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2014年 04月 30日

<Episode #28> サクラとエリーゼ

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火曜日は日差しが強くて、なんだか春を通り越して初夏を思わせるような汗ばむ陽気だった。
ガレージで一冬を越したエリーゼのホコリだらけのボディカバーを外し、ローバーKエンジンにやっと火をいれた。
そして、今年もよろしくと点検がてら、ゆっくりとボディを隅々まで洗車することにする。
僕のエリーゼも、すっかり年をとってしまい、今年の秋でとうとう5回目の車検。
今年は何回ぐらいこの車に乗ってオープンエアーを感じながらフィールドへと足を運べるだろうか。
小さなバッテリーもそろそろ交換の時期だし、途中で何かしらの電気系のトラブルに見舞われたら厄介だなぁ・・・。
そんなことを考えながら飛び石で小さな傷がたくさんある赤いボディを冷たい水でしっかりと洗った。

春の陽気に誘われて、例年よりもちょっと早く、サクラの花が咲き始めたようだ。
今年は朱鞠内湖にサクラの花が咲く頃にでも、お気に入りのロッドを助手席に乗せて遠出して見ようと思っている。


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by slowfishing-yun | 2014-04-30 21:28 | Slow Fishing | Comments(2)
2014年 04月 29日

<Episode #27> irregular

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何ともいえない淡くて春らしい日差しが、まるで薄い皮膜でも被ったように柔らかく川面に降り注いでいた。
僕はようやく時期と気温とが絶妙にシンクロした本当に春らしい日差しをフィールドで感じることが出来たように思う。
週末に友人達と過ごしたのは、フィールドに芽吹くフキノトウの緑黄色が幾分大きくなり始めた東の果ての本流だった。
川面には海鳥の落し物がフワフワと漂っていたりして、何だかとっても雰囲気は穏やかだっただだろうか。


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干潮の時間帯にいつもとは違うイレギュラーな立ち位置からフィールドを眺めてみた。
すると、まったく別のフィールドにでも足を運んでいるような感じがして、不思議なぐらい新鮮な気分だった。
もしかしたらいつもと何ら変わらないレギュラー仕様だったのは、マイザーロッドとスカジットラインのシステムぐらい?
取り敢えずリトリーブもスイングもスカジットコンパクト・インターに15フィート、インターミディエイトのティップの組み合わせ。
ロッドはマイザーの14フィート、6/7番、MKS。


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鮭稚魚を模したフライとインターのティップが流れに馴染んだ頃合を見計らって大きくラインを上流側へメンディング。
きっと僕のフライは急激なアクションでヒラを打ったようにバランスを崩し、イレギュラーな動きでアメマスを魅了するのだろう。
それにリズミカルなリトリーブではなく、ストロークの長さ、リトリーブのスピードと出来るだけイレギュラーなリトリーブを心掛ける。
きっとアメマスはイレギュラーな動きのものの方により強く好奇心を示すはずだろうから。


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そんな事をひとつずつ確かめながら、ペリーポークからのスカジット・キャスト&イレギュラー・リトリーブを繰り返す。
それでも不思議と残された体力を考えつつ、穏やかな春らしいフィールドで過ごす時間を楽しんでいたかもしれない。
そんな訳で、2009年から毎年お世話になっている鈴木旅館さんで、初めてお弁当ではなく朝食をいただいたりした今回の釣り旅。
急ぐともなく、何ともまったりとした日曜日の朝だったかな。こちらも、ずいぶんとまぁイレギュラーでして・・・笑。
さてさて、岸際の浅場で小さな鮭稚魚達を見かけたけれど、今回は下流へと移動していく鳥山をそれほど見ることがなかったから、
アメマスの鮭稚魚への刺激的なボイルは、もしたら僕らがフィールドを離れてからになるのかもしれないね。


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by slowfishing-yun | 2014-04-29 18:56 | Fishing Reports | Comments(10)
2014年 04月 23日

<Episode #26> Brass Faceのちょっと気になるリール

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先週末に足を運んだフィールドは、流れがあっても潮位によって淡水と海水とが混ざり合う汽水域だった。
水面近くでアメマスが大暴れすると、何かの拍子に水飛沫が顔にバシャバシャっとかかったりする。
そうなると予想通り、それは海水が混じったかなりしょっぱいものだったものだから、
これは夕方宿(鈴木旅館)に帰ったら、取り敢えずリールの塩抜きというか、リールの表面を軽く水で洗うことぐらいは
しっかりとしておかないと・・・、と思うわけで(笑)。

案の定、僕のエナメル塗装を落としたリールたちは少しずつ表面の光沢が落ちていて、曇ったような変色というか腐食が始まっていた。
ハンドルフェイスの少し光沢を抑えた雰囲気も悪くは無いのだろうけれど、何となくシルバーは光沢がある方が僕は好きなので、
今回も自宅に戻ってから、いそいそと極細かい粒子のコンパウンドを引っ張り出してきて、しっかりとポリッシュを施す。

