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2015年 04月 30日

<Episode #108> チープなフライケースのアレンジ

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100円ショップで買い揃えたピルケース、ストロー、それに両面テープを使って自作したチープなフライケース
もっぱらコーンヘッド仕様のチューブフライやイントルーダーを収納するのに、僕はとっても重宝していただろうか。
ただ、問題点もいくつかあって、
空間の狭いストローの中に長期間フライを収納していると、マラブーやスードゥーヘアなどのファイバーに多少の癖がつくこと。
ストローの中に収納したままだと、色や使用してるマテリアルといったフライの全体像が分かりにくいこと。
それにストローに収納するには小さ過ぎるフライやコーンヘッドやビーズヘッドを使っていないフライをどのように収納するかということ。
などなどといった、いくつかの問題点があっただろうか。


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先日の別寒辺牛川でのこと、masa1st1956さんに見せてもらったアレンジされたフライケースを見せていただき、
これはなかなか使えるかもと僕は思った次第。
同じく100円ショップで購入した「ぶつかり防止クッションテープ」をフライケースの片面に貼りつける。
masa1st1956さんのアドバイスは、テープの粘着力が弱いので、何かしら別の強力な両面テープで補強しておいた方が良いとのこと。
両面テープで同じく100円ショップの薄いコルクボードを貼り付けるという方法もあるけれど、僕としてはこちらを選択。
これでひとつのフライケースの中に、コーンヘッドやビーズヘッドを使ったチューブフライやイントルーダーと一緒に、
ゾンカーやビーズヘッド仕様のウーリー、それにウエットフライなども収納出来るので、かなり重宝しそうな印象。
ただもう少し別なカラーの選択肢があるといいのだが、他に選択肢はなく、やはりこのカラーで我慢しないといけないようだ。残念(笑)。


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by slowfishing-yun | 2015-04-30 22:50 | Slow Fishing | Comments(4)
2015年 04月 27日

<Episode #107> WindyなOyster River

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この早春の時期以外のOyster Riverこと別寒辺牛川のことを、僕はほとんど知らなかったりする。
もしかしたらかつて何度かは、秋の終わり頃にこの川の畔を車で通ったことはあるかもしれないけれど、その記憶はほとんど無に近い。
きっと国道のそばから背丈の伸びた葦がずらっと川まで生い茂り、唯一国道に掛かる小さな橋からだけ、
川の様子がほんの少し垣間見れたかもしれないけれど。
朽ち果てた葦の茎が複雑に入り組みながら折り重なったふわふわの湿地帯の上を歩きながら、もう一度古い記憶を辿ってみたけれど、
泥炭地特有の鼻を突く臭いがしただけで、やはり僕には何も思い出せなかった。
クチグロ・アメマスに出合えればと、先週に引き続き友人達と訪れた別寒辺牛川、やはり日が昇るとこの時期特有の南寄りの風が強まり始めた。
きっとあの頃は、そんな強い風に背の伸びた葦が激しく揺れていたに違いないのだけれど。


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4月の日差しと川面の照り返しが眩しい週末だった。
強い風は川面を揺らし、ウェーディングした僕の背中を押す。
鮭稚魚の群れが海へと下っていく度に、騒がしい鳥山が少しずつ下流へと移動していった。
アメマスからの反応は、先週ほどではなかったように思う。
そんな事をあらかじめ予想して、折りたたみ式のフォールディングネットは車の中に置いてフィールドへと向かい、
けれども最後はティペットの先に結ぶフライのフックのバーブも潰して釣りをした。
そして、Oyser Riverを吹き抜ける春の強風は、僕らがこの地を離れる時も収まることはなかった。


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by slowfishing-yun | 2015-04-27 22:33 | Fishing Reports | Comments(4)
2015年 04月 20日

<Episode #106> クチグロ・アメマス(別寒辺牛のWild Char)

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野性味に溢れた野太いアメマス達に出合いに、"Oyster River"こと極東の地を流れる別寒辺牛川へと出掛けた。
いつの頃からか、このフィールドで出合うアメマス達のことを僕達は敬意をこめてクチグロ・アメマスと呼ぶようになった。
もちろんクチグロといっても口の周りが顎ヒゲのように黒いのではなく、ただ単に口の中が異様に黒いだけなのであるが・・・。
道内のさまざまなフィールドでアメマス達に出合うことはあるけれど、とにかくこの地で出合うパワフルなアメマス達は、
どういう訳かその大きく開いた口の中からフライを外そうとすると、いつも決まって口の中が真っ黒だったからだ。
実はクチグロ・アメマスという呼び名、案外僕自身は嫌いではなかったりする。
それに口の中が黒ければ黒いほど、バシャバシャと釣り人に水飛沫を浴びせ、アメマスは最後までパワフルでコントロール困難だったりする。
それにしても、映画ジョーズに出てきた巨大ザメのように恐ろしいほど鋭い歯がきれいに並んでいるではないか。
おそらく、フォーセップを使わずに素手でフライを外そうと試みようものなら、きっと指先からは鮮血が流れていたに違いない。


