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2014年 11月 30日

<Episode #78> BurkieとTokachi River

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少し長すぎてロッドピースを取り出しにくいブルーグレーのロッドソックスから、Deep Cedar Greenのロッドを取り出す。
なんとなく新鮮な気分を味わいたくなり、土曜日の十勝川ではいつものMeiserではなくC.F. Burkheimerを使ってみることにした。
ロッドのスペックは、14フィート1インチの#7番、リールシートをウッドインサートに変更してもらった"Classic"のカスタム仕様
使い慣れた#6/7番のMKSと比べると、アクションだけでなくその軽さがやはり僕にはとても新鮮に感じられる。
そう言えばSpey Pagesのウェブサイトを久しぶりに訪れてみると、
新しく追加されそうなMeiser Rodのスペックやブランクに関してマイザー氏本人がこんなインフォメーションを・・・。


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濃淡のほとんどない淡いグレーの雲が十勝のすべて空を覆いつくす。
フィールドには晩秋の細かくて冷たい雨が降っていた。
12月近くともなると、さすがにフィッシングスタートの時間は遅くなり7時をゆうに過ぎていただろうか。
先着の友人達と簡単な挨拶を交わし、僕もゆっくりとタックルの準備を開始する。


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本流に沿って走る小道の轍が車のタイヤで踏み固められ、フィールドはいよいよ本格的なシーズンインの様相を呈する。
もちろんそれはおそらくアングラーの期待が先走っているからであって、現実のフィールドの状況はというと、
残念ながらいささかその期待に反するものなのかもしれないなどと思う。
広大な川幅を保ちながら、音もなく静かに流れる十勝川下流域の流れ。
この日も寒さが苦手なアングラーにとっては歓迎するべきものかもしれないけれど、
久しぶりに手にしたバーキーのガイドが凍りつくということは一度もなかった。


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一度だけスカジットコンパクト・インター(540gr)+Type8のティップのラインシステムを使ったけれど、
後はずっとAtlantic Salmon SH、#9/10(590gr)、S3/S4で一日を通した。
キャスト時にラインの重さでバットにグッと負荷がかかるのが分かるけれど、水を含むと少し重たくなるコーンヘッド仕様のチューブフライでは、
これぐらいのラインの重さでちょうどいいように感じる。
もう少し軽めのフライをティペットの先に結ぶのなら、ラインを一番手下げてもよいのかもしれないけれど・・・。
アメマスの群れがステイしそうな水深のあるハイウォールのポイントで岸際を張り出した木の枝を潜りながらアクロバチックに探ったけれど、
残念ながらいいサイズのなかなか重量感のあるバイトはあったものの、それから続く長いやり取りまでには繋がらなかった。
上流側から響いてくる友人のHardy Marquis Salmon No.1の逆回転サウンドにちょっぴり焦りを感じ、
なんだかいつものキャスト&リトリーブのリズムが乱れてしまうと、僕もまだまだだなあと思ってしまう今日この頃・・・笑。

12月ともなると寒さも一段と厳しくなるのだろう。あとはもう少し沖合いにいるアメマスの群れが、ほんの少し岸に近づいてくればと思うのだが・・・。
                                                      1.94→1.82→1.87

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by slowfishing-yun | 2014-11-30 18:34 | Fishing Reports | Comments(16)
2014年 11月 24日

<Episode #77> キャンプ

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対岸のシルエットは淡くかすみ、薄い皮膜で柔らかく包み込まれたような十勝川だった。
今年もアメマス・キャンプと称して、大勢の友人達と十勝川下流域で2日間を過ごす。
(いつの間にか春と秋の恒例行事のようになってしまったかな。もちろんメインは夜の部、平和園の焼き肉ということで・・・笑)
十勝らしい寒さを心配したけれど、お気に入りのロッドのガイドは一度も凍りつくことはなく、フリース地のグローブもいらなかった。
そんなとても11月後半とは思えない暖かさの中で過ごした2日間だっただろうか。


