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2015年 03月 29日

<Episode #104> 春らしい日差し

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春の訪れを思わせるヒバリの囀りが、僕の耳にもやっと響いてきた。
南寄りの風は思ったよりも強かったけれど、フィールドで過ごした一日を何とかフリース地のグローブ無しで過ごすことができた土曜日だった。
風と風との息遣いのすき間には、ほのかに暖かく柔らかな春の日差しがフィールドを包み込んだだろうか。
ここ数日の暖かさ、フィールドの選択に迷いつつ、スカジットキャストに取り組み始めてまだ1年にも満たないFさんと道南のフィールドを巡った。

後志利別川の水位も木曜日ぐらいまでは何とか落ち着いていたようだけれど、週半ばからの気温の上昇で本流には雪代が流れ込み、
水位は瞬く間に50から80cm位上昇しただろうか。
こうなるとアングラーにとっては結構厄介なフィールドコンディションとなってしまう。
雪代流入による濁りと、水位の上昇によるさまざまなゴミの流下にこの日はたっぷりと悩まされた。
濁りに関しては60cmほどウエーディングして何とか薄っすらとブーツのつま先のシルエットが見えるぐらい。
ギリギリ釣りそのものが成立するフィールドコンディションだったのは、おそらく歓迎すべきことなのかもしれない。
なぜなら、きっと明日はさらにフィールドコンディションが厳しくなるような予感がするから。

まだまだ所々に残雪が残る後志利別川の思いつくポイントを数ヶ所巡る。
でも、残念ながら鮭稚魚の逃げ惑う姿も一度も見なかった。
もちろん思わずドキッとするようなアメマスのボイルやライズだって・・・。
こういう日は決まってノーコンタクト、ノーバイト、ノーフィッシュの3拍子がきっちり揃ってしまうのが、何とも不思議な春らしい日差しの一日かな(笑)。
                                                        3.44(3.58)→3.40→3.53(3.82)

P.S. ヤフオクにリールを出品しました(4月5日)。さらにいくつかを追加する予定です。

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by slowfishing-yun | 2015-03-29 17:20 | Fishing Reports | Comments(4)
2015年 03月 26日

<Episode #103> the drag adjustment / SARACIONE Mark V Salmon Reel 4"

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新しく届いたリールのディスクブレーキの強さに違和感を感じ、サラシオーネさんとのメールでの数回のやり取りの末に、
まだフィールドで使っていないリールをオレゴンのサラシオーネの工房にEMSで送ったのが2月16日だった。
どうやらディスクブレーキの調整にそれほど手間はかからなかったようで、サラシオーネさんの奥さんから2月21日には、
USPSでディスクブレーキの微調整を終えたリールを送ったからというメールが届く。
それからリールが届くのを首を長くして待つこと約40日。一時は途中のどこかで荷物が紛失したのではと不安にもなったけれど、
本日、自宅にやっとディスクブレーキの微調整を終えたMARK Vが長くスローな旅を終えて、僕の元へと戻ってきた。
それにしても、USPSのFirst-Class Package International Serviceは、日本では考えられないぐらい届くのが遅い(笑)。

MARK VIのディスクブレーキのノブは約180度の範囲で回転し、一番きつく絞るとほぼフルロックに近い感じでブレーキが効く。
それに対してMARK Vのブレーキノブは約2回転、約720度の範囲で調整可能だったけれど、一番強く絞り込んでも、
それほど強いブレーキが掛かっている感じがしなかったのが僕の感じた最初の違和感だった。

届いたばかりのリールを箱から取り出し、ブレーキの効きをもう一度確認してみる。
ブレーキの微調整を終えたリールは、無事にその問題点がしっかりと解消されていた。
これで北の本流のレインボーの強烈な疾走にも、心地良い音色を響かせながら、しっかりと耐えてくれるんじゃないかと思っている。
やっとこれで一安心かな(笑)。

P.S.手間をかけたお詫びかどうかは分からないけれど、荷物の中にはサラシオーネのキャップが入れられていて、これはちょっと嬉しいサプライズ。


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by slowfishing-yun | 2015-03-26 22:15 | My Favorite Reels | Comments(4)
2015年 03月 20日

