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2016年 03月 30日

<Episode #190> フライ健忘録 / mr.hooさんからのマテリアルで

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今年の1月からFBというものを再開して、海外や国内の方が発信するフライフィッシング(特にスカジットやスペイ)に関する
膨大でなおかつ面白そうな情報に、ここ最近はどっぷりと翻弄され続けているけれど、
時にはフライやマテリアルを交換したりと、これまたある意味で刺激的だったりする。
今回はmr.hooさんから毛染めで使う染料でゼブラ模様に染めたマラブーを送って戴いたので、いくつか新しいフライを巻いてみた。
今回もどんなフライを巻いたのか忘れないてしまわないように、フライ健忘録として写真を残しておこうと思う。


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余っていたイエローっぽいラビットストリップを乗せ、ピンクのシュリマーフリンジを両サイドに使ったパターン。
写真ではシュリマーフリンジの存在感が少し薄いかな。
でも、水中ではかなりキラめく印象。
もう少しアクセントが欲しいので、イエローのアムファーストをダビングループでハックリングしてみた。
イメージはピーチカラー。


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スードゥーヘアもそうだけれどマラブーの白というのは水に濡れると、存在感が薄まってしまうようだ。
もしかしたらショルダーとしても使うラージクリスタルハックルのカラーも、同系色の淡い色合いの方が良いのかもしれない。
僕としてはまだまだ再考の余地がありそうに思えている。
それでもトラウトは気まぐれだから、こんな暖色系の淡いトーンのフライにも好奇心を示してくれるかも。
そんな淡い期待を抱きながら、今シーズンの本流ではこんなフライもじっくりとスイングさせてみようかなと思っている。


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最後に久しぶりにシプロックに収まった先割れのしたジャングルコックを使ってシンプルなチューブフライを巻いてみた。
本来はファイバーの長いヘロンを使うのだろうけれど、今回は出来るだけファイバーの長いコックフェザントランプ2枚で代用。
オリジナルは海外のFBページで見たスティールヘッド用のチューブフライ。
僕としてはコーンヘッドにアレンジしたけれど、色合いといいかなり気に入っている。
出来ればもういくつか他の配色で巻いておきたいところかな。

mr.hooさん、マテリアルを送っていただきありがとうございました。
そういえばオランダのMaartenから送られてきた素敵な色のフォックステイルのスキンも、そろそろゾンカー用にカットしないと・・・笑。


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Today's BGM : 今回は僕が20代の頃を思い出すIsabelle Antena。


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by slowfishing-yun | 2016-03-30 20:35 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(2)
2016年 03月 27日

<Episode #189> フライ健忘録・・・3

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ゆっくりとした春の訪れと共に、北の大地の本流にもそろそろ本格的な鮭稚魚シーズンがやってくる。
ジプロックに押し込んだ昨年までに巻きためたフライをそのままティペットの先に結んでも何の問題のないのだけれど、
やっぱりちょっとした気分転換に新しいフライを巻きたくなってしまうものだ。
どうやら昨年からの流行カラーはグレーオリーブらしい。
グレーオリーブのフライを使った友人のひとりが鮭稚魚に夢中のアメマスさん達から太鼓判を押されたそうだ。
僕も重い腰を上げて、グレーオリーブや普通のオリーブのマテリアルを使い、チューブフライの鮭稚魚パターンを巻くことにした。


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まずはYO-ZURIのマルチジャバラではなくワームカットを使ったパターンから。
クリアーも使えるアイテムだけれど、今回紹介するのは夜光(グロー)の方を使ったコーンヘッド仕様のチューブフライ。
UVポーラーシェニールのシルバーとラージクリスタルハックルのオリーブを数回ずつハックリング。
さらにパールのパルマーシェニールを2回転ハックリング。
ウイングにグレーオリーブのスードゥーヘアをリバースのテンプルドッグスタイルで載せ、
カラーにはイエローのコックフェザントランプとナチュラルのマラードフランクをパラっとハックリング。
グロー系のマテリアルはあまり使った事がないけれど、どんな反応が出るのかちょっと楽しみだったりする。


