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2013年 12月 31日

<Prologue #6> Hardy the "PERFECT" 33/4"

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Hardy the "PERFECT" 33/4"

fishordieさんの仲介でカナダにお住まいのアングラーの方から僕が手に入れたリール。
スカジットコンパクト540グレインを巻き込んだ状態で、リールの自重は449グラム。
決して軽くはないけれど、フィールドでその重さを意識したことはないだろうか。
オリジナルは少しグレーがかったエナメル塗装だったけれど、
思い切ってハンドルプレートとスプールのエナメル塗装をゴシゴシと塗料はがし剤を塗って落としてからは
リムの黒とステンレスのような光沢のあるシルバーとのコントラストが美しくって、
とにかく僕のお気に入りのリールのひとつとなった。


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これまでに、黒鉛塗装のほとんど落ちたPerfectの4"ナロースプールの37/8"を手にしたことはあるけれど、
このエナメル塗装のPerfectとはラチェットサウンドがちょっと違ったような気がする。
とにかくハンドルをカリカリと回すと、何ともいえない上品で官能的なサウンドを奏でてくれるのは、
きっとハンドルプレートとボディとの間の小部屋というか狭い空間の中で、音そのものが共鳴しているからなのかもしれない。
エナメル塗装のPerfectは少しミュートの効いたくぐもったサウンドだけれど、黒鉛塗装のPerfectの方はというと、
より乾いた硬質なサウンドだっただろうか。
もしかしたら製造された年代にもよるのだろうけれど、ボディそのものの材質や厚さも何かしらその音色に
影響を及ぼしているのかもしれない。それにラチェットにテンションを加えるスプリングの素材も違ったような・・・。
個人的にはやっぱり黒鉛塗装のPerfectのラチェットサウンドの方が、さながらビンテージ楽器のようで好きだろうか。


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僕としては1912チェックの復刻モデルの33/4"がとても気になるリールのひとつ。
何ともメカニカルなチェックシステムも魅力的で、きっと素敵な音色を奏でてくれるのではと思ってしまう。
USEDでもなかなかめぐり合えないけれど、もしも出合えることがあったらと・・・笑。

エナメル塗装を落とした場合、ハンドルプレートやスプールが水に濡れるとすぐに変色し始めるから、
釣行後はコンパウンドを染み込ませた柔らかい布でこまめにメンテナンスをすることにしている。
それでも、最初に塗装を落とした時のような硬質な光沢が全て取り戻せるわけではないけれど、
それはそれで個人的には何とも言えない趣があって好きかもしれない。


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by slowfishing-yun | 2013-12-31 14:34 | My Favorite Reels | Comments(0)
2013年 12月 31日

<Prologue #5> Hardy the "ST JOHN"

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Hardy the "ST JOHN" 37/8"

ダブルハンドのスペイロッドに合わせるHardyのナロースプールのリールといえば僕がすぐにイメージするのは、
Marquis Salmon No.1ST JOHNのふたつぐらいだろうか。
どちらも構造はシンプルで、さらに軽量。おまけにリールの直径は37/8"とほとんど同じサイズ。
アトランティックサーモンSHなどのスカンジ系のラインを収納するには、巻き癖もつきにくくてちょうど良いサイズ
なのかもしれない。
Perfectにも37/8"や多少はラインを収納出来そうなワイドスプール・タイプのリールもあるけれど、
どちらも新品ともなると高価なのでなかなか簡単には手が出せそうもないし・・・。

ちなみに、
Marquis Salmon No.1はアトランティックサーモンSHの#10/11を巻き込んだ状態で、自重は322グラム。
ST JOHNはアトランティックサーモンSHの#9/10を巻きこんだ状態で、自重は308グラム。
どのリールと比べて軽量と表現するかはさておき、とりあえず参考までに(笑)。


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Marquis Salmon No.1、それにST JOHN。どちらもかなり丈夫だからフィールドのコンディションを選ぶことはなく、
どんな状況でもタフに使えて好きなリールだけれど、僕としては、やはりST JOHNの方が好きだろうか。
その理由のひとつは、このリールのスクリーミング・サウンド。
つまり車でたとえるならエキゾーストノート、エキゾーストサウンドがとにかく官能的で派手だからだろうか。
例えばスイングするフライをテイクした大きな鱒が下流へと猛烈なスピードで疾走しようものなら、
エンジンはリミット近くまで一気に高回転で回りだし、甲高いエキゾーストノートがフィールドに響き渡って、
フィールドでの存在感はそれはもう・・・笑。
もちろん、時にはちょっとそのサウンドが大き過ぎて恥ずかしくなる時もあるのだけれどもね。