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十勝らしい照りつける太陽の下、ラインシステムはスカジットコンパクト・インター+タイプ8のティップの組み合わせで通す。
2日目はこの時期特有の上流からの風が強まり、対岸の河畔林の幹が大きく左右に揺れていた。
アメマスは群れで移動するのかもしれないけれど、もしかしたら群れは別の場所へと移動したのかもしれない。
やはりタイミングがなかなか難しいかな。
出合えそうな時とそうでない時の何かしらの予感めいたものが僕には感じられるけれど、今回は後者の方。
残念ながらやり取りにドキドキ、ハラハラするような大きなアメマスには出合えなかったけれど、なかなか楽しい恒例のキャンプだった。
今度大勢で集まれるのは忘年会、それとも来年春のキャンプかな?(笑)。
                                                     1.88→1.98
                                                     1.97→1.93→2.03

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by slowfishing-yun | 2014-11-24 18:03 | Fishing Reports | Comments(16)
2014年 11月 18日

<Episode #76> 空中分解

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先週末の十勝川への釣行の前に、夜な夜なチャートリュースを中心に少し色のバリエーションを持たせてアメマス・ロケットを11本製作した。
そしてフィールドテストというか釣行当日、5本は未発射に終わり、2本は根掛かりでロスト、
そして残りの4本はというと、いつの間にか途中で空中分解してしまうという結末。
このフライ、十勝川のアメマスにはなかなか好評だったけれど、巻きたてのフライが空中分解してしまうということ自体が初めての経験だったので、
僕なりにフライを持ち帰って、一体何が起こっていたかを検証してみることに・・・。

使用したコーンヘッドはUOSO社のC3というサイズのコーンヘッド。
コーンヘッドとの接続部に使用したチューブは、TIEMCO社のプラスチックチューブ1.5に入っていた細い方のXSサイズ。
フライが折れてしまった箇所は、どのフライもコーンヘッド直下のXSサイズのプラスチックチューブの部分だった。
ちなみにTIEMCO社のプラスチックチューブ2.0(LサイズとSサイズの組み合わせ)も使っているが、この類のトラブルは今のところない。

おそらくフライがターンオーバーする際など、確かに最も脆弱なこの部分には、かなりのストレスというか負荷が掛かるのかもしれない。
もっぱらコーンヘッドとの接続に使う細いプラスチックチューブにはGuideline社のXSサイズのプラスチックチューブを使っていたけれど、
ここ最近以前と比べて1.5倍ほどに値段が高騰していてなかなか使いづらく、今回は比較的お手頃な値段のTIEMCO社のXSサイズを使用。
確かに使用する前からちょっと細くて硬めかなと思っていたけれど、まさか使用している時に折れて、フライが空中分解してしまうとは想定外。
でも、空中分解したフライでも、イレギュラーな動きが功を奏したのかアメマスに気に入ってもらえることもあったけれども・・・笑。
もしかしたら、コーンヘッドのサイズをもう少し小さくすれば、こんな予想外のトラブルも起こる可能性が低くなるかもしれないと思う。


ロッドにリール、ライン、それにマテリアルもそうだけれど、どうしてこんなにフライ関係の商品って値段が高いのかなぁと思ってしまうことがある。
おそらくこの釣りを楽しむ人口そのものが少ないのが要因のひとつだとは分かってはいるのだけれどもね。
一番釣り人口が多いのは、やはり海釣りだろうか。
だから海釣りのアイテムを上手く使うと、もしかしたら意外とコストパフォーマンスは悪くないのかもしれない。


十勝川からの帰りの車中でのmoriさんとの会話、アメマス・ロケットが空中分解してしまった話をしていたら、ちょっとしたアイデアをいただく。
さっそく翌日には釣具量販店に足を運び、TOHO社のFIXPIPEという硬質カラミ止パイプを買ってきた。
購入したのは、0.8mmと1.5mmの2種類。値段も写真を見てのとおり、かなりのお値打ち価格。
0.8mmの方はXSサイズの代換品として使えそうだし、しなやかさも申し分なさそう。
チューブの先端をライターの火で炙ると、しっかりとコーンヘッドも止まる。
それに1.5mmとの結合にも何ら問題なく、1.5mmの方には愛用している5号のチヌ針ぐらいのアイの大きさなら、何とかギリギリ差し込めそう。
今週末はもう一度フィールドテストを試みてみようと思っているけれど、もしも上手くいけば僕としては思わずニヤニヤしてしまうかも。
これでチューブフライ愛好家がまた増えてしまうかな。
そうなると僕としてはとにかく嬉しい限りなのである。