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エッグサッキングリーチといえば、どうしてもリーチの部分は黒をイメージしてしまうけれど、
今回はオリーブのラビットストリップを使ってInteractionスタイルで巻いてみた。
エッグ直下のカラーにはイエローのコックフェザントランプ、ナチュラルのマラードフランク、
そしてグリズリーのソフトハックル(オリーブ)をハックリングしている。
ラビットストリップの前方には、UVポーラーシェニールのシルバーとラージクリスタルハックルのオリーブを
それぞれ2回転ずつハックリング。
ピーコックのパルマーシェニールもお忘れなく。


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3つ目のフライはパールのマイラーチューブを使ったパターン。
マイラーチューブの内側、チューブの下面にウエイトをスレッドで巻きつけ、バランスを取るようにしている。
カラーにはイエローのグリズリー・ソフトハックルをハックリング。
パールのパルマーシェニールとシルバーのUVポーラーシェニールをハックリングしておけば良かったと、
タイイング終了後にちょっと後悔(笑)。

鮭稚魚パターンの場合は、どれだけフライを泳がせるかが重要なポイントだろうか。
ラインからフライまでのしっかりとしたターンオーバーもそうだけれど、流速によってはライン操作もポイントとなるような気がする。

最近はたくさんのマテリアルに埋もれて、タイイングツールの場所が分からなくなることがしばしば。
そこでお菓子の入っていたケースの蓋を利用してツールトレイにしているのだけれど、
シザースが滑ってなかなか取り出せないので、100円ショップで滑り止めのシートでも買って使ってみようかと思っている。

次回はmr.hooさんから送ってもらった妖しい色(スティールヘッドが夢中になる色?)に染められたマラブーを使って、
さらに妖しいフライをタイイングしてみようと思っている次第(笑)。


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Today'BGM :


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by slowfishing-yun | 2016-03-27 21:34 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(2)
2016年 03月 21日

<Episode #188> 変わる風景

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それにしても長いトンネルを抜けて十勝から日高に移動しただけで、これほどまでに風景が変わるものなのだろうか。
いくつも点在する広い牧場を気持ち良さそうにサラブレッドが走り、雪ひとつ見当たらない早春の風景が僕らの前に広がる。
頭上には青空が広がり、フリース地のグローブさえいらないような暖かさだった。
河畔林の間の地面からは芽吹き始めた小さなフキノトウがあちこちに柔らかな鮮やかさを伴いながら顔を出している。
雪代の混じったほんのりと青白い流れの本流は、まだ目覚めたばかりのように僕には思えた。


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楽しみにしていた友人たちとの十勝川での釣りだったけれど、数日前からの暖気でいっきに本流の水位は50cmは上がり、
水で薄めたミルク少なめのミルクコーヒーのような色を呈して僕らの前を流れていた。
気温こそは氷点下ではなかったけれど、薄い雲で十勝の空はどこまでも覆われ、道東らしい日差しが失われた分、寒さを感じる。
もしかしたら雪代も混じって水温もさらに下がっていたのかもしれない。
いつもよりもブーツの中の足先が冷たさで、さらにジンジンと痺れているような気がしてならなかったから。


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テレメーターの濁度計はメンテナンス中のようで正確には分からないけれど、経験的には70~80といったところだろうか。
もしかしたらこんな濁りの中でも気のよいアメマスが顔を出してくれるかなと期待したけれど、そうは簡単にはいかず、
柔らかいベールを透かしたような風景の中で過ごせただけでも十勝のもうひとつの顔を見ることが出来て良かったと思う。
やがて小さな春の雨粒が空から落ち始めて、川面にいくつもの波紋を作り出していった。


