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2015年 06月 30日

<Episode #123> 新旧交代 / SIMMS G3 GUIDE BOOT

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長年愛用してきた僕のウェーディングシューズもとうとう限界が来てしまったようだ。
そこで、いろいろと現行各社のウェーディングの長所短所をさまざまな角度から検討した結果、
購入予定だったSIMMSのGUIDE BOOTを、偶然ショップ内で旧価格据え置きで並んでみるのを見つけ思わずニンマリとし、
もちろんテムズで数年分貯めておいたテムズ・ポイントも使いつつ、おかげで予定よりもかなり少ない出費で購入することが出来た。
今回のSIMMS G3 GUIDE BOOTは僕にとって3代目のGUIDE BOOTになる。
2代目のGUIDE BOOTはヤフオクでかなりのお値打ち価格(当時の落札価格は13000円)で購入し、5シーズン半は履いただろうか。
フェルトソールは2度ほど自分で張替え、劣化した樹脂性パーツの部分が経年によりところどころが裂けてしまったので、
テムズの店長にお願いして靴屋さんで応急処置をしてもらったり、自分でもスーパーXを使って修理をした愛着のあるシューズだった。
ノンスリップ・スパイクピンをフェルト底に打つようになってからは、フェルトソールの減りもかなり少なくなったけれど、
樹脂製パーツの劣化の対処には、修理をするにはどうしても限界があったようだ。
残念だけれども、取り敢えずもう少しは履けそうなので、予備のシューズとしてストックしておこうと思っている。
さっそく購入したG3 GUIDE BOOTに左右それぞれ12個のノンスリップ・スパイクビスを打ち込む。


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2代目までのGUIDE BOOTのサイズはUS-9だったけれど、今回のG3 GUIDE BOOTはあえてUS-10と1サイズ大きなサイズを購入した。
実はこれには大きな理由がある。
ストッキングタイプのウエーダーを履いていると、どうしてもシューズの中でネオプレーン製のソックスが靴底と擦れて水漏れの原因となる。
そこでMoriさんのアイデアを拝借して、PRONO(プロノ)でLLサイズのネオプレーン製の薄手のソックスを購入し、
ウエーダーのネオプレーン製のソックスの上にさらにネオプレーン製のソックスを重ね履きすることにする。
もちろん、そうなるとソックスそのものが厚くなるので、これまでのUS-9のサイズだと足が窮屈なので、1サイズ大きなものを購入したという訳。
Moriさんの話によると、これを履き始めてからというもの、ソックスからの水漏れは一度も経験していないとのこと。
でも薄手のネオプレーン製のオーバーソックスは、シューズ内で靴底と擦れて1シーズンで穴が開いてしまうそうだ。
ちなみにPRONO(プロノ)でのネオプレーン製のオーバーソックスの購入価格は、消費税を合わせて1000円前後だったかな。

先日の十勝川で新しいG3 GUIDE BOOTにオーバーソックスを履いて足を通してみたけれど、フィット感は申し分なかった。
これでウェーダーのソックスの水漏れをそれほど気にせず、釣りの方にしばらくは集中出来そうな気がしている。

追記:本流での釣りの場合、時々ポイントに着くのにどうしてもハードな藪コキを強いられることがある。
    そして藪コキがよりハードになるにつれ、ウエーダーへのダメージが気になってしまう。
    やはりウエーダーを長持ちさせたりピンホールが開いたりしないために、
    ウエーダーゲーターやロングスパッツを履いた方がいいのだけれど、なかなか良いものが見つからなくってね・・・笑。


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Today's BGM :




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by slowfishing-yun | 2015-06-30 22:54 | Slow Fishing | Comments(8)
2015年 06月 28日

<Episode #122> 十勝川のレインボー

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十勝川の上流域の水位は、僕が予想していたよりも少し高かったかもしれない。
インターミディエイトのティップの先に少し長めにとった2.5号のフロロカーボンのティペットを繋ぎ、その先にCDCセッジを結ぶ。
対岸めがけてクロスにキャストしたラインが流れに乗って下流へと膨らみ始めると、CDCセッジも水面直下でスイングを始める。
やがて指先でホールドしたランニングラインにガツンとひったくるような強い衝撃が訪れると、届いたばかりのお気に入りのリールから、
まるでクリック式のリールのような激しくて心地の良い、とても官能的なサウンドと共に、凄い勢いでランニングラインが引き出されていった。
それにしてもこのSaracioneのスクリーミングサウンド、これまで僕が耳にしたことのあるリールの逆回転音の中で一番ノイジーで派手だろうか。
HardyのMarquis Salmon No.1やNo.2のラチェットの爪を2個とも立てて効くようにした時に響く歪んだサウンドよりも大きい音のような気がする。


