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2016年 05月 31日

<Episode #201> Farlex Reels

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Farlex 3 3/4" Tea Kettle S-Handle Direct Drive 2-way check in All Black
リール重量 : 297g

ハンドルフェイスのセンターに施された存在感のある円形のブラスから両サイドに伸びたS-Handle。
それにしても、かなりユニークで個性的なデザインのリールだと僕は思う。
ちなみにこのリールメーカーは、アメリカのワシントン州にあるFarlex Reelsという。


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最初にFarlexのTea Kettle S-Handleのリールを見た時は、
正直に言うと、なんてダサいリールなんだろうというのが僕の最初の感想だった。
もしも僕がこのリールメーカーのリールをオーダーすることがあるとすれば、おそらくHardyのBougléのデザインに少し似た
Tea Kettle Platewindの方だろうなと密かに思っていたぐらいだから(笑)。

それから、北米のスカジット・スペイ関連のメディアでたびたび取り上げられるFarlexのS-Handleのリールの写真を目にするうちに、
僕の中で少しずつ変化が起こり始めたのは、おそらく1年前ぐらいだったと思う。
特にFacebookページでその写真を何度も見ているうちにかなりヒートアップしていったかな。
オリジナルはSiver&Blackだけれど、僕はAll Blackの方になぜか魅力を感じていく。


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今年の1月から自分でもFacebookを始めたこともあり、さらにリールの写真や動画にさらされるうちに、
とうとうゴールデンウィークの終わりにFarlexのオーナーであるTimにオーダーを問い合わせるメールを送ることにした。
音楽活動をしていた当時の古い機材を処分し、Paypalではなく国際郵便為替でリール代金と送料を送金する。
ちなみに国際郵便為替で送金することを選択すると、Paypalの手数料分はリール代金から引いてくれた。

リール製作に必要な期間は2~3週間との知らせがあり、先週末とうとう僕のもとに国内第1号となるFarlexのリールが届けられる。


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ギアやラチェット周りの写真は"Farlex"のHPから。おそらく2×のマルチプライヤーのものと思われる。

リールの何とも奇抜で個性的なデザインも、メディアでその写真をたくさん見た後では、まったく違和感というものは感じなかった。
それよりも印象に残るのは、独特の世界感を持つ美しさだろうか。
サイズは3 3/4"だけれどもピラーの部分を含んでいるので、印象的には3 1/2"のワイドスプールといった感じ。
肝心のクリック音も硬質で、レギュレーターをさらに絞っていくとそのボリュームが増幅されていく。
動画では何度も耳にしているけれど、やはり実際に耳にするとかなり官能的なサウンドだろうか。
フィールドでスクリーミングサウンドを耳にするのが今から楽しみだったりする。

僕が最初にMeiserロッドをguchiさんのHPで見た時に、こんな派手なカスタムロッドのコスメのどこがいいんだろうと、
今とはまったく異なる感想を持ったように、同じようなことを僕は今、Farlexのリールについて思っているのかもしれない。

お気に入りのSaracioneはどちらかというとデザインとしては主流の範疇に含まれるのかもしれないけれど、
一方でFarlexはどちらかというとデザインとしては異端になるのだろうか。
でも、そんなFarlexが僕としては結構お気に入りだったりする次第。
個人的にはAll Black仕様にして良かったと思っている。Milesのようなサウンドを響かせてくれないかとね・・・笑。


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by slowfishing-yun | 2016-05-31 22:12 | My Favorite Reels | Comments(6)
2016年 05月 29日

<Episode #200> 春のオホーツク本流巡りと赤い管付チヌ針

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大雄橋の駐車スペースに車を止めてドアを開けると、いきなり大音量の春ゼミの鳴き声が僕の耳に飛び込んできた。
それは予想以上に大きくて、早朝の清々しいフィールドの空気感もどこかへ吹き飛んでいってしまうぐらいのものだった。
朝日に輝く新緑につつまれて、それでも眩しいオホーツクの日差しが照り続ける。
途中で通り過ぎた浮島峠ではまだほんの少しではあるけれど冬の置き土産のような残雪が残っていたというのに・・・。
セミの鳴き声に混じって、今シーズン初めてフィールドに立つという友人の鼻歌が聞こえてくる。
心地良い気分で迎えた朝、今日はもしかしたら5月末とは思えない暑い一日になりそうな予感がした。


