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2014年 07月 27日

<Episode #48> 恵みの雨 / Tokachi River・・・2度のラインブレイク

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やはり居ましたか。それは残念でしたね。きっとレ大きな本流インボーは他にもまだ居ますよ。
ロッドを7/8番のMKSに換えて、ティペットをフロロカーボンの3号にして下さい。頑張って・・・。
雨足が強くなる中、そんな励ましの内容のメールがまだ興奮冷めやらぬ僕の携帯電話にmoriさんから届く。
ラインを回収すると交換したばかりの真新しい2.5号のフロロカーボンのティペットが、途中からブツリと切れていたのはこれで2回目。
僕がこれまであまり経験してこなかった、いわゆるラインブレイクと言うものだ。
雨の中、一度車まで戻ろうかとも考えたけれど、車からここまでの距離を考えると、同じタックルシステムでこのまま釣り下ることにした。


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午後からは前線の通過でしっかりとした雨の予報。
いつ雨が降り出してもおかしくない濃淡のない淡いグレーの曇り空が十勝の空を覆い尽くす。
ヒゲナガが乱舞するまだ薄明るい早朝の上流域で静かにウェーディングしキャストした。
真新しい2.5号のフロロカーボンのティペットの先には、VARIVAのDEEP WIDE WETというフックの#4番に巻いたCDCセッジ。
3キャスト目にスイングするフライがいきなりガツンと強い衝撃と共に引っ手繰られて、一瞬にしてフッとテンションが軽くなった。
6/7番のMKSの曲がり方は尋常ではなかったけれど、ラインを回収してみるとティペットが途中でプツリと切れていた。
これがこの日1回目のラインブレイク。きっと僕にとってはグッドサイズのスプリンターだったに違いない。
でも、久しぶりに早朝の時間帯にブグレーの壊れんばかりのけたたましいスクリーミングサウンドが聞けたように思う。


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久しぶりにSHUさんと十勝川の中流域を彷徨ってみた。
少し離れていたけれど、ふと何気なく違和感のような気配を感じて上流にいたSHUさんの方を見ると、
彼の手にしたバンブーのスペイロッドがバットからグンニャリと曲がり、AFSのラインが鋭角的に水面へと突き刺さっていた。
レインボーの疾走と共にSHUさんがバンブーにしがみつきながら川原を走る。そして僕は彼のネットでランディングのお手伝い。
久しぶりに見るLサイズの十勝川レインボーは体高もあり、メタリックで美しかった。


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午後からはSHUさんと別れ、ひとりで未知の中流域を彷徨ってみた。
ポツリポツリとフロントガラスに雨滴が浮かび上がる中、堤防をゆっくりと車で走りながら、ポイントを探してみる。
以前から気になっていたポイントに辿り着くと、ゆっくりとした雨足が次第に強まり始め、やがて本降りとなってしまった。
Meiserの14フィート、6/7番MKSに540grのスカジットコンパクト(インター)。ティップは15フィートのType3。
スプールから切り出した真新しい2.5号のフロロカーボンのティペットの先には、僕の中でパイロットフライとも言っても過言でない
VARIVASの#6番のストリーマーフックに巻いたビーズヘッド仕様の黒のウーリー。

ポイントのちょうど中間に差し掛かった頃、中層をスイングしていたフライがガツンと引っ手繰られ、
続けざまに大きな本流レインボーがドバーンと大きくジャンプする。
北の本流での経験と手にしたロッドから伝わる重量感、それについさっき見た視覚的情報を頭の中で統合すると、
レインボーのサイズはさしずめLLサイズといったところか。もちろん僕にとっては十勝川で出合うトロフィーサイズ。
ギャーン、ギャーーーン、さらに一呼吸置いて、ギャーーーーーーンと、
レインボーがもの凄いスピードで下流へと疾走すると、ロッドにセットしたパーフェクトからは恐怖感すら感じるスクリーミングサウンドと共に
オレンジ色のランニングライン、そして白いバッキングラインととてつもないスピードでいっきに引き出されていった。


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ラインを巻いては、またリールから引き出され、雨降る中のスリリングなやり取りは本当に長く感じられた。
ブルーのシャツが雨でビショビショに濡れていることなんてまったく意識の外だったと思う。
2度目の大きな跳躍を何とかこらえたところで、おそらくフックアウトはしないだろうと確信した。
パーフェクトにオレンジ色のランニングラインを少し巻き取り、レインボーとの間合いが少し縮まったところでレインボーは3度目のジャンプ。
そしてそれを境にロッドとライン全体からプツリとテンションが失われた。
もしかしてフックアウトかとラインを回収してみると、2.5号のフロロカーボンのティペットかブツリと途中で切れていた。
これが今日2回目のラインブレイク。