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それにしても小顔に似合わず、不釣合いなぐらいにとても体高があって硬い筋肉質なボディの本流レインボー達なのである。
きっと自然の豊かさだと思うのだけれど、いったいどこからこのパワーが育まれるのだろうか、とさえ思えてしまう。
もうすぐ7月だというのに8℃という気温の低さで冷たくなった指先でフォーセップを握り、
顎からフックを外すと、レインボーの姿は冷たい流れの中へとあっという間に吸い込まれていく。
今年も何とか無事に十勝川上流域のスプリンターに出合うことが出来て、僕はホッとする。
十勝川の上流域、そこにはまだ早朝にしか味わうことが出来ない青白い光に包まれた静寂さがあった。


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時折り霧雨のような小雨が降る曇り空の十勝川、上流域から中流域へと移動し、若干気温が上がったような気がするけれど、
一日を通してインナーに着込んだユニクロのフリース地のジャケットが手放せないぐらいに寒かった。
ところで、川原に横たわりうたた寝をしていると、何かの拍子にフッと深い眠りから目が覚めてしまうことはよくあるけれど、
セットした目覚まし時計のアラームのように、意識の遠くから響いてくるどこか聞き覚えのある音色で目が覚めたのは初めてかもしれない。
その音色はmasa1st1956さんのマイザーMKSにセットされたサラシオーネから響くスクリーミングサウンド。
それは早朝の上流域で僕が耳にした音色とほとんど同じだったから、不思議とまったく違和感がなかった。
確かに僕のリールとmasa1st1956さんのリールとではシリアル番号が少しだけ違うだけだから、違和感を感じないのにも納得がいく。


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今にも霧雨が小雨に変わっていきそうな薄曇の空の下、複雑に蛇行を繰り返す緑鮮やかな十勝川の中流域をのんびりと彷徨った。
スカジットコンパクト・インターにType6のティップの組み合わせで、対岸の際めがけてフライをキャストする。
相変わらずトルクの強い流れだけれど、先週末に訪れた時よりもウェーディングするアングラーには、ほんの少しだけ優しかっただろうか。
それでも速い流れに逆らいながら長時間ウェーディングを続けていると、両足がヨタヨタになるぐらい疲労が蓄積してしまうようだ。
なるほど、こんな流れの速い中で育つトラウトは強いはずである。


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3枚の写真は、andieloopさんから。

ストリーマーフックに巻いたコーンヘッド仕様のインタラクション(ブラック&オレンジ)が、
木の枝が張り出した対岸近くに着水した瞬間、強い力で一気にひったくられる。
白いバッキングラインが少し出たところでレインボーの疾走は止まり、ディスクブレーキを効かせたリールにラインを巻き込む。
次の疾走に備えて僕の中で緊張感がジワジワと高まる。
予想通り次の疾走でリールからラインが引き出されると、ガバガバっと大きな波紋と共にフックアウト。
僕にいたっては思わず苦笑いだけれど、やっぱり楽しかったかな。

アミーゴが続いてばかりの僕だけれど、タイミングを見ながら、また近いうちに友人達と十勝川に足を運んでみようと思っている。
きっと十勝の澄み切った初夏の青空には、心地良いBossa Novaがお似合いだと思うのだが・・・。
                                                             60.02

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Today's BGM : ABUさんに紹介してもらったClara Moreno、このBossa Novaテイストも悪くはないね。






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by slowfishing-yun | 2015-06-28 16:30 | Fishing Reports | Comments(10)
2015年 06月 24日

<Episode #121> SARACIONE Mark V Salmon Reel 3-3/4"

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先日届いたリールは、僕好みのクラシカルなデザインだけでなく、やや大きめのラチェットサウンド、それにディスクブレーキの効きといい、
すべてにおいて僕のフライフィッシング(特にスペイ&スカジット)のリールに対する要望を満たしてくれるパーフェクトなリールだと思う。
4"のサラシオーネ Mark V サーモン・リールを手にして以来、すっかりそのデザインと機能の美しさに魅了されてしまった僕は、
身の周りのいくつかの道具を整理して、3-3/4"のサラシオーネ Mark V サーモン・リールをとうとうオーダーしてしまったのは6月の初め。