<Episode #102> Large Krystal Hackle と Double Cone Head Tube Fly

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もしかしたら、ただ単に僕がその存在を知らなかっただけなのかもしれないけれど、
最近ショップで手に入れたヘアライン社のラージ・クリスタル・ハックルというシンセティックマテリアルが、近頃の僕のお気に入り。
以前から同社のミディアム・クリスタル・ハックルは使っていたから、きっとそれほど斬新なマテリアルという訳ではないのだろうけれど、
ただちょっと嬉しいのは、シンセティック系ではなかなかお目にかかれないブルー系のマテリアルがあることだろうか。
おそらくホットオレンジやホットピンクと組み合わせたら、きっとなかなか目立つ配色になるんじゃないかと思っている。
でも、UVポーラーシェニールなどの他のシンセティックマテリアルと比べて、プライスが少々高めなのが残念かな。


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そんなラージ・クリスタル・ハックルとUVポーラーシェニール、それにパルマー・シェニールをボディに組み合わせ、
さらにほんの少量のマラブーをダビングループでカラーにパラっとハックリングしたチューブフライ。
そういえば、最近はダビングループを多用するようになり、新しいマラブーの消費スピードが落ちただろうか。
なにしろこれまでのタイイングの際に使い余った残り物のマラブーのストックがたっぷりとあるからね(笑)。
今回のフライはサイズの異なるふたつのコーンヘッド(もしくはコーンヘッドとビーズヘッドの組み合わせ)でサンドイッチという、
いわゆるダブル・コーンヘッド仕様。先端のコーンヘッドにはタックルマックの薄くて軽量のコーンヘッドを使っている。
ボディ内部のコーンヘッドやビーズヘッドにはホットオレンジやチャートリュースなど着色されたものを使うと、ちょっとしたアクセントにも。
最近はこんなダブルコーンヘッド仕様のチューブフライが僕のお気に入りで、機会があれば近いうちにタイイングでも紹介できればと思っている。


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by slowfishing-yun | 2015-03-20 22:45 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(2)
2015年 03月 16日

<Episode #101> 3月の十勝川 / しずくの音色とフライの定番カラー

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下の部分が波で少し侵食されたような分厚い氷の塊りが、岸際で幾重にも重なり合いながらずっと下流へと長く延びていた。
特に注意深く耳を澄まさなくても、そんな厚い氷の塊から滴り続けるしずくの音色が絶え間なく僕の耳に響いてくる。
日が高く昇るにつれて気温も上がり、その音が奏でられるピッチも少しずつ速くなっていっただろうか。
これも僕にとっては早春の十勝川らしい風情のひとつのように思えたりするのだが。


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強く照りつけ続ける3月の寒々とした眩しい太陽の紫外線で、まだ暦は3月だというのに僕の顔はすっかり日焼けをしてしまった。
少しぐらいは考えても良さそうだけれど、日焼け対策は何もしていないから、今日もヒリヒリと顔の下半分が痛い。
おまけに乾燥した寒風にさらされて、すっかり手や顔の肌の方もカサカサに乾燥しきっている。
何だかこれも早春の十勝川らしい出来事なのかもしれないけれど。


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週の初めに北海道を通過した大型の低気圧がもたらした降雨の影響で、道東の本流はしっかりと水位が上昇した様子。
週末にはコンディションが落ち着くのだろうかと内心とてもヒヤヒヤしたけれど、金曜日の深夜で濁度計は40前後。
まあとにかく行けばきっと何とかなるでしょうと、ある意味楽観的な気持ちで深夜のハイウェイを友人達と道東へ走る。
相変わらず行き当たりばったり、これもいつものことなのだけれど。


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思いがけず、まだとても早い段階で本流のアメマスが僕のフライを濁りの強い流れの中から見つけてくれたのは、ちょっとした嬉しい誤算だった。
このテレメーターの濁度計の示す数字では、アメマスとの出合いにもう少し時間がかかるだろうと予想していたものだから。
スイングするフライへのグゥンというテイクの後、ロッド全体に掛かるバイブレーションの強さは最初はそうでもなかったけれど、
ラインをリールに巻き取るうちに、それは徐々に力強いものへと変化していった。
これもちょっとした僕にとっては嬉しい予想外れだったりするのだが。