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ABUさんからは、もしかしたら恵の雨かもというメールが届いた。
まだスリリングなやり取りの興奮は冷めないけれど、気を取り直してスプールから新しい2.5号のフロロカーボンのティペットを切り出し、
その先にもうひとつのパイロットフライを結んで、ゆっくりとステップダウンを繰り返しながら、ポイントの後半を釣り下る。

そして何かがスイングするフライにタッチする感覚の後、指でホールドしたラインに鈍重な加重が加わった。
レインボーはまたしても流れに乗っていっきに下流へと疾走する。
僕が足を運んだ中流域でパーフェクトの激しいスクリーミングサウンドを耳にするのは、今日これが2回目。
パーフェクトのハンドルフェイスがもの凄い速さで逆回転する。
雨降る中、ヒヤヒヤしながらも僕が何とかランディング出来たのは十勝川の美しいLサイズのレインボー。
エナメル塗装を落としたパーフェクトのハンドルフェイスのように、本流レインボーはメタリックに輝いていた。

レインボーをリリースしホッと息をつくと、雨でビショビショに濡れた体がいっきに冷えてきた。
ABUさんが言うように、僕にとっては本当に恵みの雨だったかもしれない。
さて、心地よい疲労感と共に車まで戻ることにしますか・・・笑。
                                                  59.98→60.00

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by slowfishing-yun | 2014-07-27 17:30 | Fishing Reports | Comments(14)
2014年 07月 21日

<Episode #47> 7月の十勝川と低番手のスペイロッド

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早朝のまだ辺りが薄暗い時間帯からロッドを振るのは久しぶりのことなのかもしれない。
緑が厚い森に囲まれたフィールドからは目覚めたばかりの野鳥達の声が速い流れの音色に混じって微かに響いてくる。
どこからか野生の息遣いが僕の耳にも届いてきそうな雰囲気だった。
いつもはクリアーな本流の流れには不思議と若干濁りが入り、水位も少し上昇している。
深い闇が時間と共にジワジワと押し寄せてくるようなイブニングの釣りは、なぜか不安が強くなるのであまり得意ではないけれど、
まだまだ手元はペンライトがないとフライを結びかえるといった細かな作業に手間どるぐらい暗いのだが、
白々と明け始めた早朝の空に時間が経つにつれ本来の明るさが戻ってくる早朝の釣りは、意外と嫌いではなかったりする。
ほんのりと明るく始めた早朝の曇り空に、やがていくつものヒゲナガのシルエットが浮かび上がった。


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このところ初夏から夏にかけて僕が手にすることが多いMeiserの12フィート6インチ、5番という低番手のスペイロッドには、
スカジット・コンパクト420gr(F)に15フィートのインターのティップの組み合わせ。
2m程の長さの2.5号のフロロティペットの先には、白のCDCを3枚巻き込んだヒゲナガを模したウェットフライを結ぶ。
対岸に向けてややダウンクロス気味にスカジットキャスト。
速い流れに乗ってラインが下流へと膨らみ、水面直下のフライがそれに引かれてスイングを始め、
ちょうど流れの中間辺りにさしかかったところで、ズゥンといっきにラインが引き込まれた。
ディスクブレーキを絞り込んだHardyのMLA375から、あっという間にオレンジ色のランニングラインが引き出されていく。
早朝に奏でられるMLAのスクリーミングサウンドは硬質で上品そのもの。
そんな僕にとっては心地よくさえ感じられるサウンドはしばらくの間鳴り止むことはなかった。
それにしてもスピード感溢れる十勝川上流域のスプリンター達。
残念ながら飛びっきりのグッドサイズには、長いやり取りの末にフックアウトされてしまったけれど、まあ、それもヨシ・・・笑。


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Bobから写真と交換にプレゼントされ、過去に2度もバットを折ってしまったMeiser S2H12646C-Custom。
Bobから同じロッドで2度もバットを折ったやつはいないよと笑われながらも、最後の修理ではバットを少しだけ強くしてもらった。
ラッピングとフェザーインレイのイメージは初夏のフィールドのイメージとだけ伝えて、あとはBobに全てお任せ。
Bobが施した美しいコスメを眺めていると、確かに北海道の初夏から夏のフィールドのイメージにピッタリなのかもしれない。