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国際郵便為替をEMSで郵送し、サラシオーネの工房に郵便が配達されたのを追跡確認すると、
翌朝にはJoeの奥さんからリールを発送しましたとのメールが届いたから、きっとリールはすでに工房にストックされていたのだろう。
届いたばかりのリールを箱から取り出し、まずは"S"ハンドルを1回転。
そしてブレーキノブを180度回して、今度は"S"ハンドルを反対回りに1回転。
その時点で僕は今回のかなり無理をした選択が間違いではなかったことを確信する。


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SARACIONE Mark V Salmon Reel 3-3/4" :

リール外径 : 95mm
リール幅 : 58mm(ハンドル、ブレーキノブを除く)
スプール内幅 : 30mm
リール重量 : 414g(Skagit・Compact・540grなどのライン収納時)

ちなみにSARACIONE Mark IV Salmon Reel 3-3/4"の場合は、
リール重量 : 475g(Skagit・Compact・540grなどのライン収納時)
つまり先にオーダーした4"と同様に、今回のリールにも同サイズのMark IVと比べて、かなりの軽量化が施されているようだ。


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今回のリールは先にオーダーした4"の時とは異なり、ディスクブレーキも最初からしっかりと効くようだ。
ただ4"の時とデザイン的に大きく異なるのは、ブレーキノブの下部にある2つのビスが省かれていること。
リールを分解出来ないので正確には分からないが、おそらくラチェット関係のビスだと思われる。
きっと内部デザインに何かしらの変更が施されたのだと思われるが、それもあってか、今回のリールのラチェットサウンドはさらに僕好み。
これまでspey pagesの書き込みを読んでいて、"S"ハンドルのリールで最もラチェットサウンドがアングラーを魅了するのは、
OlsonのG&Pのリールだと思っていたけれど、もしかしたら今回のリールのラチェットサウンドが、
これまで僕が所有してきたリールの中で一番僕好みなのかもしれない。
音色を言葉で表現するのはなかなか難しいことだけれど、あえて言うならHardyのSt.Johnのラチェットサウンドを、
さらに大きなボリュームで激しく官能的にしたサウンドとでもいうところだろうか。
リールの構造上、それはごく当たり前なことなのだけれど、Mark IVのラチェットサウンドとはまったく異なる音色だったりする。

とにかくリールとしての機能には申し分なく、僕にとっては高価で有り余る美しさを兼ね備えたリールだけれど、
手にした以上、フィールドでは躊躇なくガンガン使っていこうと思っている。
なぜなら、きっとその方がこのリールが持つ本来の美しさというか、素敵なスクリーミングサウンドを奏でてくれるような気がするから。


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by slowfishing-yun | 2015-06-24 22:22 | My Favorite Reels | Comments(0)
2015年 06月 22日

<Episode #120> ショクシツ

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土曜日の初夏らしい日差しの下、十勝川のトルクがある力強い速い流れにスカジットラインをキャストした。
上流へのラインのメンディングを何度か繰り返し、出来るだけフライのスイングスピードを遅くする。
それでもやはりスイングスピードは僕のイメージよりも速くて、しばらくするとロッドティップからランニングライン、続いてスカジットラインと、
速い流れに膝下までウェーディングする僕の下流へと向かって少し歪で不規則なラインを描くことになる。
次のキャストこそはと思うのだけれど、やはり次のキャストでも何事もなくフライは僕の下流へと到達する。
それでも十勝川ではたった一度だけ思わず身体がビクッと反応してしまいそうな不意の衝撃があっただろうか。


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52年間生きてきて、初めてショクシツというものを受けた。
それも東の本流からオホーツクの本流へと移動することを決め、たまたま立ち寄った足寄町の観光客で賑わうコンビニの駐車場でである。
声をかけてきたのは新人の警察官に、おそらく彼よりも少し先輩と思われる警察官のペア。
ショクシツだけれど、まるで所持品というか持ち物検査のようで、一度も職業は何かとも聞かれなかった。
何となくたどたどしいショクシツの様子からすると、どうやら緊張感の漂う新人警察官の実地練習のようなものなのだろう。
何もやましい事はないので、こちらは平然と友好的に対応しているのだけれど、それでもあまり気分の良いものではないのは確か。
きっとたまにはこういう巡り合わせもあるのだろうけれど、ちょっとリズムが乱れるなあ・・・。