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少し水位の高い渚滑川のC&R区間は、まだ雪代の影響でほんのりとミルクを薄めたような淡いグリーン色に染まっていた。
本流そのものはまだ本来の落ち着いた姿に戻っていないようだったけれど、河畔にはたくさんの生命感で満ちていたと思う。
賑やかなセミシグレを耳にしながらマイザーの13フィート、5/6番、MKSを手にしてゆっくりと釣り下ることにする。
残念ながら越年したと思われるレインボーには出合えなかったけれど、心地良い新緑に包まれながら、
まだ放流されたばかりのスレていないレインボー達に遊んでもらっただろうか。


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渚滑川の春ゼミの鳴き声をあとにして、今度はもうひとつのオホーツクの本流、湧別川へと移動することにする。
湧別川もまだ水位が平水よりも若干高めだけれど、雪代の影響は渚滑川よりも少しだけ影を潜めていただろうか。
湧別川ではロッドのスペックを少しだけ上げて、マイザーの14フィート、6/7番、MKS。
ラインはスカジットコンパクト・インター540grに15フィートのT-14の組み合わせ。


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今年はオフ期間がずいぶんと長かったMoriさんの巻いたコーンヘッド仕様のチューブフライを見せてもらう。
それにしても相変わらず独創的でユニークなフライがぎっしりと並んでいてちょっと新鮮な感じ。
そんな僕は、ティペットの先に少し小さく巻いてみたブラック&オレンジの"Interaction"を結んでみた。
ただいつもと違うのは、お気に入りのハリミツの管付チヌ針ではなく、カツイチの赤い管付チヌ針にしたことぐらい。


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お気に入りのランも雪代の影響で水量が多いせいかいつもよりも流速が速い印象がする。
それでも数キャスト目にはスイング中のフライにほんの数秒ほどのテイクが訪れただろうか。
ロッドを通して感じる長くは続かない躍動感はその後も何度か続くので、何ともいえない緊張感が僕の中で膨らんでいく。
そしてそこからさらに数歩ほどステップダウン。
今度はスイングの途中でグゥンとラインごと強く引き込まれた。
おそらくフライはボトム付近をユラユラと泳いでいたと思うけれど、お相手は一度水面まで浮上して大きな波紋を作り、そしてそこから一気に下流へと疾走。
僕は初めてオールブラック仕様のサラシオーネからスクリーミングサウンドが奏でられるのを聞いた。
そんなスクリーミングサウンドを何度か耳にし、今度は水面下で反転するレッドバンド見た瞬間、さらに緊張感が増す。
サイズこそMサイズ後半だけれど、僕にとっては今シーズン初めて本流で出合うレインボーにちょっと嬉しくなる。
赤いチヌ針をABUさんのフォーセップで外すと、レインボーは雪代の混じった冷たい流れの中にまた戻っていった。
カツイチのキラキラと輝く赤いチヌ針が良かったのかどうか、その真相は今でも分からないけれど、
僕の中で好感度が増したことは確かなようだ。
やがて5月の湧別川に冷たい雨が降り始める。
早朝は初夏を印象付ける青い空だったけれど、いつの間にか空は厚い雨雲で覆われていたのだった。
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by slowfishing-yun | 2016-05-29 23:13 | Fishing Reports | Comments(12)
2016年 05月 22日

<Episode #199> 朱鞠内湖MAX

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僕の場合にいたっては、不思議なもので夜とも朝とも言いがたい早朝にイトウに出合えたことは少ないように思う。
それでもアングラーはもしやと期待を胸に抱いて、朝の4時に出船する船に乗り込もうとするものなのかもしれない。
出船の時間は朝の4時、そして迎えの船は日没前後の19時と計15時間の釣り。
いつからか、この釣りのことが朱鞠内湖MAXと呼ばれるようになっていた。