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日曜日は天馬街道を抜けて日高山脈を越え、十勝から日高の本流へと移動することにした。
雪ひとつない春の風景が僕らの前に広がる。
日高では二つの本流を巡り、最初の本流では水位の減水とあまりにもクリアーな流れに困惑し、
ほんのりと青白い雪代が混ざった二つ目の本流で残りの時間を過ごすことにした。
春らしい暖かさに包まれていると、小さな鮭稚魚が岸際を泳ぐ姿が目に入る。


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工房のニックが組んでくれた"Solar Eclipse"を初めて繋いでみる。
想定外の釣行プランだったので、ラインは取り敢えず手持ちのスカジットコンパクト・インター540grに、
ティップは10フィートのT-14の組み合わせでスタートする。
ロッドは長さが短い分思ったよりも振り抜けがよくってシャープな印象。
これはいろんなフィールドで使えるかなと、僕はちょっと嬉しくなってしまう。

フライはオリーブをメインにした鮭稚魚パターンの"Interaction"。
対岸の際にキャストし、流れに乗って下流へと膨らんだスカジットコンパクトに引かれてフライがスイングし始めると、
グンという柔らかい衝撃と共に春の躍動感がロッドへと伝わってくる。
少し痩せ気味だけれど元気の良いアメマスたちだった。

日高の本流で釣りをするのは僕にとって15年以上ぶりになるだろうか。
どこか懐かしさを感じながら新しいロッドの感触を確かめつつゆっくりとロッドを振った。
ロッドを振りながら、今はない「春別」というツブ昆そばが美味しかった小さなバラック小屋のそば屋のことを思い出していた。
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by slowfishing-yun | 2016-03-21 17:57 | Fishing Reports | Comments(16)
2016年 03月 21日

<Episode #187> デュアル・ラチェット・システム

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これまでにHardyのMarquisやSt.John、それにSt.Aidanなどのクリック式のリールをを愛用してきたけれど、
奏でてくれる心地良いハーモニーのような音色は良いものの、どうしてもブレーキのテンションが緩くて、
フィールドでリールをロッドにセットする度に、この緩さがどうにかならないものかといつも思っていた。

本当はパーフェクトでモディファイするように、もう少し厚みのある鋼でスプリングを作ってもらうのがよりベターなのだろうけれど、
コストを掛けないでやるとしたら、やっぱりこれしかないかなと思い、軽快な音色の多少の歪は我慢、ガマン。

デュアル・ラチェット・システム。

つまり以前にもやっていたラチェットの爪を両方とも立てて効かせるというやり方。
発生するラチェット音が2倍になるから、かなりサウンドはうるさいけれど、多少はテンションの効きが良いようだ。
僕の場合は、さらにスプリングのテンションというかラチェットへのプレスを強めるために、
フライのフックケースから切り出したプラスチックバーを両側に2本ずつ差し込むようにしている。

かなりくたびれた僕のマーキスだけれど、まだまだ活躍してもらわないとね・・・笑。


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by slowfishing-yun | 2016-03-21 16:09 | My Favorite Reels | Comments(2)
2016年 03月 21日

<Episode #186> Amboyna

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Amboyna(花梨)には、不思議な魅力を感じてしまう。
特にこれといった際立つような派手さはないけれど、それは落ち着いた安堵感のようなものなのかもしれない。
おそらく飽きがこないオーソドックスさが無難にこのウッドを選ばせてしまう要因なのだろう。

フィールドで友人たちと集うと、やはり何本かのマイザーロッドが集まってしまう。
フェザーインレイ、スレッド・ラッピング、それにコルクとカスタム仕様のコスメはどれひとつとして同じものはないけれど、
どのロッドもマイザーロッドのいくつかあるシリーズの中でも、なぜかMKSシリーズであるという点と、
リールシートのウッドがどれもアンボイナ(花梨)という点だけは共通していただろうか。

