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2016年 07月 30日

<Episode #216> RearthのWading Jacketと‎flypatternphotochallenge‬

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もっぱら夏用にと愛用していたPatagoniaのブルーのディープウェーディングジャケットがかなりくたびれてきたので、
とうとう新しいウェーディングジャケット新調することにした。
選択肢の条件としては、ツートンカラーがどうも好きになれないので、シンプルな単色カラーでというもの。
もちろんプライスも重要な選択肢の一つ。

いろいろと迷った挙句、最終的に僕が選んだのはRearthのウェーディングジャケット。
カラーはオリーブだけれど、どちらかというと明るいグリーンに近いだろうか。
なかなか落ち着いた色というか雰囲気で僕なりに気に入っている。
本当はオレンジやイエロー、それにライトブルーといったちょっとオシャレな雰囲気の色のバリエーションもあったら良かったのだけれども・・・。

ほとんど満足はしているのだけれども、唯一気になった点は、袖口の半分がネオプレーン製ということだろうか。
もしかしたら長く使っていると、この部分から劣化して使用時のウィークポイントになるかもしれないと思う。
とりあえず、僕の使用頻度からすると3年持てくれれば良いなと思っている。


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数日前のことだけれど、FBに‎海外の方からflypatternphotochallenge‬というものに参加しないかという投稿があった。
どうやら一日1本のフライを5日間、計5本のフライをFBで紹介するという企画らしい。
以前ブログで流行ったフライバトンというものの5日間バージョンのようなものなのかもしれない。
せっかくのお誘いだから僕も参加することにする。
それにそろそろ秋シーズン用のフライも巻き足さないといけないと思っていたところだったから・・・笑。

今回の企画で紹介するフライの5本のすべてを"Interaction"のバリエーションで紹介することにする。
まずはオリーブ&チャートリュースから。
この配色はあまりこれまで試したことはなかったけれど、チャートリュースが少しアクセントになってるのかもしれない。
ちなみにチャートリュースには、100円ショップのエンジェルフェザーとヘアラインのラージクリスタルハックルを使用している。


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2本目はブラック、パープル&オレンジ。
ブラックとパープルの組み合わせは控えめな配色だけれども、流れの中でのアピール度は結構高いのではと思っている。
アクセントとしては釣具量販店で購入した安価なパープルのフラッシャブーを両サイドに数本ずつ。
さらにヘッドのカラーにはシルバーフェザントフェザーのホットオレンジをハックリング。

残りのフライはあと3本。
それに関しては次回にでも紹介しようと思っている。


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by slowfishing-yun | 2016-07-30 14:50 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(6)
2016年 07月 25日

<Episode #215> 3度のJump / 十勝川

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ロッドはR.B.Meiser S2H14067MKS-4 "Water God"。
リールはSaracione Mk.V 3 3/4" All Black。
ラインはSkagit Compact Inter 540grに、ティップは自作の15フィートのT-11の組み合わせ。
ティペットは2.5号のフロロカーボンを1.5mほど。
フライはVARIVASの4番のストリーマーフックに巻いたコーンヘッド仕様の黒の"Interaction"。
システム全般としては、僕なりに中層よりも深い層を意識したラインシステム。
さらに深い層を意識した時は、シンクレートの高いフルシンクのスカンジSHを使うかもしれない。


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ベルト付近までと流れの強さを考慮しながら少し深くウェーディングし、対岸めがけてクロス気味にペリーポークからキャストする。
ティペットまでがしっかりとターンオーバーし、ポチャンとボリュームのあるフライが対岸から張り出した河畔林の枝をかすめて着水する。
スカジットラインが流芯の流れに乗って下流へと膨らみ始め、それに引かれて少し沈んだフライが泳ぎ始めると、
予想に反してラインよりも上流の対岸側で水面が激しく炸裂し、それに続いて大きなレインボーが1度目のジャンプをした。
この時点で指でホールドしたランニングラインには何の違和感も感じてはいない。
するとレインボーは下流へと猛スピードで走り出したようで、一瞬のタイムラグを置いてランニングラインにズシッと鈍重な衝撃が走る。
それと同時にブレーキを絞り込んだサラシオーネから凄まじい逆回転音と共にランニングラインが引き出されていった。
レインボーはいつの間にか十勝川の速い流れを横切り、僕からかなり下流で一瞬の間をおいてもう一度大きくジャンプ。
何とかフライがレインボーの顎からポロリと外れなかったのは、ランニングラインのテンションからも察することが出来た。