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早朝の気温は2℃とまだまだ肌寒い。
でも、今日は日中の最高気温が30℃ぐらいまで上がるという予報。
先週の釣りでネオプレーンウェーダーでは暑さに耐えられそうもないようだったので、今回は透湿ウエーダーを履くことにする。
淡いオレンジ色に包まれた早朝は、穏やかな風が湖面を小波立たせていた。
取り敢えず湖面を一通り見渡すけれど、湖の生命感はベールに包まれた下でまだ眠っているように感じられた。


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朱鞠内湖を囲む風景は太陽の角度によってさまざまな表情をアングラーに見せてくれる。
早朝は太陽の日差しを浴びて、遠くの山々のシルエットが鮮やかに映し出される。
夕方近くになると、今度は遠くの山々がグラデーションを伴ったオレンジ色に輝き始め、これもまた幻想的だったりする。

そんな僕にとっては今シーズン3回目の朱鞠内湖だったけれど、手にしたロッドはちょっと気分を変えて"Fire God"にしてみた。
先週よりも水位は1m程上昇しているようで、今回は友人たちと北大島に渡してもらうことにした。


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水温が少しずつ上がり始め、おそらくワカサギの岸寄りもこれから本格化するのだろう。
早朝の風も次第にその存在感を消していき、波ひとつない鏡のような湖面が目の前に広がり始める。
午前中の釣りでは、イトウではなくアベレージサイズの小顔でプロポーションの良いアメマスが僕のお相手だった。

ランチにandieloopシェフお手製のホットサンドを戴く。
チーズ、ハム、ゆで卵、トマトベースのピザソース、それにスライスしたオニオンが挟まれたボリューム満点のランチ。
言葉も要らないぐらいに美味しかった。次回はつけ合せに酸味の効いたピクルスかハラペーニョがあるとさらにgoodかも。
食後のイタリアンローストのコーヒーでお腹を落ち着かせると、やっぱり睡魔がジワジワと襲ってくる。
今回は連れ合いから借りてきたヨガマットが気持ちの良いお昼寝タイムを提供してくれた。


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午後を過ぎると、やがて向かい風が吹き始め湖面に程よい小波が立ち始める。
それほど強い風ではないのだが、ターンオーバーを意識すると飛距離は数mは短くなっていただろうか。
キャスト後に10秒ほどカウントダウンしてアトランティックサーモンSHをゆっくりと沈ませる。
少しロングストロークを意識してリトリーブすること数回。
いきなりグゥンとリトリーブするランニングラインに根掛かりのような衝撃。
そして次のリトリーブでさらに強い負荷を感じ、ロッド全体で根掛かりではないバイブレーションを確認する。


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イトウらしいトルクフルな振幅の幅が広いバイブレーションだった。
今シーズン3度目にしてやっと朱鞠内湖のイトウの躍動感を感じる。
生態には詳しくないけれど、産卵に参加したイトウだったのか、秋に出合うシルバーメタリックとは異なるボディだった。
バーブレスのオリーブゾンカーをフォーセップで外し、ゆっくりと湖に戻っていくのを見届けた。

イトウを見送ると、また静かな時間が湖に戻ってきた。
迎えの船が来るまでに、また出合えるチャンスが巡ってくるといいのだけれどと、微かに期待しながらリールからラインを引き出す。
何しろ今日は朱鞠内湖MAXなのだから。


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by slowfishing-yun | 2016-05-22 22:44 | Fishing Reports | Comments(12)
2016年 05月 15日

<Episode #198> イタリア半島

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車のドアを開けると、まるですぐ耳元にいるかのように鮮明にカッコウの囀りが響いてくる。
薄いガスに覆われた空は、まだその本来の青さには程遠かった。
イタリア半島付け根の駐車スペースにはすでに車が3台。
1週間前の雪はすっかり融けてしまったようで、これは少々厄介なヤブコキになりそうな予感がした。