ちなみに、ST JOHNの方は、特に何かしらチューンナップを施さなくても、そのサウンドは十分大きくて魅力的だったりする。
それに、黒鉛塗装とエナメル塗装やチェックの構造の違いで音色は少し変わるけれど、黒鉛塗装のサウンドは、
どちらかというと音色に丸みを帯びていて、エナメル塗装のMk2チェックの方はかなり鋭角的なサウンドだろうか。


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正直なところ、エナメル塗装がボテっと厚く塗られたUSEDで手に入れたST JOHNには、リールとしても
機能やそのサウンドは別として、デザインは無骨だけれどどこか野暮ったい感じがしてあまり魅力を感じず、
フィールドではお気に入りのロッドに装着するということはあまりなかっただろうか。
でも、ボディやスプールのエナメル塗装をゴシゴシと落として、どこかより軽量で洗練された雰囲気が漂うように
なってからというもの、僕はさらにこのリールのことが好きになったかもしれない。
フィールドで酷使する度にボディやスプールの変色や腐食が少しずつ始まって、さらに良い感じの風合いが
出始めたように思うけれど、時々コンパウンドを染み込ませた柔らかい布で磨くと、またちょっと違った表情を
見せてくれるような気がして、これも釣行後のリールのメンテナンスの楽しみのひつだろうか。


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ボディに彫られた刻印に最初はタミヤのアクリル塗料でお化粧を施してみたけれど、あまりしっかりと塗料が
入り込まなかったので、今度はホームセンターで買った水性エナメル塗料で、もう一度お化粧を施してみた。
今度はしっかりと塗料が入ったようだけれど、やはり赤い塗料にほんの少しだけ黒を混ぜた色の方が、
昔のスポーツカーのボディに塗られたイタリアンロッソのように、どこかクラシカルで落ち着いた風合いが
出るのではないかと思った次第。

そんな僕のST JOHNは、きっと来シーズンもフィールドで官能的なエキゾーストノートを
たっぷりと奏でてくれるんじゃないかと思っている。


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by slowfishing-yun | 2013-12-31 12:03 | My Favorite Reels | Comments(0)
2013年 12月 30日

<Prologue #4> R.B.Meiser Fly Rods

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R.B.Meiser Rods

いつも思うのだけれど、マイザーロッドに描かれているこの手書きのロゴ・サインはいったい誰が書いているのだろうか。
やはりマイザー氏本人、それとも工房のスティーブ氏?
どちらにしても、このロゴ・サインにあまりブレは見当たらないようだから、いつも決まった人が書いているんだと思う。
きっとロッドのラッピングが全て終わってから、ロッドのスペック、グレインウィンドウ、それにオーナーネーム、製作年月と共に、
最後にこのロゴ・サインがまるで儀式のように書き入れられるのだろう。

ロッドのブランクに貼られたステッカーやプリントされたロッドメーカーのロゴも悪くはないけれど、個人的には手書きの
ロゴ・サインの方が、何となく1本1本をユーザーごとに仕上げたカスタムロッドらしくて好きかもしれない。


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the "Autumn"やthe "Highlander Green"などといった定番のカスタムのコスメ以外にも、
the "Fire God" (left)
the "Water God" (center)
the "Trouty Orange" (right)
それに写真には写ってないけれど、the "Trouty Blue"などなど、本当にコスメも様々。
友人達とフィールドでカスタムのマイザーロッドを並べてみても、どれも個性的で、同じコスメを見かけたことはない。
でも、時々それほどカスタムの希望は出さず、同時期にオーダーするとまるで兄弟ロッドのようなコスメになることは
あるだろうか(笑)。


S2H14067MKS-4   (14フィート、#6/7番のMKS)
S2H14078MKS-4   (14フィート、#7/8番のMKS)

僕にとってこのふたつのスペックが、北海道の様々なフィールドでのメインロッド。
フィールドの規模や出合う可能性のあるトラウトやサーモンのサイズによって、ロッドはもちろん使い分けるけれど、
おそらくこのふたつのスペックの異なるスペイロッドさえあれば何とかなるかなと思ってしまう。


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by slowfishing-yun | 2013-12-30 19:34 | Custom Spey Rods | Comments(2)
2013年 12月 30日

<Prologue #3> Hardy Cascapedia MkⅡ 8/9

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Hardy Cascapedia MkⅡ 8/9

きっとブレーキのポジションを示すこの赤いドットが、さらにこのリールのデザインを惹きたてているのだろうか。
ブラックにシルバー、そしてほんの少しのレッド。
とてもシンプルな色の組み合わせだけれども、なぜか僕にはクラシカルで魅力的に感じてしまう色のバランス。
スカジットコンパクト540グレインを巻き込んだ状態で、リールの自重は414グラム。
スプールの形状は中心に向かって幅が狭くなるくさび形だから、
それほどバッキングラインを巻き込めないのが不満といえば不満だろうか。
オリジナルのアームに穴が開いたS字ハンドルのデザインがどうしても気に入らなくって、
ワンオフでS字ハンドルを作ってもらってからは、僕の中でのお気に入りのリールのひとつ。
センタービス、カウンターバランス、そしてハンドルノブのビス(シャフト?)はニッケルシルバー製。
アルミ製のS字アームはオリジナルよりもかなり厚いものになっている。