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十勝川の中流域では、その流速の速さに僕はなかなか馴染めなかったけれど、長時間ドライブして湧別川にウェーディングしてみると、
今度は何だかとても不思議なぐらいにリラックスした気分で、キャスト&スイングの釣りが楽しめただろうか。
もちろん、予想に反して釣りの方はというと相変わらず厳しいのではあるが・・・。
それでも長いランのポイントでは、対岸の際に着水したストリーマーフックに巻いたコーンヘッド仕様のインタラクション(ブラック)が、
いきなりゴンとまだ十分に沈みきらないうちにひったくられて、Mサイズのレインボーが2度ほど本流の上を華麗に跳躍する。
なかなか元気なレインボーだったけれど、ランディング間際の最後の疾走で残念ながらフックアウト。
そんな訳で、ナチュラルリリースといういつものアミーゴだったりする次第。


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今回の車中泊の楽しみは、Moriさんが用意してくれたたっぷりのもやしが入った味付きジンギスカン。
ジンギスカンのタレがしっかりと染み込んだうどんが、冷えたビールともピッタリで、さらに僕の空腹を満たしてくれた。
さらにFさんからは美味しいシングルモルトも。
きっと明日は素敵な初夏の青空が頭上に広がるのだろう。
でも僕は翌朝の釣りのこともすっかり忘れて、とても充たされた気分で深い眠りに落ちていった。

P.S.日曜日の夕方近く自宅に戻ると、オーダーしていたSaracioneの新しいリールが入った国際小包が米国から届いていた。
                                                         60.16→60.14
                                                         50.66→50.65

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by slowfishing-yun | 2015-06-22 23:02 | Fishing Reports | Comments(12)
2015年 06月 18日

<Episode #119> 車中泊の楽しみ

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ティペットに結ばれたフライは、#4番のストリーマーフックに巻いたコーンヘッド仕様のインタラクション(ブラック&オリーブ)。
下のふたつのフライは、最近お気に入りのジャバラ・コーンヘッドチューブフライ(ブラック&オレンジ)。


どこかソワソワと浮き足立った気分で車のカーゴルームにシュラフ(寝袋)とロールマットを積み込むのは、いつも決まって金曜日の夜。
もちろん大切なスペイロッドにお気に入りのリール、それに巻きたてのフライといった釣りのタックルも忘れずに。
フィールドへの行き帰りに友人達との会話を楽しむ日帰りの釣り旅も、もちろん僕にとっては大切な一日に変わりはない。
でも、フィールドでの車中泊を前提とした釣り旅も、僕には別の楽しみ方があって、それはそれで好きだろうか。

以前は深夜のドライブで、NHKのラジオ深夜便をよく聴いていた。
懐かしいメロディだけでなく、アナウンサーのどこかスローで穏やかな話し方は、フィールドヘと逸る気持ちが落ち着くので嫌いではない。
でも最近は車のステレオのボリュームを身体全体がビートに包まれるぐらいにまで大きくして、
テイルゲートのガラスが歯切れの良いビートやベースラインと共にビリビリと共振するのを感じながらのハンドリングを楽しむことも。
もちろんスピーカーから流れるのは僕のお気に入りのビートの効いたグルーブ感のあるサウンド達。
友人達との釣り旅では、さすがに会話を楽しめないから、なかなかここまでボリュームを大きくすることは出来ないけれど、
車中に僕ひとりだけなら、パーソナルスペースとしてこんな楽しみ方も悪くはないと思う。
そういえば僕自身、大音量で音楽を聴くことって本当に少なくなったと思う。
まだ僕が20代と若かった頃は、レコーディングや曲作りでスタジオに入ったり、DJブースでターンテーブルにレコードを載せたりして、
いくつものウーハーを備えた大型スピーカーや小型で高性能なモニターから流れる大音量のサウンドに身を委ねる事もあったけれど、
今ではヘッドホンを耳に当て、ミキシングで細部に工夫を凝らされたさまざまなサウンドを丁寧に聴き分けることもすっかり忘れてしまった。
そんな訳で車中泊を前提としたひとりっきりの釣り旅、大音量で音楽を聴くこんな楽しみ方もあるわけで・・・。