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今年も何とか無事にOyster Riverの茫洋とした風景をこの目に焼き付けることが出来た。
白糠ICまで延びた道東道のおかげで、長距離をドライブする時間も少しは短縮できたかもしれない。
それよりも、国道をのんびりと横断する突如車のヘッドライトの先に照らされて浮かび上がるエゾジカの群れに遭遇することが、
以前よりもかなり減ったことを僕らは歓迎すべきなのか・・・。

それでも国道を横切るエゾジカの群れを無事に避け過ごし、何とか明るくなり始めたフィールドに辿り着く。
気温は決して高くはなかったけれど、朝のうちは風も穏やかでフィールドコンディションとしては悪くはなかった。


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フィールドのコンディションは潮位の影響をダイレクトに受けるので、コンディションによってラインを替えたりはするのだけれど、
今回はもっぱらMeiserの6/7番のMKSにスカジットコンパクト・インターと15フィートのインターティップの組み合わせがメイン。
フライは鮭稚魚を模したコーンヘッド仕様のチューブフライやイントルーダーを結ぶ。
そんなフライのフックをフォーセップを使って何度もクチグロ・アメマスの顎から外しただろうか。

一度だけクロスにキャストしたラインが一瞬止まり、推定ナナマルオーバーのクチグロ・アメマスが僕のフライを咥えてくれたけれど、
振幅の大きなスローで強烈なヘッドシェイクと水面から突き出た大きな団扇のような尾びれを見せただけで残念ながらフックアウト。
相変わらず今シーズンもアミーゴとは切っても切れない仲になりそうな予感がする。

時間が経つにつれ、フィールドを吹き抜けていく風を容赦なく意識し始める。
そうなるとOyster Riverらしい過去の記憶が、ひとつ、またひとつと蘇っていったのが印象的な週末だった。


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by slowfishing-yun | 2015-04-20 22:13 | Fishing Reports | Comments(12)
2015年 04月 12日

<Episode #105> 春の迷い

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上流にそびえ立つ雪が残った山々の方から強い風が吹いていた。
それは思わずグローブをはめたくなるぐらい、冷たい風だっただろうか。
そんな冷たい風が川面をなぞると、小波が下流へと向かって幾重にも重なっていった。
昨夜に流れていたTVの天気予報では、午前中は曇り空の予報。
どことなく道南のひばり達も元気がない様子。
雲のすき間から日差しが戻るまでは、フィールドからは少しだけ北の春が遠のいた雰囲気だった。


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土曜日に訪れた後志利別川では、久しぶりに4/5/6番という低番手のライトなスペイロッドを手にしてみた。
もしも、こんなライトなスペイロッドで道南の本流に泳ぐ元気でマッチョなアメマスとやり取り出来たとしたら、
きっとそれはハラハラ、ドキドキと申し分なくスリリングに違いない。
でも、そんな期待感はどこへやら、やがてフィールドには暖かな日差しと共にひばりの囀りと春らしい穏やかさが戻ってきたけれど、
前回の釣行から引き続き、僕のスイングさせるフライには何のコンタクトも訪れない時間が続く。


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兜野では2度ほど岸際で鮭稚魚が何かに慌てたように水面をザワつかせるのを見かけたけれど、
他のポイントでは一度も岸際をすばしっこく泳ぐその姿を見ることはなかった。
こうなるとアングラーは、一体何が上手くかみ合わないのだろうかと迷いの気持ちが、ムクムクと大きくなり始める。
フライ?いやいやいそれはないだろう。ティペットの先には以前もアメマスが好んでくれたフライを結んでいるのだから。
ティップのシンクレート?いやいやそれもきっとないだろう。うすらぼんやりとした過去のデータが頭の中に残っているから。
それでは一体何が・・・。
結局、最後まで何も起こることはなかったけれど、これも想定内の経験のひとつ。
ほんのりと雪代の混じった本流の冷たさと、ひと冬を越したイタドリの乾燥した茎を踏みしめた時のパリ、パリという音が印象的だったかな。
                                                      3.26→3.24→3.26

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by slowfishing-yun | 2015-04-12 21:04 | Fishing Reports | Comments(8)