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ロッドにリールをセットしていると、ピリっと引き締まったような心地良い肌寒さを感じ始める。
急いで冬に買ったユニクロのボアの下地が施されたオレンジ色のジャケットを羽織り、
簡単なランチと飲み物、それにランディングネットを入れたHardyのくたびれたバッグを肩に掛けると、ズシリと肩が重くなった。
挨拶を交わしたルアー釣りの方には早朝に80オーバーのイトウが微笑んだというから、僕らは少し出遅れてしまったかもしれない。


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静寂さに包まれた朱鞠内湖の朝だった。
湖を覆っていた白いガス状の靄が音もなくゆっくりと遠ざかっていくと共に、湖からも波打つような生命感がフェードアウトしていった。
朝日を浴びながらオフホワイトに輝く白樺林を抜けてイタリア半島の先端を目指すことにする。
おそらく歩くこと30分以上、気温も上がり始めたから、きっと運動不足気味のアングラーにはいい運動にはなるだろう。


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ロッドはフロントグリップをBurntコルクにモディファイしてもらったMeiserの14フィート、7/8番、MKS。
リールはシスキューデザインの7/8で、ディープグリーンとシャンパンゴールドの組み合わせがお気に入り。
ラインはアトランティックサーモンSH、9/10(590gr)、S1/S2。
ランニングラインはタックルマックの20lbのリッジランニングライン。
テーパーリーダーは1X、12フィートに、短くなったら2.5号のフロロティペットを少々継ぎ足す。
フライはVARIVASの2番のストリーマーフックに巻いた定番のオリーブゾンカー。


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お昼を過ぎて少し湖面に撫でるような小波が立ち始めると、リトリーブするランニングラインにやっと違和感が訪れてくれた。
お相手は朱鞠内湖のアメマスらしい白さが際立った小振りなアメマス。
結局この日の最後まで、リトリーブする指先に、まるで根掛かりかと思うようなイトウのテイクは訪れることはなかったけれど、
岸際を泳ぐワカサギの群れも少しは見ることが出来たし、まるで北欧のような美しい朱鞠内湖の風景も見れたから、
心地良い疲労感に充たされた一日だっただろうか。でも、またこれから車まで戻る事を考えるとため息しか出ないけれど・・・笑。


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by slowfishing-yun | 2016-05-15 17:38 | Fishing Reports | Comments(10)
2016年 05月 08日

<Episode #197> 春遠い朱鞠内湖

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プラスチック製のフライボックスにオリーブゾンカーをぎっしりと詰め込む。
そして例年より1週間ほど遅く、数日前に湖面が解氷した道北の朱鞠内湖に足を運ぶことにした。
雨のパラつく道央道をひたすら走り、さらにR275を北上する。
車の外気温計は徐々に下がり始め、やがて路面凍結の警告等と共に2℃を示した。
sugiさんとの待ち合わせは、イタリア半島の付け根の小さな駐車スペースだったりする。


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パラパラと存在感の薄い小雨が降る中、何台かの車とsugiさんの車が止まっている。
程よい湿度を伴ったひんやりとした空気感の中、早朝の静寂さに混じって野鳥の囀りが響いてきた。
数日前に届いたというsugiさんの初めてのマイザーを見せてもらう。
婚姻色が出始めたイトウのイメージというコスメは、僕が予想した以上に美しい仕上がりだった。
グリップの形状からして、おそらく工房のNic作のロッドだと思われる。
そして僕は、グリップをリビルドしてもらったロッドに久しぶりにSiskiyouのリールをセットしてみることにした。
ちなみにラインはAtlantic Salmon SH S1/S2。


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期待に反して早朝のイタリア半島の付け根は、まだ氷で閉ざされていただろうか。
少し離れた湖面が出始めた場所でロッドを振るが、ノーリアクションの時間が長く続いた。
沈んだ切り株にフライが引っ掛かると、一瞬過去のイトウとの出合いが思い出されてドキリとする。
そういえば産卵に集まったワカサギの姿は一度も見ることはなかったかな。