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aichanさんからのアドバイスを頼りに、低番手のスペイロッドを片手に十勝川の中流域も彷徨ってみた。
分流していた流れが合わさり、またやがて本流の流れがふたつに分かれていく。
そんな複雑な流れだったけれど、アングラーにとっては何ともいえないぐらい魅力的な本流の流れだった。
ティップを15フィートのType6に換え、フライをビーズヘッド仕様の黒のウーリーに結び換える。
対岸にストラクチャーが沈み、早瀬からいっきに深いプールへと続く魅力的な流れ。
たっぷりと川岸を歩いた末に、きっとここなら居るだろうと、フライを静かに送り込む。
グゥンと指先でホールドしていたラインが強い力で引き込まれる前に、本流レインボーは水面を割って大きくジャンプしていた。
バットからグンニャリと心地よいカーブを描くお気に入りのスペイロッドと心地よいスクリーミングサウンドを奏でるHardyのMLA。
明るい時間帯に出合うメタリックな本流レインボーは、十勝川の流れの強さをその筋肉質なボディに封じ込めたかのように強くて、
さらに7月の日差しを浴びてギラギラと輝く宝石のように美しかった。

乾いた川原には毎年この時期になると見かける名も知れぬ赤紫や黄色の花々がいたるところで咲いていた。
(調べたところ、赤紫色の花の正式名称はムシトリナデシコというのだそうだ)
そんな砂地から生えた見覚えのあるたくましい花々を目にすると、僕は今年も何とか、十勝川で釣りをしているんだという気分になれる。
不思議な気分の中、ロッドを手にして十勝川の流れの中に佇んでいると、僕はなぜかしら美しいピアノの旋律が聴きたくなった。
                                                        59.85→59.99→59.85

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by slowfishing-yun | 2014-07-21 16:14 | Fishing Reports | Comments(12)
2014年 07月 13日

<Episode #45> 東の本流、東のレインボー

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今年最初の台風が北海道の東の海をかすめるように過ぎ去り、暑い日差しが舞い戻った週末の北の大地だった。
Meiserの5番という低番手のスペイロッドを車に積み込み、友人達と東の本流、十勝川を訪れた。
山間で冷やされた初夏の冷たい流れは、お気に入りのロッドを手にたっぷりと歩いたアングラーに涼しさを送り届けてくれる。
晴れ間の下で、まるで心地よいシャワーのような小雨にも当たったけれど、心地よい一日はあっという間に過ぎ去った。


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いくつもダムに挟まれた十勝川の上流域を彷徨った。
ボディとなるスカジットコンパクトの先のティップは、さしずめ15フィートのインターもしくはType3。
少しはヒゲナガの姿も確認できるので、フライはヒゲナガを模したセッジパターンのウエットフライやビーズヘッド仕様の黒のウーリー。
それにしても十勝川の小顔のスプリンター達は、何度もよくジャンプするし、元気がすこぶる良いようだ。
まるで宝石のような十勝川のレインボー達、サイズこそさまざまだけれど、初夏の釣りを僕らにたっぷりと楽しませてくれた。
後ろ髪を引かれつつも今回のイブニングの釣りはちょっと我慢。何しろ韋駄天のラストオーダーが19時半なものだから・・・笑。


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by slowfishing-yun | 2014-07-13 17:28 | Fishing Reports | Comments(14)
2014年 07月 07日

<Episode #44> 北のレインボー

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北の本流へと足を運ぶ数日前のことになるだろうか。
ずいぶんと前に買った先割れのしたC級のジャングルコックを使い、このフライからインスピレーションを受けて、
色違いで数本のタングステン製のコーンヘッド仕様のチューブフライを巻いておいた。
いつものコーンヘッド仕様のイントルーダーではなくチューブにした訳は、シュートの際にいつの間にか
イントルーダーフックで結ばれたテイルのフックがボディのUVポラーシェニールなどのマテリアルに絡んでいることがあったからだ。
キャストやリトリーブの際に何となく違和感を感じてフライをチェックしてみると、時々そんなトラブルがあるものだから、
そんなトラブルを少しでも減らせないかと、ボディが少々スリムではなくなるけれど、チューブフライにアレンジした次第。
もちろんチューブフライにしたからといって、キャストの際にフックがいつの間にかティペットに絡んでいるということが
ない訳ではないのだが・・・。