P.S.THE SURFACE OUTFITTERSさんのHPで、ECHOのGlassロッド/Switch&Speyの予約が始まったみたいですね。
僕が気になるのは、12’4”の#6番かな(笑)。参考になりそうな面白い画像がInstagramから2枚ほど、(1)(2)


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by slowfishing-yun | 2014-11-18 22:38 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(8)
2014年 11月 17日

<Episode #75> お疲れさま。そして、よろしく。

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お疲れさま。長い間、本当にありがとう。
Usedで購入した僕にとっては2台目となるVolvo V70XCだった。
センサーの故障でエンジンのファンが止まらなくなるというトラブル以外、この距離までほとんどトラブルというトラブルはなかったように思う。
長距離ドライブ、そして後部座席を倒して広いスペースでの車中泊といい、その快適さは申し分なかっただろうか。
でも、さすがにこんな距離まで走ると、ブレーキブースターからの空気漏れ、後輪のベアリングからの異音、エンジン周りのベルトからの異音、
エンジンの掛かり難さなど、小さなトラブルが気になるようになり、車検が切れるのを機に長年お世話になったこの愛車ともお別れすることに。


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今度の車は現行車のひとつ前、つまり先代の最終モデルとなるVolvo XC70 Classic。
どういう訳か、この先代の車のデザインに愛着があって、同じくユーズドで購入。
Volvoという会社は車に不思議なネーミングのする会社のようで、ひとつの型式の最終モデルには必ず最後にClassicという名前をつけるようだ。
おそらく小さな不具合を少しずつモディファイしながら新たな機能を追加し、一番成熟したモデルがClassicではないかと僕は思っている。
案の定、新しい車の乗り味はとてもUsedとは思えないぐらいに成熟したもののように僕には思えた。
そんなスムーズかつ滑らかな乗り味の車に乗りながら、今度こそは総走行距離が20万kmを越えてやるぞと僕は意気込んだりするのだった(笑)。


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by slowfishing-yun | 2014-11-17 22:26 | Slow Fishing | Comments(8)
2014年 11月 16日

<Episode #74> 太いボディ / Tokachi River

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まるで流木か丸太のように太いボディ。
フリース地のグローブを外し、水の中でアメマスのボディを支えると、手にはずっしりとした重量感が伝わってくる。
数日前に巻いた空中分解する前のアメマス・ロケットを少し濁りの入った本流の中で気に入ってくれた十勝川のアメマス。
サイズにして、ナナマル・クラスの3Lサイズ。
6/7番のMeiser MKSをバットからグンニャリと気持ちよく曲げてくれた。


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出発前の札幌は雪が降っていた。
ハイウエイの長いトンネルを抜けると、融けた雪で黒く濡れたアスファルトが灰色の乾いたものになっていく。
気温が氷点下のフィールドには白霜がすべてのものの輪郭をなぞりながら降りていた。
乾ききった冷い風がフィールドで僕らを出迎えてくれる。
まずはロッドにアトランティックサーモンSH S3/S4 9/10(590gr)が巻かれたST.JOHNをセットした。


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オレンジ色のニット帽を被った僕の頭上には、この日も十勝らしい初冬を感じさせる冷たい青空が広がっていた。
8時頃を境にこれまでは穏やかだった風が徐々にその存在感を増し始める。
背後の河畔林からはキーキーとまるで鳴き声のように木立の幹が擦れ合う音が響いてきた。
最初のポイントでは悪くないサイズのアメマスにフックアウトされてしまう。
次のポイントでは、アメマスが少し沖合いのかけ上がりにステイしているのではと、この北西の風でも飛距離出そうな
スカジット・コンパクト・インター(540gr)+15フィート、Type8のティップが巻かれたMarquis Samon No.1にリールを交換する。