でも、もしもいつか新しいロッドをオーダーすることがあるとしたら、次はシックにブラックのリールシートにしてみようかな。


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日高地方を流れる本流で、12フィート6インチ、7/8番のMKS、"Solar Eclipse"を初めて振ってみた。
540grのスカジットコンパクトに15フィートのT-14というラインシステムでキャストしてみる。
振り抜けの良いアクションで、リカバリースピードも若干速まっただろうか。
いつも愛用している14フィートからロッドの長さが少し短くなった分、軽快さがさらに増したように思う。
印象的に中規模河川ならロッドの長さ的にもちょうど良い感じかも。
こうなると、同じ長さで6/7番ぐらいが欲しくなってしまう。

このロッドに合わせようとオーダー中のエアフロのスカジット・スイッチ540grがテムズに届いたら、
またフィールドでラインのマッチングのテストしてみようと思う。


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by slowfishing-yun | 2016-03-21 15:13 | Custom Spey Rods | Comments(0)
2016年 03月 14日

<Episode #185> フライの交換

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確かあの衝撃は昨年の11月だっただろうか。
天塩川での最後の釣りを終えて、夕食でもと深川の大衆食堂のような中華料理店にMoriさん、Akiranさんと立ち寄ることにする。
僕が使っている携帯電話は、いわゆるガラケーというちょっと古いもので、普段はそれでネットを見ることはないけれど、
食事の前にAkiranさんが画面にタッチしながら見せてくれたFBの写真に、僕はちょっと衝撃を受けてしまった。
写真の多くは海外の方の個人のFBにアップされていたフライやロッド、それにリールの写真だったけれど、
そのほとんどがネット上には流出することがなかったものだと思う。
とにかくどの写真も僕にとっては新鮮だった。

もちろん今でも僕の携帯電話はスマートフォンではないけれど、今年の1月からもう一度FBのアカウントを取得し再開することにした。
とりあえず個人のFBと、アカウントがなくても見ることが出来るFBページというもののふたつから。
特にFBのシェアという機能はなかなか面白くって、公開されている興味のある写真やポスト(記事)をシェアしておくと、
思い出した際にはいつでも自分のFBページで見ることが出来るし、アカウントをもっていない人でも見ることが出来るようだ。

それにしてもFBには面白そうな情報が溢れていると思う。
特に何人かの海外の方のFBやFBページには情報だけでなく写真にもかなり刺激を受けてしまうだろうか。
そんな僕もお気に入りのロッドやリール、それにあまりお見せできるようなものではないフライまでも紹介したりしている。
そんなFBを続けていると時には面白いこともあるようで、2月のある日、オランダでQFLYSHOPというサイトを営むMaartenから、
フライを交換しませんか?というメッセージが届けられる。
そして先週の中ごろ、オランダから小さな小包が自宅に届けられたのだった。
そういえば昨年、このブログでデンマークでFISHMADMANというサイトを営むJesperのフライを紹介したところ、
そんな彼からいくつかのサーフェイスを漂わせるチューブフライが送られてきたという嬉しいサプライズというかプレゼントも。

そしてMaartenからの荷物には、とても綺麗で丁寧に巻かれた7本のフライと3種類のミニオーストリッチ、
それにアークティックフォックスのゾンカーとアークティックフォックスのファー、さらにステッカーが入れられていた。
ちなみに僕が彼に送ったのは、FBでも紹介したあまりお見せしたくないフライ6本と
アメリカ屋漁具店で購入したいつも使っているプラスチックチューブ3種類とチヌ針だったりする。
送られてきた荷物の中身を見て、何となく彼には申し訳ないような・・・笑。