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水位がずいぶんと下がった北の本流だった。
おそらく水温は一日を通してそれほど大きくは変化はしないのだろうけれど、早朝のうちは生温く感じた本流も
初夏の日差しが容赦なく照りつける日中ともなると、やはり心地よい冷たさに感じられたのが不思議だった。
朝と夕の気温はおそらく13℃前後、日中は30℃近い気温だったと思う。
岸際ではウグイの稚魚がたくさん群れになって泳いでいた。
本流の川面にヒゲナガの姿はほとんど見かけることはなく、その代わりにモンカゲロウがフワフワと風に揺られながら飛んでいた。

今年の北の本流、Salty Heaven Riverでの釣りは、僕にとって相変わらず難しい釣りだったけれど、
やはりこれだけのスケール感のある流れのフィールドに佇み、少なからずともでレインボーとの出合いに期待感を持ちながら
キャスト&スイングを繰り返すのは、僕にとって何よりのリフレッシュなのかもしれない。
相変わらず今回もフィールドのめぼしいポイントを転々とした。


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レインボーとの出合いは、まったく期待感さえもてない、日曜日ののんびりとした時間帯だったと思う。
数日前に巻いたゴールドを少し加えたブラック&オレンジのチューブフライを本流の流れにスイングさせる。
スカジットコンパクトと15フィート、Type3のティップのラインシステムが流れに乗ってゆっくりと下流へと膨らみ始めて数秒後に、
予想に反していきなりグゥーンと根掛かりのように負荷がかかる。
そして間歇的な生命感に溢れる躍動感へと続いていった。
お気に入りのMeiser、14フィート、#7/8番、MKSはバットからグンニャリと曲がり、
ラインは鋭角的に水面へと突き刺さったまま、ザ、ザ、ザーと水面を切るように下流、そして上流へとスピード感たっぷりに移動した。
KINEYA705から心地よいスクリーミングサウンドを奏でたレインボーは、一度も華麗にジャンプすることはなかったけれど、
ヒレが赤く染まったレインボーは、ボディの角度によってそのレッドバンドがよりいっそう鮮やかなものに僕の目には映った。
グッドプロポーションの初夏の北のレインボー、さてさて今度はいつ出合えるだろうか。
                                                          67.80

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by slowfishing-yun | 2014-07-07 23:25 | Fishing Reports | Comments(16)
2014年 06月 30日

<Episode #42> 初夏の忘れ物

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心地よい初夏の風が開け広げた車のリアゲートから吹き込む中での極上のお昼寝タイム。
刈り取られたばかりの牧草ロールのどこか青い草原の香りが初夏の風にほんのりと混じり、
ゆっくりと迫ってくる睡魔の波と共に意識の遠いところで鳥達の囀りに包まれる。
最近お気に入りのベルギービール風味の冷たいものをすっかり乾ききった渇いた喉に注ぎ込み、
そんなこの時期ならではのまどろんだお昼寝の後に僕が訪れたポイントだった。


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土曜日の太陽はかなり傾いたところで輝いてはいたけれど、沈んでいく山の稜線にはまだまだ距離があって、
おそらく本格的なイブニングのプライムタイムにはもう少し時間が必要なのだろう。
タイプ3のティップに続くフロロ3号のティペットの先に結んだコーンヘッド仕様のブラック&オレンジのイントルーダーのひと流し目。
流芯を横切るようにゆっくりとスイングするフライにコン。またフライを追いかけるようにコンと続けざまに2度のバイトがあった。
何度訪れても思うのだが、やはり未知のポイントや経験値のないポイントでフライをスイングさせるというのは、
毎回有り余るほどの期待感と限られた時間の中で本当にここで良いのかという不安感とに包まれてしまう。


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何の根拠もなく、もうすぐイブニングだからという単純な理由だけで、ティペットの先に結んだフライを、
VARIVASのDEEP WIDE WETというフックの#6番に巻いた3枚の白のCDCを使ったセッジ系のフライに結び換えた。
スイングの終わりかけにチョンチョンと少しだけ誘うようなアクションを加えてみると、グゥンと押さえ込むようなテイクが訪れる。
決して強力なブレーキを搭載しているわけではないけれど、下流へと疾走するレインボーはブレーキをフルに絞ったKINEYAの705から
強烈なスピードでランニングラインを引き出していき、そして下流の流芯で水面を割って大きくジャンプ。
KINEYA705の心地よいスクリーミングサウンドと共に、僕としては久しぶりにスリリングなレインボーとの長いやり取りだっただろうか。
背中からオリーブ、サテンゴールド、そしてオレンジと続く美しいグラデーション。そしてLサイズのグラマラスなパーフェクトボディ。
やり取りの最中から、実はカメラとランディングネットを車の中に置き忘れていたことには気付いていた。
こればかりはいまさら悔やんでも仕方がない。
しっかりと記憶に焼き付けて、ゆっくりとレインボーをリリースする。
初夏のフィールドはゆっくりとイブニングのプライムタイムを迎えようとしていた。
                                                      68.05→67.95