この減水した時期だけ歩いて渡れるカラス島というポイントに初めて足を運んでみた。
カラス島は前浜のすぐ横にあるのだけれど、個人的にはロケーションとしてつまらないものだった。
やはり渡船を利用しないのであれば、イタリヤ半島や取水崎の方がその雰囲気が好きだろうか。
湖の北に位置するブトカマベツにはもう何年も足を運んではいない。


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やがて風が強まり始めた。
午後からはsugiさんともう一度イタリア半島、今度はその先端部分まで足を運んでみることにする。
減水時期の朱鞠内湖らしい景色を見ながら、ヌルッと滑りやすい足元に注意しつつ、先端部分を目指した。

それから風がさらに強まり始める中、キャストとリトリーブを繰り返していると、不意にロッドに生命感を伴ったバイブレーションが訪れる。
まだ小さかったけれど、宝石のように眩い湖沼型のサクラマスだった。
解禁前なので、写真を撮りすぐにリリースする。

それにしてもブルーともグリーンともいえない背中の色をした美しいプラチナカラーのサクラマスだった。
このサクラマスにフライフィッシングで出合いたくって、ルアーの釣りからフライフィッシングの釣りに転向したのが思い出された。
そんなサクラマスの背中の色がシスキューのディープグリーンととてもマッチしていたようにも思える。

残念ながら期待していたイトウの気まぐれな回遊とはクロスすることはなかったけれど、
何だかフライフィッシングを始めた初心に立ち戻れたような気分の一日だったかな。


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by slowfishing-yun | 2016-05-08 20:53 | Fishing Reports | Comments(6)
2016年 05月 05日

<Episode #196> GWのもろもろ

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これまでに友人達からフライフィッシングにまつわるさまざまな物を戴いたことがある。
一番多いのはタイイングのマテリアルだけれど、時にはそれ以外のハンドメイドの物を戴くことも。
以前にSHUさんから戴いたウッド製(花梨?)のグリップとネットとをハンドメイドされたインスタネットはとても素晴らしかった。
そして今回紹介するのは数年前にBandoさんから戴いたハンドメイドのフライボックス。
そこにはまるで中世の宗教画のように金箔を施されたカゲロウが描かれている。


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Bandoさんは現代美術のアーチストで指先が器用だから、案外こういうことも得意なのかもしれない。
とうていものぐさな僕には真似出来ないけれど・・・笑。
Bandoさんは遠慮なく使ってと言うけれど、さすがにもったいなくってフィールドへは持ち出せずにいる。
だからもっぱらこのフライボックスには、トラウトとの出合いで思い出に残ったフライを大事に仕舞っているというわけ。
もちろんこんな使い方もあってもいいんじゃないかと思うけれど、今年はこのフライボックスをジプロックに入れて、
フィールドに持ち出してみようかなと思っている次第。
出来れば素敵なサーモンフライでも巻いて、このフライボックスから取り出せたらいいのだけれど・・・笑。


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僕が愛用しているのはチープな折りたたみ式のフォールディングネット。ちなみにネットはAngle社のラバー製のリリースネットに交換済み。
いつもはすっかり色落ちしたオレンジ色のSIMMSのジャケットのDリングから吊り下げているけれど、
これが同じくかなりくたびれた古いHARDYのバックと組み合わせると背中でかさばってしまって・・・笑。
そこで、これからのジャケットが要らないシーズンには、こんな風にネットをバッグにセットしてみようかなと思っている。
既成のSIMMSやPatagoniaのバッグももちろん機能的で素敵だけれど、
15年以上も前に買ってジワジワと良い雰囲気をかもし出し始めたHARDYのバッグがあるのだから・・・。
そんな訳で、これからはたまにしか使わなかったHARDYのバッグの使用頻度が高まりそうな予感。
これでペットボトルの飲み物も携帯できるかな。でも、フィールドでネットが上手く抜けることが必須条件だけれどね(笑)。