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テンションを保ちながらリールにラインを巻き、ゆっくりとレインボーとの距離を縮める。
この時点でひとつの大きなミス。
今回はカッコウをつけて折りたたみ式のフォールディングネットではなく、くたびれたインスタネットを用意していたことに気付く。
念のためケースからインスタネットは取り出し、ロッドティップにT-11のティップが入ったところまでは確認する。

レインボーとの距離は縮まったけれど、経験的にこのレインボーにまだ余力が残されていることは充分分かっていた。
ランディングのタイミングはまだ先。このレインボーはまだまだ走る。
そう思った次の瞬間、目の前で推定Lサイズ後半の本流レインボーがスローモーションのように大きくジャンプする。
そしてフッとすべてのテンションがロッドとラインから失われていった。
やっぱり予想通りのアディオス。さながらここは、名前の通りアミーゴポイントなのである。
それにしてもコンディションのよいメタリックな本流レインボーだったからちょっと残念。


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週末はフィールドの選択に大いに迷っただろうか。
金曜日の深夜、出発間近になってやっと水温が安定していそうな十勝川へと車を走らせることにする。
十勝川で過ごした2日間、空はずっと淡いグレー色の曇り空に覆われ続けていた。
この時期としては気温も低めで、なかなか過ごしやすかったと思う。

中流域だけでなく、山間部の上流域にも足を運んだ。
ヒゲナガの姿も少し見られライズもあるけれど、好調な友人とは逆に、僕が流すフライには何一つ衝撃が訪れることはなかった。
上流域に通ってこんなことは初めてだけれども、何が良くなかったのかと本当に悩んでしまう。

それでも中流域のアミーゴポイントで、何とか僕がスイングさせるBlack&Orangeのコーンヘッド仕様の”Interaction"を、
Mサイズ半ばのレインボーが見つけてくれたのでホッとする。

IZUMIさんお手製のフレンチトースト、生クリームとブルーベリージャム添え。
これにメープルシロップをたっぷりと掛けると、とっても美味しかった。

苦い思い出と甘い思い出、今回の十勝川はそんな思い出が見事にミックスされていたように思う。
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by slowfishing-yun | 2016-07-25 22:26 | Fishing Reports | Comments(8)
2016年 07月 20日

<Episode #214> タックル欲と熟考

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現在愛用しているロッド、それにリールで特に足を運ぶフィールドで困るという点はひとつもないと正直思っている。
でも、アングラーというものは欲が尽きない生き物のようで、
あのポイントでもしもあの長さや番手のロッドを使ったらとか、
もしもあのロッドを使うならきっとバランス的にあのリールがピッタリだなどと、
まあまあ夢想に近いタックル欲というものは、もちろん僕に限ってのことなのかもしれないけれど、
どうやらいつまでたっても尽きることないようだ


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これまでフィールドでは、もっぱら14フィートの長さのロッドが僕にとってのメインロッドだったけれど、
春先にBobから送られてきた12フィート6インチという長さのロッドをフィールドで度々使うようになって、
その長さの恩恵というか扱いやすさにすっかり魅了されてしまったかもしれない。
ロッドの全長が短くなったので、それはもちろんのことなのだが、とにかく14フィートと比べて軽いのである。
もともとMeiserのロッドはバーキーなどの他のロッドと比べても少し重めに仕上がっているのだけれど、
全長が短くなりロッドが軽くなったこともあってか、とにかくキャストがすこぶる軽快で、
さらにスカジット・スイッチという短めのラインともすこぶる相性が良いように僕は感じるのである。

Bobから送られてきたロッドは7/8番のMKSというスペックだったけれど、
こうなると僕としては、バックスペースのないあのポイントで使えるんじゃないかと、
思わず同じ長さの6/7番のMKSというスペックのロッドが欲しくなってしまう。
もちろんそんなスペックのロッドはMeiserのHP上のカタログにはないんだけれど、
Bobにオーダーしたら、もしかしたら作ってくれるんじゃないかと淡い期待を抱いてしまう。