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by slowfishing-yun | 2014-06-30 22:29 | Fishing Reports | Comments(8)
2014年 06月 23日

<Episode #41> the summer solstice

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夏至のことを英語ではthe summer solsticeと書くのだそうだ。
実は夏至のことを英語でそのように表記するのを、当方としては今回初めて知った次第。
勉強不足というか、何ともお恥ずかしい限りではあるが・・・笑。
そうなると冬至はおのずとthe winter solsticeになるのだろうか。やはり予想通りといえば予想通りか。
そういえば、CNDからsolsticeというシリーズのスペイロッドもリリースされていたような・・・。
という訳で2014年で日照時間が一番長いと言われている夏至の日の一日、友人とオホーツクのフィールドに足を運んでみた。


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そういえば楽しみにしていた北の本流だったけれど、足を運んだ友人の話ではかなり濁りが強かったそうだ。
エゾ春ゼミの鳴き声がいたるところから響き、きっとオホーツクと同じくらい空は高くて透けるように青かったんだろうけれど、
さすがにサンドカラーの濁りだけは、釣りに対するモチベーションと集中力がちょっと保てないかな・・・笑。
そんなことを考えていたら、ロッドティップにグーンと負荷がかかり、やがて僕の中で最も低番手のスペイロッドが、
グゥアン、グゥアンとバットの付け根から大きくバイブレーションし始めた。
そして目の前の流れは、透明感のあるディープグリーンにどこまでも深く染まり続ける。


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レインボーはいきなり速い流れの上を2度、3度とジャンプしたから、きっとヒレの回復した越年のレインボーなのだろう。
肌が艶っとしたそんな元気の良い夏らしいレインボーも時折り顔を出してアングラーをドキリとさせてくれる。

透明感のあるディープグリーンの流れを見ていると、何だか久しぶりにBurky 7141を使ってみたくなった。
確かバーキーのブランクカラーはDeep Cedar Green。
まるでエメラルドグリーンのようなウィンストンほどの陽気な明るさはないけれど、
バーキーにはそんな衝動を引き起こさせてくれるブランクの美しさが僕にはあるように思えた。

ふたつ目の本流では残念ながら僕のバーキーに鱒の躍動感が訪れることはなかったけれど、
明るい日差しと眩い緑に囲まれた中でのんびりとキャストし続けた楽しい一日だったと思う。
イブニングのプライムタイムが始まるまでには2時間以上も時間がるけれど、今日はこれにてストップフィッシング。
何しろ先週はよし乃の味噌ラーメンが食べられなかったものだから・・・。
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by slowfishing-yun | 2014-06-23 22:33 | Fishing Reports | Comments(0)
2014年 06月 15日

<Episode #40> 低番手のスペイロッドでオホーツクの本流巡り

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僕が持っているいくつかのツーハンドのスペイロッドの中で一番低番手のロッドは、ライン指定が#4/5/6番のスペイロッド。
正確には、R.B.Meiserの12フィート6インチ、#4/5/6番、Highlander-Classicのカスタム仕様
マイザーロッドのカタログ上のスペックでは、ライン指定が#3/4/5番というさらにライトなスペックのロッドもあるようだけれど、
今のところはこれぐらいのスペックで、時々足を運ぶ中規模河川ではトラウト達の力強さを十分楽しめている。


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週末はそんなライトなスペイロッドを手に、久しぶりにオホーツクの本流へと足を運んでみた。
浮島峠の長いトンネルを抜けると、山々の新緑がまるで蝦夷梅雨のようなシトシトと降る雨に濡れていっそう映えていて、
深夜のハイウェイを走ってきた少し気分が高揚したアングラーの目には痛いぐらいに鮮やかで眩しかった。
気分はまるで新しく届いたロッドを初めてフィールドで振る時のような、どこか浮き足立ったソワソワとした気分だろうか。