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写真のようにこのリールを水の中に浸けてしまうと、ワンウェイクラッチが滑って、
せっかくのディスクブレーキの効きが悪くなるから要注意。
それに水に濡れると小さなラチェットがくるっと横向きになって、何の前触れもなく
サイレント仕様になってしまうのがちょっと残念だろうか。
苦しまぎれに、ラチェットを逆向きに付けてみたら、いくらかはオートマチックにサイレント仕様に
なることが減ったけれど、それでも時にはね・・・笑。

時々小傷や擦り傷で曇り始めたアウトリムのメタルリングをコンパウンドを染み込ませた布で優しく磨くと、
このリールを手に入れた当時のピカピカの輝きが戻るから、これも釣行後の楽しみのひとつだろうか。


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by slowfishing-yun | 2013-12-30 15:12 | My Favorite Reels | Comments(0)
2013年 12月 29日

<Prologue #2> SARACIONE Mark IV Salmon Reel 3-3/4"

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Saracione MkⅣ Salmon Reel 33/4"

600グレインのスカジット・コンパクトを巻き込んだ状態で自重は478グラム。
確かにちょっと重めでサイズは幅広だけれど、リールのデザイン、それにディスクブレーキの機能と、
どれひとつとっても非の打ちどころがないぐらい申し分なくって、
僕の中でのお気に入りのリールのひとつ。


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先日の十勝川への釣行の際、車の中でSHUさんとバーミンガムスタイルのS字ハンドルの
リールの話題になり、リアプレートやハンドルプレートの艶やかな光沢のある
「ピアノ・ブラック」って本当に美しいですよねという話になった。
艶やかな黒と、光沢のあるシルバーのコントラストには、ついつい何かしら惹かれてしまうものがあるようだ。
ここに少し曇ったブラスやニッケルシルバーの輝きが加わると、さらに魅力が増すのかもしれない。


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フィールドに足を運んだ際には、お気に入りのロッドと共にとても信頼出来るパートナーだから、
僕のサラシオーネには、すでにリム周辺に小傷がたっぷりと散りばめられている。
でも、以前に所有していた31/4"のトラウトモデルでもそうだったように、どこかしっとりとした丸みを帯びた
美しいラチェット音はここでも健在で、その心地よい音色を耳にする度に、僕は思わずうっとりとしてしまう。


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誤って長時間リールを水の中につけてしまうと、ディスクブレーキが収納されたブラックボックスにも
水が浸入してしまい、せっかくのブレーキが滑りやすくなってしまうので、
フィールドでたっぷりと使ったあとは、毎回リールを分解してリール内部をきれいに清掃することが、
なんだかお決まりの日課のようになってしまった。

そんなリールのメンテナンスを繰り返しているうちに、ますますこのリールへの愛着が増していくように
僕は感じてしまう今日この頃だろうか。


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by slowfishing-yun | 2013-12-29 14:23 | My Favorite Reels | Comments(0)
2013年 12月 28日

<Prologue #1> Salty Heaven River

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本格的なスタートは2014年の1月からを予定しているのだけれど、
その前にプロローグとしていくつかのトピックスを。

北の大地を流れる本流で一番好きな本流はと聞かれたら、
僕は迷わず"Salty Heaven River"と答えるだろう。
"Salty Heaven River"、何となく含みがあって僕は好きな言葉だろうか。

そんな"Salty Heaven River"は、ある時は柔らかな風と名も知れぬ野鳥の囀りと共に
穏やかな流れにウェーディングするアングラーを優しく包み込んだかと思うと、
今度は一変してサンドベージュの濁流となり、近づこうとするアングラーを激しく拒絶するような
険しい表情をも垣間見せることがある本流である。

それに時には大きなトラウトに出合えることもあるけれど、一度機嫌を損ねると、
なかなか素敵な笑顔を見せてくれない本流だったりと。

それでもこの本流が持つ魅力は一向に褪せることはなく、どんなに拒絶されても、
アングラーにまた足を運んでみたいと思わせる何かしらの魅力があるフィールドなのではと思っている。

そんな訳でプロローグの#1は、僕の中での"Salty Heaven River"の印象的なお気に入りの写真を2枚ほど。


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by slowfishing-yun | 2013-12-28 22:34 | Slow Fishing | Comments(6)