そんな事を夢想していると、やはり続きはカスタムの仕様に関してだろうか。
リールシートはウッドインサートではなくブラックアルミのダウンロック仕様。
グリップのアッセンブリーは上下ともお気に入りのBurnt Cork仕様。
ロッドの製作はNicではなくBobにお願いして、グリップのシェイプはギュッとカーブを描いた極力細めに。
最後のイメージはフェザーインレイかな。
これがなかなかイメージが仕上がらなくって、
今のところは、ブラック、オレンジ、イエロー、そして少しホワイトを入れてもらったBlack Doctor仕様。
大まかにイメージを伝えたら、あとはBobのセンスにお任せとするのが良さそうだ。


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そうなると、ロッドの次に関心が向くのは、ロッドに合わせるリールだろうか。
今一番気になっているのは、Saracione Mk.V 3 1/2" All Black仕様。
クリック式のFarlexと比べるとやはり少しは重くはなるけれど、ロッドの長さとのバランスは悪くはないと思う。
それにSaracione Mk.Vのラチェットサウンドは、僕のお気に入りのひとつだから。

Saracione以外に僕としてはFarlexも気になるところ。
以前はHardyのPerfectやBougle、それにMarquis SalmonやSt.Johnのラチェットサウンドが好きだったけれど、
今ではSaracioneやFarlexの音色の方がより派手で僕としては好みだろうか。
FarlexもTimに相談してカスタム仕様でリールを作ってもらえたら嬉しいなと。
フレームはシルバーかシャンパンゴールド、サイドプレートはグリーン、リールフットとカウンターバランスはブラス、
そしてハンドルは飴色のウッドと、そんなパーツを組み合わせたカスタム仕様で作ってもらえないかとつい夢想してしまう。
きっと音色と共にオシャレなリールになるんじゃないかとね。

そんなタックル欲と夢想はいつまでも尽きることはないけれど、取り敢えずは周りのタックルの整理と熟考からかな(笑)。


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by slowfishing-yun | 2016-07-20 22:32 | Slow Fishing | Comments(8)
2016年 07月 18日

<Episode #213> イメージ

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水面からせり出した岩盤から始まる早瀬と、まるで裾野が広がるようにそこからゆっくりと続く水深のあるプール。
初めて訪れるポイントだったけれど、何かの夢でイメージしたような理想的なポイントだった。
ロッドはマイザーの14フィート、7/8番のMKS。
リールはサラシオーネ・Mark・Vの4"。
ラインはスカジットコンパクト・インター(600gr)に15フィート、Type3の組み合わせ。
リールからラインを引き出したあと、カチカチカチと数段階ディスクブレーキのノブを絞り込んだ。

ティペットの先のフライにはウエットフライは結ばす、お気に入りのコーンヘッド仕様のInteraction(black&orange)を結ぶことにする。


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先行していたMoriさんにグッドサイズの本流レインボーが微笑む。
容赦なく照りつける眩しい日曜日の日差しを感じながら、次は僕のロッドに訪れる衝撃をイメージしながらゆっくりとステップダウン。
クロス気味にラインをキャストし、着水後大きく上流側へとラインをメンディング。
フライをしっかりと流れに馴染ませて、ゆっくりとフライが流れをスイングするのをイメージする。
グゥンとランニングラインに伝わる衝撃はスイング中に何の前触れもなく不意に訪れた。


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レインボーは水面から2度ほどイメージ通りに華麗にジャンプした。
サイズこそMサイズだったけれど、夏の日差しを浴びてギラギラとメタリックに輝く眩しいレインボーだった。
しかし何よりも僕が嬉しかったのは、そのレインボーとの出合い方だったと思う。
ある瞬間を境にして、レインボーと繋がったのが明確に分かったことだろうか。
グゥーンではなく、いきなりズゥン。
いわゆる、フライをテイク後のちょっとしたタイムラグがないのである。
こういう出合い方の経験があまりないので、とにかく日曜日は気分のいい一日になったかな。


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ほとんどの友人たちは十勝川へと足を運ぶという週末。
正直僕も足を運ぶフィールドの選択に少し迷ったけれど、やはりもう一度天塩川へと足を運ぶことにした。
土曜日は数本だけ巻いたエルクヘアウエットで小さなレインボー達だったけれど、イメージ通りの楽しい釣りをさせてもらった。
夜のキャンプ場はカヌー下りのイベントに参加する方たちで大賑わいだったけれど、Moriさんのセッティングしてくれた焼肉で楽しく過ごせたかな。
それにしても今シーズンのヌカカには、本当に困ったものだ。
これじゃあ、仕事に差し支えるかもね。
                                                   67.95→67.91→67.99