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渚滑川のC&R区間下流域、大雄橋の指定駐車スペースに車を滑りこませる。
鎮橋の指定駐車スペースにはすでに一台の車が止まっていたけれど、どうやらこちらに先客はいないようだ。
渚滑川にはシングルハンドでの釣りを楽しんでいた頃にずいぶんと通ったけれど、足を運ぶのは久しぶり。
なんだかとっても懐かしい場所に戻ってきたような感じがする。近頃は道内でも規模の大きな本流に足を運ぶことが多いせいか、
シングルハンドの時には思いもしなかったけれど、とっても規模の小さな本流にでも足を運んだような気になってしまった。


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ラインシステムは、スカジット・コンパクト420gr(F)に15フィート、Type3のティップ(#7番)の組み合わせ。
フライはリードにヒゲナガを模したセッジ系のウエットフライに、ドロッパーはビーズヘッド仕様の黒のウーリーという王道仕立て。
ほどほど力の抜けた7割ぐらいの力加減でスカジットキャストを繰り返しながら、ゆっくりと渚滑川の6月の流れをステップダウン。
橋脚周りの深みでは放流されたばかりのレインボーがお相手だったけれど、なぜだかリードのセッジ系はお気に召さないみたい。
川面を慌しく動くヒゲナガの姿を何度か見てはいたのだけれど・・・。


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記憶を頼りに青草が朝露に濡れた土手を鼻歌交じりに歩いて、さらに下流へと足を進める。
目指すは岩盤のスリットが入った水深のある速い流れ。
ドロッパー仕立てだと僕の場合どうしてもキャストの際にフライ同士が絡まるトラブルが多くなってしまうので、
最終的にフライは以前よく通った尻別川の時のように、#6番フックに巻いたビーズヘッド仕様の黒のウーリー1本仕立てで・・・。
キャスト後に送り込んだフライが岩盤スリットの脇をかすめると、予想通りガツンとロッドティップが引き込まれる。
僕が手にした低番手のスペイロッドは、レインボーの疾走と共にバットの付け根からグァン、グァンと大きくバイブレーション。
僕はフィールドで初めて、ロッドにセットしたSystem Two 89から奏でられる甲高い逆回転音サウンドを耳にしただろうか。
赤みの強いヒレとレッドバンドを持ったなかなかパワフルなレインボーだった。
ヒレの回復ぐらいからして、もしかしたら越年のレインボーなのかもしれない。

その後、時々コーヒーブレイクをはさみながら、渚滑川のC&R区間よりもさらに下流域と峠の向こうの湧別川にも足を運ぶ。
オホーツクのふたつの本流をのんびりと巡り、鱒の躍動感でバットからグンニャリと曲がる低番手のスペイロッドの感触に、
僕は久しぶりに楽しくなってしまい、もしかしたらすっかり病み付きになってしまうんじゃないかと思ってしまった。
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Today's BGM :
最近、1、2曲目の女性ボーカルがなかなかキュートというか個性的で好きでしてね・・・笑







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by slowfishing-yun | 2014-06-15 19:21 | Fishing Reports | Comments(4)
2014年 06月 10日

<Episode #39> 蝉時雨と2本のMKS、そしてBougléの音色

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フィールドには春と夏の境目にふさわしい春ゼミの鳴き声が、カラカラに乾ききりながらずっと鳴り響いていた。
フィールドの選択にずいぶんと迷いながらも、週末にはふたつの本流に足を運ぶことにした。
まずは水位が徐々に落ち着き始めたSalty Heaven River。
それにしても新緑が眩しい季節になったものだ。


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最初に訪れたコンタクトは、ヒゲナガがたくさん飛び交う2ヶ所目のポイントだった。
テイクはおそらくドロッパーのウーリーではなく、リードに結んだヒゲナガを模した#7番のスペイフックに巻いたウエットフライの方だろう。
スロートとアンダーウイングには計3枚の白のCDCだから、きっといい感じにファイバー内にキラキラと気泡を蓄えているに違いない。
ちなみに僕のSalty Heaven RiverでのメインロッドはMKSの7/8番。


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流れの速さも加わり、僕が所有している一番高番手のロッドでも素敵なカーブを描いてくれるSalty Heaven Riverのトラウト。
でも、フックセットが悪かったのかしばらくの間のやり取りの末、残念ながらフックアウト。
ロッドがバットから気持ちよく曲がった数枚の写真が僕のカメラに残っただけで、まぁ、これもいつものこと。