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車中泊での夕食となると、フィールドの近くの小さな食堂の定食やコンビニのお弁当が多いけれど、
時々友人が気の利いた焼肉やもやしのたっぷりと入ったジンギスカンを用意してくれるととてもありがたく思う。
もちろんヒリヒリに渇いた喉を潤すギンギンに冷えたビールを忘れてはいけない。
個人的にはハイネケンがお好み。時々普段はあまり飲まない珍しいビールに手が伸びることだって・・・。
日帰りの釣り旅でアルコールはさすがにご法度だけれどもね。
あとは少しだけシングルモルトかスコッチウイスキー、バーボンなどがあれば、翌朝までのさらに心地良い眠りが保障される。

時々早い時間に店を閉めてしまうお気に入りのラーメン店だって、日曜日のお昼時ならだいたい開いている。
日曜日なのに来るのは珍しいと店主に不思議な顔をされながら食べるラーメンの味は、僕にとってまんざら悪いものではなかったりする。


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上の写真は、「みそラーメンのよし乃」上川店のみそチャーシュー、かなりカロリーは高め(笑)。


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by slowfishing-yun | 2015-06-18 22:29 | Slow Fishing | Comments(4)
2015年 06月 15日

<Episode #118> Screaming Saracione Reel

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ブレーキノブを絞ってディスクブレーキを効かせたハンドルフェイスにポート(穴)がいくつも開いたSaracione MarkIV 3-3/4"のS字ハンドルが、
猛烈なスピードで逆回転する。
白いバッキングラインが30m程リールから引き出されたところで、これはマズイと僕はリールのブレーキノブをもう一段階絞り込んだ。

それは湧別川の河畔林の枝が下流にかけて本流の上に少し張り出したランが長く続くポイントだった。
#4番のストリーマーフックに巻いたコーンヘッド仕様のインタラクション(ブラック&オリーブ)が流れに乗って沈みながらナチュラルドリフトしていると、
いきなりランニングラインをホールドしていた指先に強烈な衝撃が訪れる。
最初の印象は大きくてもLサイズというものだったけれど、2度目の凄まじいスピードの疾走とロッド全体に掛かる負荷からすると、
それは僕に湧別川では初めて出合うLLサイズを予感させた。
リールにラインを巻き込んでは、またジージーっとラインを引き出されるの繰り返し。
サラシオーネの心地良いスクリーミングサウンドをこれほど長く聞けたのは久しぶりだったと思う。

折りたたみ式のフォールディングネットは僕の背中にはなく、車のカーゴルームの中に置きっ放しだった。
何とか浅瀬へと誘導しハンドランディングを試みる。
ふと偏光グラス越しにピンクに染まったチークと側線のレッドバンドが僕の目に鮮烈に焼きついた瞬間、少しばかり僕の動作がぎこちなくなっただろうか。
LLサイズの本流レインボーがガバガバっと水飛沫と共に浅瀬で暴れるたびに、僕は息をするのすら忘れてしまう。
緊張感が片時も途切れない時間がしばらく続き、レインボーをもう一度浅瀬へと誘導しようとした時、レインボーは最後のひと暴れ。
もちろん結果は予想通りのアミーゴなのである。
LLサイズのレインボーは写真には収められなかったけれど、たっぷりとスリリングな時間を楽しませてもらえたから、僕にとってはグラシアスな気分。


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土曜日の早朝は水位と濁りが落ち着き始めた天塩川の川辺に佇んでいた。
6月の本流らしい静寂さと落ち着きがそこにはあったと思う。
SaracioneのMark IVとMark V、モデルチェンジでハンドルフェイスがソリッドタイプになりクラシカルな雰囲気が漂うけれど、
ディスクブレーキのシステムもラチェットサウンドもまったく異なるものになったようだ。
ただ特徴的なS字ハンドルのデザインとセンタービス周辺の飾りには変更がなく、一目でサラシオーネのリールだと分かる。
僕個人としてはMark Vのラチェットサウンドがとても好みなので、是非とも天塩川で心地良いスクリーミングサウンドを奏でたいと思ったけれど、
いくつかのめぼしいポイントを彷徨ったものの、残念ながらリールからスクリーミングサウンドを奏でてくれるようなレインボーには出合えなかった。


