White and red tail


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Conehead tube fly "Fascination 2017" variant Smoky tan & Lt. olive
カラーにマラブーを3〜4回転ハックリングしているけれど、
インナーにはPolar Reflector Flash Olive Brownと
UV Polar Chenille Rusty Copper UVをそれぞれ2回転ずつハックリング。
この組み合わせはとってもお気に入り。あとはアクセントとしてピンテールかな。


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Conehead tube fly "Fascination 2017" variant Black and orange tail
これまで巻いてきたよりも少しスリムにタイイング。


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Conehead tube fly "Fascination 2017" variant Pink and purple(Wild Raspberry hard dub mix)


Today's BGM :


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by slowfishing-yun | 2017-03-05 21:56 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(2)