遠くから正午を告げるサイレンの音が響いてきたら、堤防の上に車を止めて、春と夏のはざ間の日差しを浴びつつ、
クーラーボックスで冷やしておいたベルギー・ビールを渇いた喉に流し込む。


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ちょっとフルーティーなテイストの冷えたビールとおにぎり2個に豚汁という軽めのランチの後には、イタリアンローストのコーヒー
近くの大型スーパーで見つけたこのちょっと深煎りのコーヒーが最近の僕のお気に入り。
大きく開いたリアゲートからコーヒーの香りに混じって気持ちの良い風が眠気を誘いながらソヨソヨと舞い込んで来る。
カーゴルームのマットの上に敷いたシュラフの上で横になってみた。
徹夜明けの僕は、どうやら今日もなんとも気持ちの良い極上のお昼寝が出来そうだ。
                                                        67.96→67.94

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翌日はSalty Heaven Riverからオホーツクの地を流れる本流の畔に佇んでいた。
春と夏のはざ間にふさわしい春ゼミの賑やかな鳴き声は、やはりここでも一緒だった。
オホーツクの地を流れる本流でのメインロッドはMKSの6/7番。
ティペットの先にサーモンフライを手持ちのマテリアルで簡素化したフライを結ぶ。


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Bougléの逆回転音は、どこか甲高い春ゼミかカエルの鳴き声にもしかしたら似ているのかもしれないなあ・・・。
そんなことを考えながらBougléのハンドルフェイスが逆回転するのを、僕はどこか遠くの出来事でも見るかのように眺めていた。
僕には決して美しい音色には聞こえなかったけれど、なかなか迫力があって、独特の響きを兼ね備えたサウンドのようにも聞こえた。

一日の中での寒暖の差が大きいせいか、久しぶりに夏カゼをひいたようだ。
週末までにはまたコンディションが整うといいのだけれども・・・。
                                                        50.95  

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by slowfishing-yun | 2014-06-10 22:35 | Fishing Reports | Comments(8)
2014年 06月 01日

<Episode #37> ショートバイトと初夏のアンバランス

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日が昇ると、気温はみるみると30度近くまで上がり、僕は久しぶりに汗ばむ暑さをフィールドで感じた。
ウェーディングしながら、スイングするフライに神経を研ぎ澄ませる感覚が心地よいとさえ感じる。
そんな流れのあるフィールドに足を運ぶのは、道南の本流以来だろうか。
行き先にずいぶんと迷った挙句、週末は友人達とオホーツクの地を流れる本流に足を運ぶことにした。
ウェーダー越しに感じる本流の冷たさと日差しの強さのアンバランスさ、いかにもこの時期らしいと感じる週末だった。


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岸際や浅瀬には上流から流されてきた大きな大木がいくつも横たわっていた。
オホーツクの空はさながらライトブルー、フィールドに吹く風には春ゼミの鳴き声がかすかに混ざりながらも、心地よさが伴っていた。
ゆっくりと蛇行しながら流れていく、どこか十勝のフィールドとシンクロしてしまいそうなオホーツクの本流。
雪代が混じってほんのりとモスグリーンに染まった流れを、友人達と少し距離を置きながら、ゆっくりとステップダウンする。


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対岸にまでフライが届いてしまわないように、シュルシュルと伸びていくランニングラインを指先でサミングする。
それでも何個かのフライを対岸から張り出した木の枝に引っ掛けてしまって、つい溜め息がこぼれてしまった。
フローティングのスカジットコンパクトと15フィートのT11のティップに引かれて流れをスイングするフライ。
指先でホールドしたランニングライン越しに僕が感じた、ゴン、ゴンというショートバイトの生命感はたったの2回だけ。
でも、そんなことよりもまるで初夏のような眩しい日差しを浴びながら、
薄っすらと雪代の混じった冷たい本流でキャストしながら一日を過ごせたことが心地良かったかな。
ちなみにウェーダーはネオプレーンから夏仕様へ。
                                                     51.19→51.15


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by slowfishing-yun | 2014-06-01 22:38 | Fishing Reports | Comments(8)
2014年 05月 25日