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天気予報の予報どおり、小雨が降り続く峠を越えて土曜日の午後からは湧別川へと移動することにした。
相変わらずヒゲナガが飛び交い、水面がザワザワするイブニングの釣りを僕はあまり得意とはしていない。
どうも皮膚感覚が鋭敏となり、ザワっとかササっといった異質な動きに思わず拒否反応を起こしてしまうからだ。
それでも不意にロッドに強烈な衝撃が走り、ロッドにセットしたサラシオーネから心地良いスクリーミングサウンドが奏でられると、
そんな拒絶反応というか不快感もどこかへと吹き飛んでしまう不思議さ。
そろそろ本格的なヒゲナガのシーズンのようだから、また数本ほどフライボックスに不細工なCDCセッジを巻き足しておかないと。
                                                           68.01
                                                           50.70→50.66


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by slowfishing-yun | 2015-06-15 22:36 | Fishing Reports | Comments(7)
2015年 06月 10日

<Episode #117> アミーゴ、アディオス、グラシアス / SIMMS Guide Boot

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バットからグンニャリと曲がったロッドを握りしめながらカメラのシャッターを押すこの時点までは、心のどこかにまだ余裕があった。
でも、ここからさらにオレンジ色のランニングラインが引き出され、次に白いバッキングラインがみるみると20m程ほど引き出された時には、
もう余裕なんていうものは綺麗さっぱりとどこかへ吹き飛び、ああこれはやっぱりアミーゴかも、とどこか諦めの心境だったかもしれない。
疾走はやはり止まる事はなかった。
ある瞬間、フッと何とも表現し難い違和感がロッドへと伝わり、どうすることも出来なかったランデブーが終わりを迎える。
アミーゴ、アディオス。
これまでに経験した同じようなシーンが、何度も何度も僕の脳裏で繰り返し鮮明に蘇る。
ほんの短いランデブーだったけれど、とてもスリリングで、やっぱり楽しかったかな。アミーゴ、グラシアス。


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5シーズン目に入った僕の2代目のSIMMSのGuide Bootもそろそろお別れの時が近いようだ。
フェルトソールは2度ほど自分で張り替え、シューズの紐も一度取り替えた。
頭のすり減った滑り止めのスパイクピンは毎シーズンことに2回ほど取り替えるようにしている。
それでもゴムや樹脂製のパーツの劣化だけはどうしようもなくって、一度テムズにお願いして靴屋さんで修理してもらったけれど、
やはりそろそろ限界の様子。このまま放置していたら、そのうちにシューズがバラバラに分解でもしてしまいそう。
取り敢えず、黒のスーパーXで応急処置はしているのだけれど、次のウェーディングシューズを検討することを始めないと。

比較的値段の安い国産のウェーディングシューズをこまめに取り替えるというのも選択肢の一つだけれど、
やはり少々値段は張るけれど気に入ったデザインの丈夫で頑丈そうなウェーディングシューズを修理しながら履き続けるのも悪くはない。
そうなるとやはり長持ちしそうなのは、SIMMSのGuide Bootか、少しは軽そうなVapor Bootになるのかな。
釣りの際には大事な足を守ってくれるのだから、しばらくはHPとカタログを前にして悩むことになりそうだ。


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by slowfishing-yun | 2015-06-10 19:30 | Slow Fishing | Comments(4)
2015年 06月 07日

<Episode #116> オホーツクの肌寒い一日

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僕の吐く息が暦の上では6月だというのに、まるで3月にでも逆戻りしたかのように薄っすらと白かった。
淡いグレーの空が頭上を覆い、しとしとと存在感の薄い細かい雨が降り続くと、寒さで身体がどことなくこわばり始める。
週末にライトなスペイロッドを携えて訪れたふたつのオホーツクの本流、車の示す外気温は5℃前後。
おそらく日中でも10℃を越えることはなかったんじゃないだろうか。


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渚滑川では、流れの中をスイングするフライがいきなりランニングラインごと引き込まれて、リールが逆回転し始める音を何度か聞いた。
それでも外気温が先週と比べて20℃以上も下がると、初心なトラウトの活性にもジワジワと影響を及ぼしているのか、
渚滑川の初心なトラウトからの反応は、どうやら先週ほどではなかったように思う。
時折り越年したと思われるグリーンバックのレインボーが、僕が手にしたライトなスペイロッドをグイグイとバットから引き込んでくれた。