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フライのサイズとしては、普段僕が巻くフライよりも若干サイズが大きかったかもしれない。
それはこれらのフライがアトランティックサーモンやスティールヘッド、それにシートラウトなどをを対象としているからだろうか。
最も印象的だったのは、フロント直下のダビング材で作られたショルダーにとにかくボリュームがあるということ。
指で押さえてみても、その存在感がしっかりと分かるぐらいのボリューム感。
確かにこれぐらいボリュームがあるとフロントのカラー部分に巻かれたマテリアルにフンワリ感が出るはず。
あとはブラック、パープル、ピンクとかなり配色にも意識をされているだろうか。
それにくさび状にテーパーがつけられたラビットストリップもフリーだったので、動きはさらに良いはず。

もうひとつは、最後の写真で紹介するスペイフックに巻かれた3つフライ。
小さなショルダーの前にピーコックのブルーネックがカラーとしてハックリングされたフライはとてもシンプルで、
おそらくサイズダウンすれば本流でもしっかり活躍してくれそう。
もうふたつのマラブーがハックリングされたフライは、ダビング材のショルダーの前にギニアがハックリングされていて、
これはちょっと面白いアイデアだと思えたから、今度巻くフライにはこのアイデアを拝借してみようと思っている。

最後にMaarten、ありがとう。

P.S. MaartenとJesperから送られてきたフライをしばらくの間、テムズに置いておくことにしました。


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by slowfishing-yun | 2016-03-14 23:18 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(2)
2016年 03月 13日

<Episode #184> 早春の静寂さの中で / Tokachi river

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遠く離れた国道を走る長距離トラックのタイヤ音が、すぐ耳元で響いているのではないかと思うぐらいの静寂さ。
お気に入りのロッドを片手に冷たい流れにウェーディングした僕は、十勝川の柔らかな流れの音に包み込まれる。
午後になりゆっくりと気温が上がり始めると、岸際で硬く固まった厚い氷から滴る水滴の音までもが聞こえてきそうだった。
早春のフィールドを吹きぬけていく風は一日を通して穏やかそのもの。
フィールドに佇んでいると、ゆっくりと春が近づいてきているのを感じる。
ランニングラインをリトリーブする度にグローブの指先には十勝川の水で出来たシャーベットが出来上がるけれど、
お昼を過ぎたあたりからは、それも徐々に姿を消していっただろうか。


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今回もスノーシューを履いてずいぶんと長い距離を歩くと、すっかり背中は汗だく状態。
でも、潮位の変化から予測して最初に入った下流域のポイントは、残念ながらノーバイト。
雰囲気はすこぶるよくって大きなアメマスからのコンタクトを期待したのだけれど、アングラーの期待だけが空回り。
それでも新しく巻いたチャートリュース&オレンジの"Interaction"の動きには、すっかり満足。
ゆったりとした流れの中でも、バランスを崩すこともなく、しっかりと泳いでくれていた。


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先週に少しアメマスとのコンタクトがあった少し上流のポイントへと車で移動することにした。
午後になっても晴天の時の十勝川らしい上流からの強い風が吹くこともなく、フィールドは静寂さに包まれたまま。
あまりにも静か過ぎて、遠くから響いてくる他のアングラー達の笑い声すらも煩わしく感じてしまうぐらい。

流れの中をキャスト&スイングを繰り返しながらゆっくりとステップダウンするけれど、
ずいぶんと根掛かりが多いので、ティップを15フィートのT-14からRio社のType6に変えてみる。
そして以前の記憶を頼りにフライをチャートリュース&オレンジからブラック&パープルの”Interaction"に結び換えてみた。

ゆっくりと流れの中をスイングするフライに、アメマスが興味を持ってくれ始める。
マーキスに壮大なシンフォニーを奏でさせてくれる十勝川らしい大きなアメマスには出合えなかったけれど、
早春の静寂さの中でエリック・サティの穏やかな小曲を何曲かは耳にすることが出来ただろうか。

今度の週末は、友人たちとのアメマスキャンプ改め平和園キャンプである。
とっても楽しみなのだが、諸事情でもしかしたら参加は難しいかもしれない。
                                                           1.78→1.73