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by slowfishing-yun | 2016-07-18 18:32 | Fishing Reports | Comments(17)
2016年 07月 14日

<Episode #212> Elk Hair Wet

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Moriさんのオリジナルを参考に、僕もエルクヘアウエットを巻いてみることにする。
今回使ったエルクヘアは、僕がフライフィッシングを始めた20年ぐらい前に購入した年代もの。
それにボディハックルに使っているグリズリーだって、同じく20年ぐらい前にショップで購入したものだから、
おのずと、どちらも今ではすっかり僕の中では使いきれなかったビンテージ物だったりする。
けれども使用しているフックだけは本流で使うから新しいもので、SAWADAのBlack Spey #6番とVARIVASのDeep Wide Wetの#4番。
どちらも僕の中では本流で使う定番のフックだったりする。


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ボディハックルは基本的にフライを沈めて使うことを想定しているから、ウーリーバーガーを巻く要領で密にハックリング。
エルクヘアもそれほど多くの量は切り出して載せないことにした。
最後にギニアなどのハックルをパラリとハックリング。
フライを水に濡らしてみるを、なかなか妖しい雰囲気をかもし出してくれる。

スカジットSHにインターのティップの組み合わせがフライをスイングさせる際の基本的なラインシステム。
いかにも底石の影に大きいレインボーがステイしていそうな本流の早瀬でフライをスイングさせていると突然大きな水飛沫。
そんなことをイメージしながら、このフライのバリエーションとして、ブラック&オレンジの組み合わせでも巻いてみた。


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by slowfishing-yun | 2016-07-14 22:08 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(2)
2016年 07月 11日

<Episode #211> リズムとパターン / 天塩川

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土曜日は午後から天気が崩れる予報だったけれど、車のカーゴルームに車中泊セット一式を積み、今週末も天塩川へと足を運ぶことにした。
例年の僕の釣行パターンだと、そろそろ十勝川へと足を運ぶところだけれど、今シーズンは中流域の水位がまた落ち着かないようだ。
水温の上昇が気になるところではあるけれど、なるべく水温が低そうな、これまであまり足を運ばなかったポイントに足を運ぶことにする。
これもいつもとはちょっと違う僕の行動パターン。
でも、今回のテーマはリペアから戻ってきたSaracione Mk.V 4"のいかにも心地良さそうなスクリーミングサウンド響かせることだったりする。
もちろんこれに関しては、あわよくばという期待をこめてではあるが・・・笑。


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どうやらそんな期待感が強すぎると、なぜかしらフィールドにおける僕のリズムが少しずつ乱れていくものなのかもしれない。
次のキャスト&スイングでこそ、指先でホールドしたランニングラインをグゥンと引き込むような強烈なテイクをと期待したけれど、
僕のクラシック・マイザーを曲げていくのはレギュラーサイズのレインボーに薄っすらとピンク色をした海からの遡上魚たち。
何となくかみ合わないフィールドとのリズムの中、いつもとはちょっと違うパターンで土曜日という一日が過ぎていく。


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土曜日は110-kenさんとSHUさん、それに日曜日はMoriさんと、
週末は僕のすぐ上流や下流でロッドを振っていたそれぞれの友人たちに素敵なレインボーとの出合いが巡ってくる。
110-kenさんにいたっては自己記録更新の体高のあるLLサイズの本流レインボーだったようだし、
SHUさんはLLサイズに3回もジャンプされてアディオスしてしまうところを、しっかりと上流からスローモーションのように見せてもらった。
日曜日のMoriさんにもLサイズにジャンプと共にフックを外されてアディオスしていまい、ガックリと肩を落とすところまで・・・笑。
そんな嬉しそうだったり、笑いながらも残念がっている友人たちの姿を見ていると、
僕とこの週末の本流とのリズムが何ともかみ合っていないことをさらに実感する。


