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2014年 02月 23日

<Episode #13> Winter Blue Field / Tokachi River

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いかにも十勝らしい、遮るものなどどこにも見当たらないと思えるような、とびっきりの寒々とした冬の青空が川面に映し出され、
僕には氷の塊と共にゆったりと流れる川面からのギラギラとした冬の太陽の照り返しが、よりいっそう眩しいものに感じられた。
例年よりも少し早めだけれど、友人達と2ヶ月ぶりに足を運んだのは、岸際に厚い氷が積み重なった十勝川の下流域のフィールド。
フィールドが描き続ける白とブルーのコントラストが、ことのほか美しかっただろうか。


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冷たい流れにウェーディングしながら僕の耳に届くのは、岸から張り出した厚い氷のきしむ音に、そんな厚い氷から滴る水の音色、
そして静かに流れ続ける、春の目覚めにはもう少し時間がかかりそうな、川からのさまざまな音色のシンフォニーぐらいだろうか。
お気に入りのロッドのガイドは瞬く間に凍りつき、ラインをリトリーブする指先には、
毎回シャーベット状の氷の塊が出来るけれど、そんなことはもちろんお構いなし。
それでも、時折り訪れるアメマスからの躍動感に、僕の気持ちもなぜかしら少しホッと和んだような気がする。
気温は一日中氷点下が続いただろうか。でも風が吹き止むと、ほのかな暖かさがフィールド全体を包み込む。
そんなことを感じながら、やはり僕にとってフィールドで過ごす時間というものは、
言葉では到底言い尽くせないぐらいとても大切な時間のように思えた一日だった。

Rod : R.B.Meiser S2H14067MKS-4 the "Water God"
Reel : Hardy the "ST JOHN" polished
Line : SA Atlantic Salmon SH #9/10 S3/S4
Fly : コーンヘッド仕様のイントルーダーチューブフライ、チャートリュース、オレンジ、ブラック、パープル


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by slowfishing-yun | 2014-02-23 14:08 | Fishing Reports | Comments(12)
2014年 02月 19日

<Episode #12> skagitのティップ製作

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友人の勧めで僕が最初に購入したスペイラインは、当時としてはヘッドが一番短かったRIO社のウィンドカッター。
しかも先端から15フィートのティップは、チェンジャブル仕様。
そして付属のティップワレットには、フローティング、クリアーのインター、タイプ3、タイプ6、タイプ8が収められていた。
おそらく僕としては、シンクレートの異なる5つティップの中でも特にタイプ6やタイプ8の2つ使用頻度が高かっただろうか。
何しろこの2つのティップだけは、コーティングが剥がれて毎シーズンごとに新しい物に交換していたものだから。

スペイに取り組む前のフルシンクのシューティングヘッドの時からの習慣で、
ついついシンクレートはタイプ別の数字で表示されていた方が、
僕の場合はイメージがしやすいのかもしれない。
例えば湖での、フライを沈めてリトリーブする釣りなら、タイプ2のシンクレートが基本といわれたように。

スカジットに取り組むようになっても、このイメージというか習慣はなかなか抜けきらなくって、
やはりフィールドではお気に入りのAIRFLO社のスカジット・コンパクトの先に、
RIO社の各種シンクレートの15フィートのテイップの組み合わせ
でキャストを楽しんでいた。
でも残念なことに、このRIO社の15フィートのテイップには、やはりそれなりのプライスが・・・笑。
そこで今シーズンは、自作の重さの異なるティップをいくつか用意して、フィールドに足を運ぼうと思っている。

おそらくフィールドの流れの状況を見て、既存のシンクレートとティップの重さに長さを頭の中で相関させながら、
パッと流れの中でのフライの泳ぐ様子をイメージすることが出来るようになるまでには、
たっぷりと時間と経験を必要とするのだと思うのだけれども、まぁこればかりは仕方がない。

<今回カスタムしたティップ>

T8   4.5m(約15フィート)
T11  4.5m(約15フィート)
T14  3m(約10フィート)、4.5m(約15フィート)
T17  3m(約10フィート)

ティップワレットには、15フィートのフローティング、インター、タイプ3に加え、上記の5本のティップが収まる予定。

カスタムしたティップの先端には自作のブレイデッドループ。重さと長さが分かるように、スレッドの色で分類した。
後端はラインを折り返し、折り返したラインの先端のコーティングを剥がした上で、スレッドでしっかりと固定。
さらに3ヶ所程に瞬間接着剤を滴下し、全体をアクアシールでコーティング。
まぁそんな訳で、しばらくは試行錯誤の日々になるんじゃないかと思っている次第(笑)。


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by slowfishing-yun | 2014-02-19 21:29 | 私的北海道のSkagit考 | Comments(2)
2014年 02月 15日

<Episode #11> ラバーレッグを使ったコーンヘッド仕様の鮭稚魚チューブフライ

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写真の右上は、これまでのオーソドックスでスリムなイントルーダー・パターン。
中央は、カラーのナチュラルのギニアを省いたパターン。
写真の下は、カラーにナチュラルのギニアを巻いたパターン。