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by slowfishing-yun | 2016-03-13 15:13 | Fishing Reports | Comments(2)
2016年 03月 09日

<Episode #183> フライ健忘録・・・2

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先日の十勝川でブルーのフラッシャーをサイドに取り付けた"Interaction" のスイミングテストをしてみた。
流れの乗って波動のように揺らめくラビットストリップを見ていると、やっぱりこれって妖しい動きだよね、と思ったりする。
キラキラとサイドで輝くフラッシャーも、きっとアクセントになっているのだろう。
しばらくはこの組み合わせから離れられそうもない予感がする。


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いつもはオレンジ系が多いけれど、今年のシーズンは少し赤系のフライを本流の流れの中でスイングさせてみようと思っている。
濃いめのピンクにパープルのストライプの入ったマラブーがマテリアルのストックの中に残っていた。
ゴールドのUVポーラーシェニール、Fl.FuchsiaとFl.Orangeのラージクリスタルハックル。
ホットオレンジのソフトハックルと赤のグリズリーソフトハックルの組み合わせ。
フロントにはブルーのギニア。


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写真では結構派手に見えるかもしれないけれど、水に濡らすと思ったよりも色のトーンが下がるようだ。
ピンクのメタリックなフラッシャーも両サイドに取り付けたから、きっとそれだけでも目立つはず。
先日も十勝川で巻いたばかりのフライを何本かロストしたから、忘れないようにフライ健忘録に残しておかないと・・・笑。

ところで、ちょっとフロロカーボンのティペットの私的感想。
これまではアメリカ屋漁具店で購入した東亜ストリング社のエクシードというフロロカーボン製のティペットを使っていた。
50m巻きで価格は760円と、まあまあお手頃価格ではある。
昨年の冬の十勝川から友人の勧めもあって、つり具センターで購入したシーガーフロロマイスターというものに替えてみた。
320m巻きで価格は1380円と、小分けにして使用すればかなりお得。
ところが、これがストラクチャーなどに根掛かりしてフライを外そうとすると、とにかく良く切れるのである。
これまでのエクシードはティペットが切れずにフックが伸びてフライを回収できることが多かったけれど、
フロロマイスターに替えてからは、フックが伸びることもなくノットのところで切れてしまうのである。
というわけで、前回の釣行では根掛かりしても一度もフックが伸びてフライを回収することが出来なかっただろうか。
そんな訳で、次回のフィールド釣行からはもう一度エクシードにティペットを戻そうと思っている。
何しろエクシードを使っていた時は、一度もティペットが切れてグッドサイズにアディオスされてしまうという経験がないので・・・笑。

そうそう、先日Moriさんとメールでやり取りしていた時に、
ゾンカー仕様のコーンヘッドチューブフライ"Interaction"にラバーレッグ、それにエッグサッキングリーチを組み合わせて、
合成した名前はインタラレッグエッグ。ちょっと無理があるネーミングかな(笑)。
何となく、とっても本流レインボーに好かれそうな気がするので、冗談抜きに本気で1本巻いてみようかな(笑)。


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by slowfishing-yun | 2016-03-09 21:34 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(4)
2016年 03月 06日

<Episode #182> 2016年最初のフィールド釣行 / 十勝川

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コツ、コツ、コツとスイングするフライに何かが触れる違和感。
それはまるで緊張感を伴いながら、これから始まる出来事のプロローグを僕に予感させる。
ここで、慌てない、焦らない。
やがて、ゆっくりとバイブレーションし始めるロッド。
でも残念ながらそれはオーケストラによる壮大なシンフォニーというものではなく、
エリック・サティのピアノ小曲集のような穏やかなものだったけれど、
不思議なぐらいに心地良いものだったのかもしれない。