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深夜の雨で、やはり日曜日の本流はサンドベージュカラーに染まっていた。
テレメーターの濁度計は14前後を示す。
なんとか釣りになりそうなポイントを探してロッド振ることにした。
早瀬をステップダウンしながら釣り下っていると、コツコツと小気味の良いバイトが続く。
小さなウエットフライに興味を示したのは何ともかわいいレインボー達。
大きなレインボーには出合えなかったけれど、日曜日のお昼前になってやっと僕らしいフィールドでのリズムに戻れたような気がした。
                                                         68.01→68.24
                                                       102.54→102.75
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by slowfishing-yun | 2016-07-11 22:21 | Fishing Reports | Comments(18)
2016年 07月 04日

<Episode #210> 早朝の衝撃 / 天塩川

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ランニングラインに伝わる強烈な衝撃が不意に訪れたのは、確か3回目のキャスト&スイングの途中だったと思う。
それほど期待はしていなかったけれど、SAWADAのBlack Spey 6番のフックに巻いたCDCセッジが早瀬をスイングしている最中にそれは起こった。

1ヶ所目のポイントに車はまだ止まってはいなかったけれど、何となく気分でそのポイントをスルーすることにした。
小さな駐車スペースに車を止め、鳥達のさえずりに包まれながら逸る気持ちを抑えつつ、タックルの準備をする。
そして、熊よけの鈴を必要以上に何度も鳴らし、朝靄の匂いがまだ強く残った2ヶ所目のポイントの瀬頭に立ち、
僕はお気に入りのMeiserのSolar EclipseにセットしたFarlexからラインを引き出した。


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スカジット・スイッチの先にはType3のティップを繋ぎ、さらにその先に9フィートの-01Xのテーパーリーダーを繋ぐ。
瀬頭まで続く河畔林を通り抜けている最中にヒゲナガの姿はほとんど見かけなかったけれど、取り敢えず様子見を兼ねてCDCセッジを結ぶ。
早瀬の中をスイングするフライのスイングスピードは、僕がイメージするよりも少し速かったかもしれない。
瀬頭に立ち、少しずつステップダウンをしながらの3キャスト&スイングの途中だった。
まるで川底から突き出た大石にでもフライが引っ掛かったように、スイングするフライが何の前触れもなく強い衝撃と共に止まる。
そしてブレーキのレギュレーターをギリギリまで絞ったFarlexから、けたたましいスクリーミングサウンドと共にランニングラインが引き出されていった。


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僕が逆回転するリールのハンドルの写真を撮れるぐらいだから、リールからラインが引き出されていくのは1度だけではなかったのだろう。
何度かヘッドあたりまでラインを巻きとっても、また凄いスピードでオレンジビームのようにロッドティップの先からラインニングラインが引き出されていく。
思わず心臓のあたりがギュッと押さえつけられるようなスリリングな緊張感がしばらく続く。
かなり焦っていたせいか、肩から掛けたHardyのBagがら折りたたみ式のフォールディングネットを取り出すのにてこずったけれど、
なんとか無事にセルフランディング。


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まだこの日の釣りを始めたばかりだというのに、安堵感と嬉しさ、それに虚脱感とがごっちゃになってやってきた。
Lサイズ半ばのオスの本流レインボー。
折りたたみ式のフォールディングネットの中で、いつの間にか顎から外れたフライが、まるでゴミの塊のように漂っていたのが印象的だった。
途中でアディオスしなくてよかったとホッと胸をなでおろしつつも、よくこんな小さなフライを見つけるものだと感心したりする。


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午後からは予報通り、明日は本流がアマゾン川状態となって釣りそのものが難しいだろうなというような雨が長く降り続いた。
いつくかの思いつくポイントを駆け足で巡り、次に訪れる衝撃を期待したけれど、小振りなレインボーが僕の相手をしてくれただけ。
撥水機能をほとんど失った僕のPatagoniaのディープウェーディングジャケットから初夏の雨がジンワリと染み込んでくるけれど、
このまとわりつくような湿度も僕にとっては初夏の釣りを感じさせてくれるもののひとつ。
そろそろ夏用のレインジャケットも新しいものを考えないと・・・。

それにしても土曜日に最後に足を運んだポイント、andieloopさんがグッドサイズとアディオスしたポイントで、
ゴンゴンという不意の衝撃と共にリーダーの先からフライを引きちぎっていたのは、いったい何だったんだろうか。
やっぱり根掛かりだったということにしておいた方が静かな気持ちになれそうだね(笑)。
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by slowfishing-yun | 2016-07-04 23:07 | Fishing Reports | Comments(18)