厚い氷の塊だった河原の雪が少しずつシャーベット状からざら目状に融け出し、
フィールドに暖かな春らしい日差しが眩しく注ぐ時期になったら、
きっと今年も僕はティペットの先に鮭稚魚を模したフライを結ぶことになるのだろう。

これまではノンウェイトのイントルーダー・パターンが僕の中での鮭稚魚を模したパターンのメインのフライだったけれど、
今年はラバーレッグを使ったチューブ・パターンのフライを使ってみようかなと思っている。
きっとテムズさんのお正月セールで購入したヘアライン社のClazy Legs Clear/Pearl Flakeが、
このフライのアクセントになっているのだろう。
ちなみにタックルマックさんから購入している4.5mmのブラス製のコーンヘッドは薄くて軽量なので、
沈下をスピーディーにする目的ではなく、あくまでもテイルのフックとのバランスを取るために装着している。

今回のフライはイメージ的に鮭稚魚やワカサギ・カラーだけれど、
マテリアルのカラーをガラッと変えて、オールチャートリュースやオールオレンジというのも悪くはないかな・・・笑。

そんな訳でタイイングの詳細については、画像の枚数が多いので、
slow fishing ver.1のこちらにアップしました。


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今日のBGM :








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by slowfishing-yun | 2014-02-15 13:30 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(8)
2014年 02月 11日

<Episode #10> Classic and Modern

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自宅のPCのマイピクチャに「気になるフライ」というフォルダを作り、
夜な夜ないろんなサイトやブログを徘徊しながら、
おっ、これはなかなかいいんじゃないの、と何かしら今後のフライタイイングにヒントになりそうな面白いフライを見つけては、
そんな「気になるフライ」というフォルダに、コピー&ペーストする作業をずっと前から続けている。
悲しいことに、そんなことでもしておかないと、そういえばあのフライはどこのサイトで見つけたんだったかな、
とすぐに記憶の片隅から消えていてしまいそうだからね・・・笑。
画像のストックが結構増えてきたので、そろそろ「サーモンフライ」、「スティールヘッドフライ」、「ウエットフライ」、
「ストリーマー」、「イントルーダー」、「チューブフライ」とさらにフォルダで分類しておいた方が便利かも、と思う今日この頃。


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自宅にDAIICHIの2050、#5番のスペイフックのストックが数本だけあったので、
タイイングバイスの周りから使えそうなマテリアルをゴソゴソとかき集めてくる。
そして、「気になるフライ」というフォルダから、ヒントになりそうなフライの画像のいくつかを引っ張り出し、
僕なりに少しクラシックなサーモンフライの雰囲気が漂うフライをアレンジしながら巻いてみた。
モダンなテイストのアレンジとして、UVポーラーシェニールをほんの少し使ったりして・・・笑。
そういえば去年の今頃も、巻きためたコーンヘッド仕様のイントルーダーにアレンジを加えていたかな

ものぐさな僕には本気モード全開のクラシックなサーモンフライが巻けるようなテクニックもないし、
マテリアル・フェチというかマニアでもないから、ちょうどこれぐらいのものぐさフライがピッタリなのかもしれない。
くたびれたホイットレーのアルミボックスは、昨年に使えそうもないフライを整理したので、まだまだすき間はたっぷりとあるから、
「気になるフライ」のフォルダを開きながら、さて次はどのフライをどんな風にアレンジして巻いてみようかな、
と僕はまたまたイメージを膨らませながら迷うのであった(笑)。


予告 : 次回は、昨年の「私的・鮭稚魚イントルーダー・2013バージョン」に引き続き、
     「ラバーレッグを使ったコーンヘッド仕様の鮭稚魚チューブフライ」を予定。


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by slowfishing-yun | 2014-02-11 15:19 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(4)
2014年 02月 08日

<Episode #9> C.F.Burkheimer Fly Rods

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無水エタノールを乾いた柔らかい布にたっぷりと染み込ませ、ブランクの汚れをゆっくりと拭き取る。
次にCRC5-56を少しだけ吹き付けたもう一枚の柔らかい布で、汚れが落ちて表面の無水エタノールが乾いたブランクを、
さらにゆっくりとなぞるように優しく拭く。さながら柔らかな薄い皮膜がブランクを包み込むように。
ロッドのブランクにはフィールドでの使用で出来てしまったいくつかの小さなすり傷はところどころにあるけれど、
いかにもバーキーらしい"Deep Cedar Green"という、まるで針葉樹の葉のような少し青みがかった濃緑が、
よりいっそう鮮やかなものとなっていった。


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Spey Pagesというウェブサイトを見ていると、北米のスティールヘッダーが好むカスタムスペイロッドとして、
C.F. Burkheimer、R.B.Meiser、それにAndersonの名前がよく出てくるようだ。
それぞれに個性があって、何よりも一目でそのロッドと分かるコスメが特徴といえるのかもしれない。
(Andersonも面白そうだけれど、どうも僕好みのコスメではなくってね・・・笑)