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オホーツク海沿岸に流氷が接岸したことや放射冷却の影響もあるのだろうか。
道東道はトマム周辺で車の外気温計は-18℃を示し、フィールドに着いても、まだ-14℃のまま。
風が穏やかなのが救いだけれど、それでもかなり寒い。
2016年最初のフィッシング・スタートは、道東の太陽の日差しが軽い目眩を覚えるぐらい眩しい午前10時。
それでも、上流からは絶え間なく氷が流れてくる。
今年最初のお相手は、純白のように眩しい小振りなアメマスだった。
そんなアメマスの美しい尾びれを見ながら、僕はほんの少しだけ気持ちが軽くなるのを感じる。


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ロッドはグリップのモディファイを終えたばかりのマイザーの14フィート、6/7番、MKS "Water God"。
ラインはスカジット・コンパクト540gr(インター)に15フィートのT-14。
水位がかなり低かったので、もしかしたらもう少し軽めのティップやフローティングのスカジット・コンパクトでも良かったかな。
リールをなるべく水に濡らさないように細心の注意は払っていたけれど、
それでも少しサイズアップしたアメマスがチャートリュース系の"Interaction"を見つけてくれた時には、
不覚にもスプールがガチガチに凍り付いていたので、ちょっと慌ててしまっただろうか。
ハンドルシャフトが折れなくて良かった(笑)。

それにしても久しぶりに見る道東の太陽が眩しかった。
時折り静寂さの中から渡り鳥の羽音と鳴き声が響いてくる。
やがてお昼前には上流から流れてくる氷の姿も減っていった。

久しぶりにロッドを振り、軽快な躍動感を感じた後の不思議なぐらいに心地良い疲労感。
十勝川らしい大きなアメマスには出合えなかったけれど、僕にとってはちょうど良いウォーミングアップになっただろうか。
フィールドで過ごす時間は、やはり僕にとってかけがえのない時間なのかもしれない。
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by slowfishing-yun | 2016-03-06 17:55 | Fishing Reports | Comments(6)
2016年 03月 03日

<Episode #181> フライ健忘録・・・1

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僕としてはなかなかの出来栄えだと思えるフライも、時には根掛かりでロストしてしまうことがある。
もちろんそれは、大きな本流レインボーにアディオスされてしまった時よりもショックは確かに少ないけれど、
やっぱりどこかちょっと僕にとっては、せっかく苦労して巻いたのにとショックだったりしてしまう。
ティペットに結ぶ前に、手のひらの上でコロコロと転げてポロっと水の中に落ちてしまった時などは、さらにショックだろうか。
また同じようなフライを巻きさえすればよいと思うのだけれど、最近はどうもそのフライのイメージをすぐに忘れてしまうようだ。
そこで、今回は最近巻いたお気に入りのフライを忘れないようにと、ひとまず画像で残しておこうと思った次第。

上のフライは、Conehead tube fly "Interaction" variant / 鮭稚魚バージョン

グレーオリーブのラビットストリップがメイン。
ファイバーが長めのイエローのコックフェザントランプ、
オリーブ&ブラックのゼブラバラブー、
ナチュラルのマラードフランクをカラーにハックリングしている。

インナーには、シルバーのUVポーラーシェニールを1回転、
オリーブのラーククリスタルハックルを2回転、
チャートリュースのゴールデンフェザントティペット、
そしてピーコックのパルマーシェニールを2回転ハックリング。

下のフライは、FBでも紹介した、Conehead tube fly "Interaction" variant / ブラック&チャートリュース。

思い返してみると、イエローをこれだけ入れたフライは僕にとって初めてかな。
チャートリュース&ブラックのゼブラマラブー、
イエローのシルバーフェザントボディフェザーをダビングループでツイストしてハックリングしている。
僕にとってはこれまでにない配色で、ちょっと新鮮だった。

出来ればロストしたくないところなのだけれど、こればかりは沈める釣りをしていると仕方がないのかもね。


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by slowfishing-yun | 2016-03-03 21:56 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(0)