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最近は黒のリールがお気に入り。
特にSaracioneのオールブラックのリールを愛用するようになってからというもの、その嗜好性がさらに強まっただろうか。
これまでにHARDYの黒いULTRALITE DISCなども愛用したことがあるけれど、やっぱり僕としてはS-handleのリールが好きかな。
そこでいろいろと悩んだ末に、FarlexのTimにメールを送ることにする。


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先日FarlexのTimから早速こんなものが送られてきた(笑)。
FarlexのS-hnadleのリールは、そのデザインがかなり個性的。
最初にネットで見た時はこのデザインのどこが良いのと思ったけれど、マイザーのロッドを見た時と同じで、
何度も見ているうちにジワジワとその個性的なデザインが魅力的に感じられてくる。
特にオールブラック仕様の3 3/4" Tea Kettle S-Handleがかなり僕の中で強烈に印象に残ったかな。
ツーハンドロッドで使うクリック式のS-handleのリールは初めてだけど、クリックサウンドにもかなりこだわりが感じられる。
まだ最終的なリールのオーダーには至っていないけれど、僕の中ではかなり楽しみなリールだろうか。


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by slowfishing-yun | 2016-05-05 22:42 | Slow Fishing | Comments(6)
2016年 05月 04日

<Episode #195> GWの釣り / 十勝川

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東の空が白々と明るくなり始めた頃、僕の車はスムーズに道東道を走る。
車の中では、久しぶりにJack Johnsonのサーフサウンドが流れていた。
特にこれといった理由がある訳ではないのだが、不思議と彼のサウンドが聴きたくなることがある。
もしかしたら天気予報が語っていたように、今日の気温が初夏を思わせるぐらいにまで上がることが予想されたかもしれない。


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水の色といい、フィールドのコンディションはすこぶる良かったと思う。
遠くを見ると山々の頂には、まだまだたくさんの冬の白い忘れ物が残されていた。
そんな山々から流れてくる本流だから、水温はまだベストよりも低かったのかもしれない。
Patagoniaの赤いジャケットを着たmr.hooさんとフィールドでお会いしたのは初めてかな。


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2日前からタイイングバイスの前に座り、少しずつではあるが数本ずつのフライを巻いておいた。
ヒゲナガが飛び始めるのはまだだけれど、川底のラーバを意識しつつ、黒系の"Interaction"と"E.S.L."をいくつか。
まだ僕がタックルの準備も終わらないうちに、mr.hooさんのロッドが曲がる。
残念ながらアディオスしてしまったようだけれど、フライは8番フックに巻いた小さなウエットフライ。
確かにフィールドでは小さなカディスがハッチしていたから、ちょっとフライの用意を間違えたかなと・・・笑。


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グングンと上がり始めた気温はやがて20度を超える。
まるで初夏のような十勝らしい日差しと水の冷たさとのアンバランスさが不思議と気持ちが良かった。
耳を澄ますと、ヒバリやウグイスの囀りが耳元に届けられる。
これだけの野鳥の囀りを耳にしたのはしばらくぶりで、そんなのどかな時間がとても新鮮に感じられた。


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タックルはMeiserの14フィート、6/7番、MKSとSaracione Mk.V 3 3/4"の組み合わせ。
ラインはSkagit Compact(I) 540grと15フィートのT-14の組み合わせ。
こんなラインシステムでボトム付近を意識しながらフライを送り込んだりスイングさせたいのだけれど、
十勝川の流れは予想以上に速かったりする。

昼食のランチタイムをはさみつつ、いつくかの思いつくポイントを徘徊した。
イメージ通りの、レインボーが反転すると同時にランニングラインに伝わってくる、ひったくるような強烈なテイクを期待したけれど、
それがフィールドで過ごした一日の最後までかなうことはなく、スイング中に2度ほど小さなバイトがあっただけ。

まあそれはそれでよいのである。
GWに流れのあるフィールドでキャスト出来て、フライをスイングさせることが出来たのだから。
さて、小さなウエットフライでも巻き足しておくことにしますか・・・笑。
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by slowfishing-yun | 2016-05-04 17:25 | Fishing Reports | Comments(12)