ちなみに2009年製の僕のバーキーは、14フィート1インチの7番。カタログ上では、7番のスペックの中で一番長いロッド。
コスメはベースとなる"Classic"シリーズだけれど、リールシートをオーダー時に、ストラブル社製の
ニッケルシルバーのメタルを使ったウッドインサートにカスタムしてもらっている。
個人的にこの何とも言えない淡い琥珀色のウッドの色合いは、とっても好みだったりして・・・。
グリップのシェイプは、やっぱりMeiserの方がデザインや握った感じからしても、僕の好みかな(笑)。


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僕にとってフィールドでのメインロッドは、ついついお気に入りのMeiserになってしまいがち。
でも、ブルーグレーのロッドソックスからバーキーのバットセクションを取り出す度に、
このロッドはなんだかとっても軽いなぁといつも思っていた。あくまでも僕自身の感覚としてだけれど・・・。
そこで、実際にロッドの重さを量ってみることにする。

C.F.Burkheimer 14フィート1インチ、7番     242g
R.B.Meiser 14フィート、6/7番、MKS     345g

ロッドの長さ、番手とほとんど同じスペックなのに、
重さにおおよそ100gもの差があったなんて、僕自身もちょっと驚き。
どおりで軽く感じるわけである(笑)。


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by slowfishing-yun | 2014-02-08 22:06 | Custom Spey Rods | Comments(2)
2014年 02月 05日

<Episode #8> SimpleなTube Fly

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いくらシンプルで飾りっ気のないチューブフライだからといっても、
僕にとってせいぜい4本の色違いのフライを巻くのが、集中力を保ち続けるのに精一杯だったかもしれない。

それにしてもandieloopさんが紹介されていた動画のチューブフライは、シンプルそのもののような気がする。
プラスチックチューブに、マテリアルはバックテイルと色違いのカシミアゴートヘアー、
それにピーコックハールとフラッシャーブーのトッピング。たったこれだけのシンプルさに僕はいささか驚きを隠せない。
動画のフィールドは南米のリオグランデだろうか。吹きぬける強風が川面を大きく波立たせる。
降海型のブラウントラウト、つまりシートラウトの力強い躍動感が、ダブルハンドロッドをグイグイとバットから撓らせていた。


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無駄なものを一切省いたようなフライには、本当にサカナに好かれる要素だけがギュッと塊のように凝縮されているのだろうか。
確かにそんなフライがいったいどんなものかと、まったく興味や関心がない訳ではないけれど、
どこか釣り人を魅了するささやなか何かしらに欠けるような気がして、
僕には何だかつまらないもののようにも思えたりする。

今年に入って僕が巻いたフライは小さなサーモンフックに巻いたものばかりだったから、
久しぶりにちょっと長めのシンプルなチューブフライを巻きたくなった。

ボディにUVポーラーシェニール、そしてカラーにはナチュラルのギニアのアレンジを加えてみる。
ヘッドのブラス製のコーンヘッドは、かなり薄くて軽い安価なTackle Mac製なので、
目的は沈下をスムーズにするためではなく、あくまでもテイルのフックとのバランスを取るために装着。

でもやっぱりいざ巻いてみると、相変わらずテーマのシンプルさはどこへやらなのである(笑)。


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by slowfishing-yun | 2014-02-05 21:33 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(2)
2014年 02月 02日

<Episode #7> Red Line Syndrome

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Hardyのソブリンに彫られたモデル名を示すカリグラフィーの文字には、これまでシルバーのラッカー塗料を流し込んでいた。
こちらもリールのささやかなコスメとしては、どこか控えめな雰囲気がして、まんざら悪くはなかったように思う。
でも、bolocyanさんのソブリンに刻まれた文字に、赤い塗料が注がれているのを見て、
僕もソブリンのコスメをシルバーからレッドに変更することにした。


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文字の上に水性のエナメル塗料を盛り付けるように塗り、煙草に火をつける。
ちょうど1本ゆっくりと吸い終える頃合を見計らって、ボディを傷つけないような柔らかいヘラ(僕はプラスチック製のスケールを使用)を使い、
そっと塗料を塗りこむように、余分な塗料を取り去る。
取りきれない塗料は、ラッカー薄め液を染み込ませたティッシュで優しく拭き取り、作業は無事終了。
どうやら、このやり方の方が、塗料をよりしっかりと文字の中に注ぐことが出来るようだ。

ゴールドと赤や黒の組み合わせは、どこか西洋の宗教画のようなテイストのするコスメだけれど、
個人的には嫌いではない色の組み合わせだろうか。

週末は数本のフライを巻き、スカジットコンパクトの先に繋ぐティップのメンテナンスにとりかかった。


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by slowfishing-yun | 2014-02-02 22:08 | Slow Fishing | Comments(2)