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それなりに水深のある足元がぬかるんだポイントでは、ほとんどバックスペースが取れない。
ストレスの掛かる窮屈なキャストだった。
ターンオーバーしたアメマス・ロケットが、下流へと膨らむスカジットコンパクトに引かれてゆっくりとスイングを始める。
やがてグーンと根掛かりのような負荷がロッド全体に掛かり、次第に振幅の大きなゆっくりとしたバイブレーションへと変わっていく。
極限まで張り詰めたティペットが強い北西の風を受けていつもより大きな糸鳴りを奏でてくれた。
大きなアメマスは僕の手にその重量感という余韻をしっかりと残して、濁りの残る本流へと帰っていった。
                                                           2.17→2.05

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by slowfishing-yun | 2014-11-16 17:49 | Fishing Reports | Comments(8)
2014年 11月 13日

<Episode #73> アメマス・ロケット

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以前から気になっていたアトランティック・サーモン用の"Snaelda Krinkle"というちょっと風変わりなフライとは、
僕なりにアレンジを加えていると、いささかイメージが違った風になってしまっただろうか。
週末に向けてアメマス用にといつもとは違うパターンでコーンヘッド仕様のチューブフライを巻いてみた。

テイルには最近お気に入りの複数色をブレンドしたスードゥーヘアーをダビングループでツイストしたものを巻きとめる。
テイルはマラブーでも代用できるけれど、テイルにマラブーを使うとファイバーが切れて短くなってしまうことがあるから、ちょっとね・・・笑。
ボディには少し太めになってしまうけれど、格安で手に入れたCactus Chenille Largeをお気に入りで各色。
カラーにはお好みのUVポーラーシェニールを2回転ハックリング。
あとはスペイハックルとコックフェザントランプで最後のアレンジを加えて終了。
ギラギラがお好きな方は、お好みのメタリックなフラッシャブーもお忘れなく(笑)。

何となくテイルのスードゥーヘアーを眺めていたら、フライが発射されたロケットのように見えたので、名前はイージーに「アメマス・ロケット」。
もしも本当にアメマスに気に入ってもらえたら、slow fishing fly collectionのひとつに加えてみようと思っている。


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by slowfishing-yun | 2014-11-13 22:49 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(2)
2014年 11月 09日

<Episode #72> バウンドするロッド / 晩秋の十勝川

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指先に伝わる衝撃の後に、ガバッ、ガバッとヘッドシェイクにシンクロしながら川面が大きく炸裂し、僕には大きな尾びれが目に焼きついた。
ティップはType8だったけれど、きっとコーンヘッド仕様のイントルーダーはそれほど深く沈んではいなかったかもしれない。
ほぼクロス気味にキャストし、下流に向かってゆっくりと膨らむスカジットコンパクト・インター。
フライがラインに引かれてスイングし始めると、衝撃は僕から下流に向かっておおよそ斜め45度の角度で訪れた。


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早朝の気温は氷点下だった。
河畔林の木立の間から鳥達の囀りが聞こえてくる。
透明感のある白い霜が輪郭を彩ったパリパリに乾いた枯草や枯葉を踏み分けながらゆっくりと本流を目指す。
きっと今日も11月としては暖かな一日となるのだろう。アングラーとして何となくそんな予感がした。


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ブルーの空とのコントラストからも、フィールドの秋はゆっくりと深まっているように感じられる。
鏡のような川面にも、柔らかく秋の乾いた風が吹くと、生命感のような淡い小波が息づき始めた。
ぬかるんだフィールドに足を踏み入れると、思っていたよりも本流の流れはあったかもしれない。
そういえば、夜空には大きな丸い月がポッカリと浮かんでいたから、きっと午前中はそういう潮周りなのだろう。
土手の上に登ると、対岸にウェーディングした友人ふたりの姿が小さく見えた。きっと彼らも素敵な釣りをしているに違いない。
午前中にはmoriさんに3Lサイズのアメマスが微笑み、
そして僕とandieloopさんには、それぞれにアベレージサイズのアメマスと少し大きめのアメマスが顔を出してくれた。