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フライは前日の夜に2本だけ巻いたダブルコーンヘッドのチューブフライ。
コーンヘッドは、UOSO社のチャートリュース(C3)とタックルマックの5mmのコーンヘッドの組み合わせ。
ボディハックルには、ヘアラインのラージ・クリスタル・ハックル・ホットオレンジ。
コーンヘッド同士の間にはチャートリュースのUVポーラーシェニールとマラブーのコンビネーション。
チャートリュースとホットピンクをベースにしたホットオレンジという色の組み合わせは、
濁りの入った流れに泳ぐアメマスだけでなく僕にとっても何とも誘われる配色だったりするのだけれど、
この色の組み合わせを目にする度に、僕は十勝川のアメマス釣りをしているんだという気持ちにさせられる。
どうやらこのカラーというか配色、ルアーでも定番カラーのようで。
                                                         2.21→2.02

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by slowfishing-yun | 2015-03-16 22:59 | Fishing Reports | Comments(16)
2015年 03月 09日

<Episode #100> 十勝川の春空とロッドティップ

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濃淡のほとんどないとても淡白で薄い鉛色をした空が、僕の頭上で週末の間はずっと広がり続けていただろうか。
道路脇には僕の予想を超える背丈以上の高さの雪山が残された3月最初の週末だった。
2月の道東に降った大雪の影響がまだ強く残っている。
出発前は東か南かとフィールドの選択に迷ったけれど、平水よりも若干水位が低くなった十勝川の下流域で過ごすことにした。
そもそも平水の水位がどれ位かも知らないのではあるが・・・笑。


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別の意味では、数シーズン前に買ったスノーシューの恩恵にあずかった週末でもあった。
でもおかげで日頃の運動不足がたたってか、雪上をスノーシューでたっぷりと歩いてすっかり両足は筋肉痛になってしまったのだが・・・。

川ヤナギのふっくらと膨らみ始めたシルバー色の新芽を見ながら、この日の風の穏やかさにちょっと感謝する。
本格的な春の暖かさが届くのはまだまだ先のようだけれど、かすんだ風景にほんのりと春めいたものが感じられた。


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今年の十勝川での早春のアメマス釣りは、予想通りそう簡単ではなかった。
もちろん幸運にもサイズの大きなアメマスの群れにでも遭遇出来たら、またちょっと違った釣りが楽しめるのだろうけれど、
基本的に群れが薄くてさらに岸から遠くと、僕にとってはキャスティングレンジ外、おまけにアメマスはスプーキーときたから、さらに困った。


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早朝の警戒心が低い時はまだしも、釣り人からのハイプレッシャーを受けるようになると釣りの方は途端に厳しさを増す。
本当はゆっくりと釣り下ったり、ポイントを少し移動して気分転換したいのだけれども、なかなかそうもいかないフィールドコンディション。
でも、まだ早い時間帯で何とかロッドを気持ちよく曲げてくれるようなアメマスの躍動感に出合えたのは、
僕にとって実は幸運なことだったかもしれない。
川面に映ったMKSのベンディングカーブが、僕にはやけに美しく見えた。

やがてウェーダーのブーツの中の僕の足先が水の冷たさでジンジンと痺れ始めた。
相変わらず、アメマスからの返答はあれから何も得られないまま。
ふと、頭上を白鳥の群れが鳴き声と共に大きな羽音を立てながら飛び去っていった。
相変わらず、アメマスからの返答はずっと何も得られないまま。
ジンジンとした足先の痛みを感じながら、次こそはとキャスト&スイングを繰り返したけれど、
アメマスからの鮮明な返答が得られない時間がとても長く続いただろうか。
でも、そんな何かに夢中になっている時間が僕にはとても楽しく感じられた。


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ヘアライン社のLarge Krystal Hackleという面白そうなマテリアルをショップで見つけたので、
さっそくFl.Orangeをチャートリュースのコーンヘッドに合わせてFascinationスタイルで巻いてみた。
鮮明な色の存在感はなかなかだったから、もう少しアレンジを加えて何本かは巻いてみようかなと思う。

十勝川の大きなアメマスとの出合いは友人達に譲ったとして、僕としては僕の不注意でどこかに落としてきてしまったロッドティップを、
幸運にも紛失することなく無事に見つけ出すことが出来たのが、今回の釣り旅での一番の大きな収穫だったかな。
                                                             1.72

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by slowfishing-yun | 2015-03-09 22:51 | Fishing Reports | Comments(4)