リールの腐食で思い出したけれど、何気なくリンクしているSpey Pagesのサイト内を徘徊していたら、
SpeycoのBrass FaceのSnake Rollで、オーナーが少し手を加えた、なかなか雰囲気のあるリールが紹介されていた。
どうやら何かしらのケミカル(薬品)を使ってブラスの表面を腐食させ、アンティークな雰囲気を出そうという意向らしい。
少し曇ったブラスにポリッシュされたシルバー、それにブラックの組み合わせ。
同じバーミンガムスタイルのS字ハンドルでも、僕はどうもこのSnake Rollのハンドルのシェイプがあまり好みではないけれど、
リールの色の配色としては、もしかしたら僕がこれまで見てきたSpeycoのリールの中で、一番魅力的に映るリールなのかもしれない。
それにしても少し腐食が始まり青味が浮かび上がり始めたこのリールのブラスフェイス、何度見てもやっぱりカッコイイなぁ。


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by slowfishing-yun | 2014-04-23 20:17 | My Favorite Reels | Comments(2)
2014年 04月 21日

<Episode #25> Railroad River or Oyster River

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まるで毎年の恒例行事のように、今年も友人達と北海道の極東の地を流れる本流に足を運んでみた。
2本の平行に走るローカル線の線路の下に敷かれた枕木の数々。
それは見渡す限りどこまでも果てしなく延々と並べられているかのようであった。
それにしても木製の枕木というのはコンクリート製の枕木とは違って、色、ひび割れ具合、
それに表面に鋭利な物で刻まれた何かしらの数字といい、どれひとつをとってもそれぞれが個性的で
決して同じ物はなかったように思う。
もちろん枕木としての本来の機能は別としてではあるが・・・。
もしかしたらここ、極東の本流で出合うアメマスにも同じことが言えるのかもしれない。
サイズはともかく、体に少し傷のあるアメマスだったり、上顎の少しへこんだワイルドな表情のアメマスだったり、
背中の色も茶色や少しグリーン、それにアメマスに特徴的な白い斑点の数や大きさも、よ~く見るとそれぞれが個性的で、
僕なんかにいたっては、ついつい釣りの方に夢中になってしまうけれど、もしかしたらそんなアメマスとの出合いは、
やっぱり一期一会なのかもしれないと思ってしまう。


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泥炭地のタンニンが染み出した、まるで濃く入れ過ぎた紅茶のような色合いの本流は、今年も緩やかに流れていた。
少し濁っているのかなと思ったけれど、ブーツの先が薄っすらと見えるぐらいだから、それほどでもなかったようだ。
そんな極東の本流で、どこかワイルドな雰囲気を漂わせるクチグロのアメマスは、今年もやはり顕在だったように思う。
アメマス達のパワフルさはリールが奏でる心地よい音色とともに、僕が手にしたMKSをグイグイとバットから曲げていった。


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風はとにかく強くて、土曜日にはそんな強風に雪すらも混ざり、体感温度もみるみると下がっていった。
今年は例年よりも残雪の量が少し多いのかもしれない。
そのせいかフキノトウも存在感を主張するには、まだまだそのサイズが小さかったように思う。
極東の地では、春の訪れにもう少し時間を要するのかもしれない。


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ラインはスカジットコンパクト・インターにクリアーのType1、15フィートのティップの組み合わせ。
スカジットコンパクト・フローティングにType3、15フィートのティップの組み合わせも用意したけれど、結局最後まで使わなかった。
岸際を懸命に泳ぐシラウオの群れを僕は初めて見かけたけれど、次回は浅瀬に鳥山も出始めていよいよ鮭稚魚なのかもしれない。
今回は年甲斐も無く、寝不足にもかかわらずすっかり釣りの方に夢中になってしまって、体の方はなんだか疲労困憊気味。
さてさて、次回はもう少し体力のことも考えながらパワフルなアメマスとの出合いを楽しもうかなと・・・笑。


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by slowfishing-yun | 2014-04-21 23:54 | Fishing Reports | Comments(8)
2014年 04月 16日

<Episode #24> フライパターンのネーミング

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フライパターンのネーミングには、「エッ?どうしてこんな名前なの?」と思えるぐらい実に不思議で、
時にはちょっとふざけ過ぎているのではないかと思えるぐらいユニークな感じのするものがあったりする。
中には恋人の名前をこっそりと忍ばせたりと、それぞれのフライパターンのネーミングには、
もしかしかしたらそのフライパターンの考案者の秘かな思い入れがたっぷりと含まれているかもしれないし、
時にはちょっとした下ネタ交じりのジョークも混じっているフライパターンのネーミングもあるのだろうけれど、
それにしても、やっぱりどうしてわざわざこんなネーミングにしたの?と尋ねたくなるものが多々あったりする。