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ガクン、ガクンとアメマスの振幅の大きなヘッドシェイクにシンクロしつつ、バットからグンニャリと曲がった僕のMKSが大きくバウンドする。
そして今度は一気に下流へと疾走し、#6/7番のMKSにセットしたClassic79から激しいスクリーミングサウンドを奏でた。
一瞬、遡上したてのフレッシュなサーモンかと思えるようなトルクフルなパワフルさ。
大きな尾びれと野太いボディ。
これがもしも道東の海だったらと思うと、この釣りに魅了され、大海原めがけてキャストするアングラーの気持ちも分からないでもない。
何とか無事に大きなアメマスをランディングすると、僕にはなぜかあの海アメ独特の匂いがしたような気がした土曜日の午後だった。
                                                      2.04→1.97→2.01

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Today's BGM : ヴィム・ヴェンダース監督の映画「WING OF DESIRE (邦題)ベルリン・天使の詩」より。久しぶりに聴いたかな(笑)。


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by slowfishing-yun | 2014-11-09 22:37 | Fishing Reports | Comments(4)
2014年 11月 06日

<Episode #71> ダビングループと歯ブラシ

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今年の本流ラストシーズンに向けて、アメマス用のフライをいくつか巻き始めている。
先週の十勝川でも根掛かりで沢山のフライをロストしてしまったから、プラスチック製のフライケースに何本かは巻き足しておかないと・・・。
そうそう、近頃の僕の中でのマイブームといったら、なんといってもダビングループを応用したタイイング。
以前にも何度かトライしたこともあるけれど、マテリアル同士が絡むなど、どうも上手くいかなくって、
タイイングバイスの前で悪態をつくだけでなく、とても上品とはいえない言葉まで口にしてしまうから、しばらくの間は封印することにしていた。
ちなみにダビングツイスターは、釣具量販店で買った根魚・Bass用の一番重たいシンカーに、
事務用のゼムクリップを伸ばして形を整え、100円ショップの2液のエポキシ接着剤で固定した自作のもの。
個人的にはとても気に入っていて、かなり重宝している。


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ダビングループの間に、どうして上手くマテリアルが挟まらないというか、上手くホールド出来ないか、ある時を境にハッと気付く。
ダビングループの根元の2本のスレッドだけにスレッドを2~3回転巻くと、ダビングループの2本のスレッドがより密着して、
ダビングループに程よくテンションを掛けていると挟んだマテリアルがずれ難くなった。

それからダビングツイスターと同様に、僕が最も重宝しているタイイングツールは歯ブラシ。
ツイスト後、ダビングループに絡まったマテリアルを程よいテンションを加えながら綺麗に整えてくれる。
この歯ブラシはファイバーの先端が絡まったマラブーなどに使うと、マラブーの柔らかいファイバーがより生き生きとしてくるようにさえ感じられる。


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コーンヘッド仕様のイントルーダーやチューブフライでは、カラーにマラブーを使うことが多かったけれど、
最近では気軽にダビングループを楽しむようになり、ピーコックソードやシマーフリンジ、それにスードゥーヘアーを使ってみる事が多くなった。
今回のアメマス用のフライでは、色違いのスードゥーヘアーやキラキラとしたシマーフリンジをたっぷりと使ってみた。
ちなみにスードゥーヘアーでは、異なる色をミックスし過ぎると、コントラストの明確な綺麗な色が出なくなるので、どうかご注意あれ。


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by slowfishing-yun | 2014-11-06 22:22 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(0)
2014年 11月 02日

<Episode #70> Loop Classicと晩秋の十勝川のアメマス

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柔らかいカーブを描いたS字ハンドルを一番にイメージしてしまうバーミンガムスタイルのクラシックな雰囲気の漂うフライリール、
きっと何かの刷り込みはあるのだろうけれど、僕はやっぱりどんなデザインのフライリールよりも好きだろうか。
少し前にUsedでLoop社のClassic79というディスクブレーキ搭載のリールを手にいれた。
スカジットキャストがこれほどポピュラーではなく、僕がまだRio社のウィンドカッターというショートベリーのスペイラインで、
本流でのシングルスペイを楽しんでいた頃、何を間違ったのかLoop社のClassic1013という一番大口径のリールを買ってしまったことがある。
そのリールは今ではすでに手放してしまったけれど、Loop社のClassicというリールを手にしたのは、これで2台目ということになる。