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先週の朝こそPatagoniaのライトなディープウェーディング・ジャケットを羽織ったけれど、
この日は朝からSIMMSのすっかり色落ちしてくたびれたオレンジ色のガイドジャケットを羽織った。
さすがにフリース地のグローブははめなかったけれど、インナーにはユニクロの薄手のフリースジャケットで寒さをしのぐことに。
そして、久しぶりに僕にとっては2代目となる昨年購入したモンベルのネオプレーン製のストッキングウェーダーに足を通してみた。
僕としてはこの雪代が収まった時期と晩秋の本流で、寒さ対策としてとても重宝しているアイテムだっただろうか。
かなりタイトで細身に仕上がっているから、外見的に少しスリムに見えそうだったので僕としてはかなりお気に入りのアイテムだったけれど、
初代、それにまだそれほど使用していないこの2代目といい、やはりソックス部分の縫い目というかシームに弱点があるようだ。
これまでも何度か自分なりにアクアシールで補修しているけれど、今回もソックス内への浸水がひどく、
数時間も本流にウェーディングしてると、靴下が絞れるぐらいまで水浸しになってしまった。
おそらく次にモンベルのネオプレーン製のストッキングウェーダーを購入することはないけれど、取り敢えず何かしら対策を講じないと。
あらかじめ浸水を想定した上で、靴下の上に履く、防水のプラスチックかゴム製の薄いカバーなどがあると便利なのだが・・・。


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午後からは久しぶりに湧別川へと足を運ぶことにした。
時折り冷たい風が本流を吹き抜けていき、相変わらずしとしとと6月の冷たい雨が降り続いている。
撥水機能がほとんど失われた僕のSIMMSのオレンジ色のジャケットも、どうやらこの雨が少しずつ染み込み、色が濃くなったようだ。

もしかしたら先日巻いたジャバラ・コーンヘッドチューブフライは以外とイケるのかもしれない。
湧別川のお気に入りの長いランを友人たちと釣り下る。
先行していた友人の後だったので、あまり期待はせずにランの前半を流し終えた。
ロッドを試し振りさせてとMoriさんにロッドを手渡すと、数キャスト目で突然何か来ましたとロッドがグンニャリと曲がるハプニング。
リールからランニングラインがすべて引き出され、さらに20m以上もバッキングラインが引き出された時点で、残念ながらアミーゴ。
ロッドはまったく立てることすら出来なかったから、重量感と下流への疾走からして、おそらく推定Lサイズ後半の本流レインボー。
数年前の同じ時期に同じポイントでMサイズの本流レインボーに出合った時のことを思い出す。
さすがにお気に入りのマイザーの5/6番のスペイロッドでも、この流れの強いトルクのある本流の流れの中では、
あのサイズの本流レインボーとなるとちょっと厳しいのかも。
何だかちょっと複雑な気分の冷たい雨が降り続く6月最初の土曜日だっただろうか。
でも、あのLサイズの本流レインボーの姿はちょっと見てみたかったかな(笑)。
                                                         36.00→35.99
                                                         50.63→50.61

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by slowfishing-yun | 2015-06-07 17:57 | Fishing Reports | Comments(12)
2015年 06月 05日

<Episode #115> ライトなツーハンドロッドでトラウト・スペイ

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僕のおぼつかない自己流のキャスティング技量では、到底対岸までとっておきのフライを届けられそうもない規模の大きな本流で、
LLサイズの本流レインボーにいつか出合えるんじゃないかと、一日中お気に入りの本流を彷徨うのも悪くないと思っているけれど、
ここ最近それとはまた違った意味で、ライトなツーハンドロッド(スペイロッド)を使った中規模の本流でのトラウトフィッシングが、
なんだかとても身近な感じがして面白いなあと思っている今日この頃だったりする。

お勧めは12~13フィートのライトなツーハンドのスペイロッド。
ラインは4~6番あたりがきっとトラウトの生命感に溢れた躍動感がロッドを通してダイレクトに感じられ、面白いじゃないかと思う。

そんなことを考えていたら、なかなか面白そうな動画が最近spey pagesで紹介されていたので、時間があるときにでも是非。
こうなるとリールはやっぱりディスクブレーキではなく、クリック式のブレーキが面白そうである。


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by slowfishing-yun | 2015-06-05 21:45 | 私的北海道のSkagit考 | Comments(0)
2015年 06月 03日

<Episode #114> Vinyl Bait(ジャバラ) & Conehead Tube Fly

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視覚的な質感といい、何とも妖しいフライなのである。
おそらく今回紹介するフライは、きっとアングラーによって好みがはっきりと分かれるフライなんだろうと思う。