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ホットオレンジもしくはレッド、それにイエローにブラックがメインカラー。
そしてブルーやゴールドがほんの少しアクセントとして加わっていたりするフライ。
パッと頭にひらめくものや何かしらのヒントも何もないフィールドを目の前にしたら、
おそらく僕はこんな色合いのフライをチープなフライボックスからまず見つけ出して、ティペットの先に結ぶのだろう。
もしかしたら本流では一番信頼しているカラーなのかもしれないと思いながら・・・。

そんなカラーのフライをイメージして、まず「willie gunn fly」というキーワードで画像検索をしてみると、それはそれは・・・笑。

「willie gunn」 = ウィリーガン
「monroe killer」 = モンローキラー
「thunder and lightning」 = サンダーアンドライトニング

僕の中では細かいレシピはさておき、ちょっと似たようなカラーイメージのフライパターン。
安直なサンダーアンドライトニングというネーミングは、いかにもという感じで分かりやすいけれど、
ウィリーガンにモンローキラー、おそらくこのフライパターンの考案者は、
きっとニヤニヤしながらフライパターンのネーミングを考えたに違いないと思うと、
さらにこれらのフライパターンへの愛着が僕の中で沸いてきただろうか・・・笑。


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by slowfishing-yun | 2014-04-16 19:24 | Slow Fishing | Comments(2)
2014年 04月 13日

<Episode #23> 早春の強い風と川面のきらめき

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きっと夜のうちは気温がグッと冷え込んでいたのだろう。
フィールドのいたるところに白く際立ったうぶ毛というか棘のようにも見える細かな霜が降りていた。
道南に訪れた春を僕に感じさせてくれる緑黄色のフキノトウも、もちろんそれは例外ではない。
ただその寒さの角だけは、少しは丸みを帯び始めていただろうか。
なぜなら、まだ早朝のうちは風がその存在を忘れるぐらい、ひと際穏やかだったものだから。


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道南の本流に架かるいくつかの橋の前後で、まだまだ冷たい流れの中に静かにウェーディングした。
膝下ぐらいの水深の岸際をサ、サ、サっと、とてもすばしっこく泳ぐ小さな鮭稚魚の姿を見た。
でも、もしかしたらその数は思ったよりも少なかったかもしれない。
なんとも早春らしく、今日はとにかく日差しが強いから、もしかしたらストラクチャー周りに隠れているのかもしれないけれど。


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期待感をお釣りがくるぐらいたっぷりと持って臨んだ最初の2ヶ所のポイントでは、まったく何のコンタクトも訪れなかった。
そして3ヶ所目の少し水深があるポイントで、やっと僕の流すフライにプルプルと小振りなアメマスからのコンタクトが訪れる。
それにしても、身体の割にはずいぶんとあどけない表情のアメマスだった。
雪代の入った冷たい流れにそっとリリースする。あっという間に姿が見えなくなった。
楽しみにしていた無駄の欠片も無い筋肉質なアメマスとのスリリングな出合いは、そういう訳で来年へと持ち越しに。


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午後からは風がずいぶんと強まったかな。
下流からの強い風に煽られて小波立つ川面が、早春の太陽の日差しを浴びてギラギラと眩しく輝いていた。
頭上のすぐ近くの空でホバリングしながら囀るヒバリの鳴き声が、何だかとても春らしくって心地が良かったように思う。
S1/S2のアトランティック・サーモンSHを巻き込んだKineyaのリールの逆回転音も、そんなヒバリ達の鳴き声のように、
僕にはちょっと控えめだけれど、とても心地が良い音色のように響いてきたのだった。

                                                         3.27→3.29

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by slowfishing-yun | 2014-04-13 17:53 | Fishing Reports | Comments(4)
2014年 04月 01日

<Episode #22> Repaired Kineya Model 705

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Kineyaさんにメンテナンスをお願いしていたmodel 705の作業が無事に終了したとの連絡があり、
予定通り3月の末にリペア&メンテナンスを終えたmodel 705が、自宅に宅配便で届けられた。
Kineyaさんと電話でお話しするのは、お正月明けにリールの修理をお願いした際以来だろうか。
とにかく最初の電話では、とても緊張してお話したのを良く覚えている。
でも、この日の電話口の向こうのKineyaさんの声は、照れながらもどこか弾んでいたように僕には感じられて、
きっとそれは作業が上手くいったことを、僕にジンワリと確実に伝えていたように思う。
そんな訳だから、リールが届くのが本当に楽しみだった。

修理をお願いしていたブレーキの気になる箇所は、ベアリング追加などスプール内部の改造によりすっかり解消されていて、
ハンドル&スプールの逆回転時には、スムーズに問題なく均一のブレーキ・テンションを保ってくれている。
おまけに可能な限り各パーツが、さらにポリッシュ・アップされていた。

「ドラグノブは、手の平を押し当てて、手首でねじります」
参考までに、とこんなささやかなアドバイスまで。
実に嬉しい心遣いなのであった。


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by slowfishing-yun | 2014-04-01 22:56 | My Favorite Reels | Comments(0)