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個性的なラチェットサウンドを耳にしながら届いたばかりの新しいリールにバッキングライン、ランニングライン、
それにスカジット・コンパクトのインター(540gr)と巻き込み、さて週末はどこのフィールドに足を運ぼうかと頭を悩ませる。
テレメーターで支流の水位変動の経過を見ながら、金曜日の夜には友人と十勝川へと足を運ぶことにした。
まずは十勝川下流域のアメマス、そして時期尚早であれば中流域のレインボーという贅沢な釣行プランである。
薄っぺらいプラスチック製のフライケースに、チャートリュースカラーのフライを慌てて詰め込んだ。


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早朝の気温はグッと冷え込んでいたけれど、フリース地のグローブを必要としない晩秋の十勝川。
そこには幻想的な朝靄に包まれた広大なフィールドが目の前に広がっていた。
早朝の湿りっ気のある独特のフィールドの匂いに優しく包み込まれる。
遠くからかすかに響く渡り鳥の羽音を耳にしながら、川底がぬかるんだ本流へとゆっくりとウェーディングした。
十勝川の下流域としては水位、それに濁度とフィールド・コンディションは申し分なかったと思う。


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十勝のフィールドに吹く風は秋の長閑さのように穏やかだったけれど、2.5号フロロ製のティペットの奏でる糸鳴りは何度か耳にした。
フィールドに静かにディープウェーディングし、ラインニングラインを少しずつリトリーブしてフライのスイングスピードを補っていると、
2キャスト目にはコーンヘッド・ゾンカーへのコツ、コツというショートバイトの後に、アベレージサイズのアメマスが顔を出してくれた。
さらに数m程ステップダウン。着水したフライにランニングラインを引いてテンションを加えると、いきなりズドンと鈍重なパワーでストライク。
水面から出た大きな団扇のような尾びれとバットからグンニャリと曲がる#6/7のMKSに掛かる負荷からは、経験的に3Lサイズオーバー。
でも、残念ながらこれは静かなまるで鏡のような十勝川の川面に大きな波紋を残しつつフックアウト。
きっとフッキングが浅かったのだろう。


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Type8のティップでは根掛かりが多いので、途中からはType6のティップに交換した。
さらに10mほどキャスト&スイングを続けながらステップダウンする。
下流へと釣り下っていったmoriさんの姿が少しずつ小さくなっていった。
リトリーブを加えたスイングの終わりかけ、僕のMeiser Rodにいきなり鈍重な衝撃が訪れる。
ロッドにセットしたLoop社のClassic79からパリ、パリ、パリと独特の音色を持ったスクリーミングサウンドが奏でられる。
ティペットが奏でる糸鳴りはしばらく鳴り止むことはなかっただろうか。
3Lサイズにはあと数cm足りないドーナツ状の白い斑点を身に纏った十勝川らしいアメマスだった。
アメマスはしばらく流れの中にステイしたあと、ゆっくりと少し濁った十勝川の流れの中へと消えていった。


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結局、中流域のレインボーへと移動することなく、土曜日という1日を下流域でのんびりと過ごすことになった。
午後も時間が過ぎるとブーツの中の指先がジンジンと冷えて痺れ始めたから、もしかしたら少し水温が下がったのかもしれない。
そろそろネオプレーンウェーダーの中に着用するインナーウェアーにも冬の釣りの準備が必要なようだ。
十勝川の本格的なアメマスシーズンが始まるのはもう少し先だろうけれど、寒さが厳しくなる12月中旬までフィールド通いは続くことになりそう。
                                                         2.10→1.96

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by slowfishing-yun | 2014-11-02 20:29 | Fishing Reports | Comments(18)