今思い出しても、Scott Howell(スコット・ハウエル)氏が巻いたラバーレッグを多用したSquidro(スクイドロ)というフライ最初に見た時は
キテレツなフライ好きの僕自身ですらも本当にビックリしただろうか。
フライタイイングもいよいよここまで来たか、という感じで、トラディショナルなフライパターン好きのアングラーなら、きっとなおさらなのだろう。
でも、今ではラバーレッグを使ったフライパターンもすっかり見慣れて定着したという感じだが・・・。

何度かコメントをいただいたことのあるsatoruerさんが、Loop社のツーハンドロッドを買われたというので、
僕自身も何だか気になり久しぶりにTiemco社のHPを覗いてみた。
実はアンダーハンドキャストの生みの親でもあるヨラン・アンダーソン氏のことは名前ぐらいは知っていたけれど、
Loop社のロッドとなると、そういえば黄色い派手なブランクカラーのロッドがあったなぐらいで、ほとんど知らないというのが実情だからだ。

そんな僕がTiemco社のHPを覗いていて興味を持ったのは、Loop社のロッドではなく、なぜかコカブさんが紹介していたフライだったりする。
YO-ZURIのワームカットとストリマーフックを組み合わせた海アメ、海サクラ用のフライだったけれど、フライの写真を眺めながら、
これはもしかしたら別寒辺牛川のアメマスでも、鮭稚魚パターンやシラウオ・パターンにアレンジして使えるんじゃないかと・・・。
実際にストリーマーフックを使い、スードゥーヘア(ウイングとテイル)との組み合わせでアレンジしたパターンも、
別寒辺牛川のワイルドなクチグロ・アメマスからの反応は悪くはなかったけれど、
UVポーラーシェニールとスードゥーヘアとの組み合わせで、
チューブフライのボディにアレンジしたパターンも、それはそれで悪くはなかったと思う。


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こうなると、さらにいろいろとアレンジしたくなるというのが、アングラー・マインドというものなのかもしれない。
ワームカットよりもカラーバリエーションの豊富なYO-ZURIのマルチジャバラARというのを釣具量販店で見つけてアレンジしてみることに。
もちろんテイルがタコベイト風にアレンジされたアイテムもあるけれど、さすがに僕の中ではここまでが許容範囲。
取り敢えず黒にピンクのラメが入ったものとゴールドを購入してみた。
そういえば昔はバスフィッシングのワームのカーリーテイルやミノーのテイルを切り出して、
ウーリーバーガーのテイルに使えないかとテストしたこともあったかな・・・笑。


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0.025のリードワイヤー5回転ほどのウエイトを仕込んだ0.8mmと1.5mmのチューブの組み合わせを用意し、
先端をカットしてチューブが通る穴を開けたマルチジャバラをチューブの後端から差し込み、瞬間接着剤で固定する。
ゴールドやシルバー、それにコパーなど、お好みのメタリックなUVポーラーシェニールを1回転。
さらにブラックやホットオレンジといったクリスタルハックル(L)を2回転。
パルマーシェニールのブラックなどお好みのカラーを2回転。
ダビングループでお好みの色のマラブーなどを少量ダビングツイストし、ハックリング。
黒のコックフェザントランプをハックリング。
最後にアクセントとしてギニアやシルバーフェザントボディフェザーのホットオレンジなどをハックリング。
そして最後にタックルマックの極薄軽量のコーンヘッドを装着する。
個人的にはハックリングするマテリアルはあまりボリュームが多くない方が良いような気がするのだが。


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もしもこんなタイプのフライがお好きなら、お手持ちのマテリアルでさまざまなバリエーションを巻けるのではないかと思う。
個人的にはやはりブラック&オレンジが好みだけれど、オレンジやブラック&オリーブなども意外とイケるような気がしている。
前述したけれど、あくまでもマテリアルのボリュームはあまり多くない方が、マルチジャバラの妖しい質感が損なわれないようだ。
でも、このテイルの2つに分かれたジャバラが、水中でどんな動きをするのかは僕自身も正直よく分からないのだけれど。
ちなみに渚滑川の初心なレインボーの反応は悪くはなかったけれど、まだ他の本流ではテストしてはいないので悪しからず・・・笑。


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by slowfishing-yun | 2015-06-03 20:56 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(4)