<Episode #36> 春の朱鞠内湖MAXとラインバスケット

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道路脇から不意にいつ飛び出してくるか分からないエゾジカの群れ。
車が来ないことをいいことに、街路灯のない道路の上でのんびりと寝そべっているキタキツネ。
車のライトをハイビームにして、道路やその脇のキラリと光るものにピリピリと最大限の注意を払いつつ、
僕の車は朱鞠内湖に向けて深夜のR275をゆっくりと北上する。
多度志から朱鞠内まで、結局対向車とは一度もすれ違わなかっただろうか。
東の空が少しずつ白々と明るくなり始めると、ついつい朝4時の出船時間のことが気になってしまう。
早朝の朱鞠内湖、フィールドに吹く風はまだ穏やかだった。


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慌しい出発の準備で少し余裕がなかったのかもしれないけれど、R275を北上する車のハンドルを握りながら、
ふと何気なく少しモディファイした愛用のOrvis社製のラインバスケットを自宅のガレージに置き忘れてきたことを思い出した。
確か天気予報ではお昼前から風が強まったはず。
悔やんでも仕方がないけれど、シュート時にランニングラインのトラブルが増えるのは覚悟しないといけない。
本流ではバスケットは使わない派だけれど、湖などの止水のフィールドでは、僕はもっぱらバスケット派だろうか。
好みは分かれるだろうけれど、やはりバスケット使った方がシュート時にランニングラインが絡まるトラブルは少ないように思う。
それに水の抵抗も減って、僕のキャストでも飛距離は少しぐらいアップするから。
ちなみに、お昼寝の時のちょうど良い高さの枕にもなるラインバスケットだけれど、使用する際のデメリットもないわけではない。
僕にとってのラインバスケットを使うデメリットは、リトリーブしたランニングラインをバスケットの中に入れることを意識し過ぎて、
ストロークの長さ、それにリトリーブの速さと、メリハリが効いたリトリーブが出来なくなることだろうか。


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幸運なことに最初に訪れたイトウのバイトは、湖に船のエンジン音がまだしっかりと響いている時のことだった。
何しろ湖の向こう岸を葵島方面に向けてアングラーを乗せたボートが、少し遅れたエンジン音を響かせながら、
白く小さくゆっくりと動いていたものだから。
フライが着水後、数カウントほどしてからのリトリーブスタート。
確か2ストローク目に、ズゥンとランニングラインに鈍重な衝撃が訪れて、水面が大きく盛り上がった。


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右利きのアングラーがキャストするには好都合の左方向からの南東寄りの穏やかな風が吹き、
早朝の湖面には潮目と小波の帯が、ずっと遠くの方まで続いていた。
そんな早朝の静寂さの中、ゴボォウ、ガボォウとイトウの荒々しい豪快なヘッドシェイクが岸際で何度も繰り返される。
バーブを潰したフックがいつ外れるんだろうかと僕はヒヤヒヤしたけれど、何とか無事にランディング。
この日僕が出合った最初のイトウはメタリックに輝く80クラスのトルクフルで豪快なパワーの持ち主だった。


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ロッドはMeiserの14フィート、7/8番、MKS。
リールは濡れると自動的(笑)にサイレント仕様になってしまうS字ハンドルをモディファイしたHardy Cascapedia MkⅡ 8/9。
ラインは3M社のAtlantic Salmon SH、9/10(590gr)、S1/S2。
このスカンジ系のSHを使ったフルシンクのラインシステムでスカジットキャストをするのだけれど、
個人的にはもう一番手重い10/11(650gr)のSHでもいいんじゃないかと思っている。
ランニングラインはタックルマックのリッジランニングライン、20lb。
リーダーは1X、12フィートのテーパーリーダー、ティペットは2.5号のフロロカーボン。


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昼前から風が徐々に強まり始め、北大島の岸辺に杭のようになって佇むアングラーは、風の存在を徐々に意識するようになる。
風向きは左前方から徐々に正面へとシフトしていき、ますますその存在感が打ち寄せる波と共に強まっていった。
風を避けるようにして2度ほど僕は湖岸で深い眠りに落ちた。
イトウの夢を見ることはなかったけれど、幸運にもお昼までに2尾のイトウに出合うことが出来た。


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ティペットの先に結んだフライは、2番と4番のストリーマーフックに巻いたシンプルなオリーブゾンカー
レギュレーションにもあるけれど、ティペットに結んだ後にフォーセップでバーブを潰す。
バーブレスにしてフックアウトすることが増えるかなと心配したたけれど、アメマスやサクラマスではやり取りの最中に外れたりして、
イトウではランディング後にいつの間にかフライが外れていたことはあったけれど、意外とフックアウトは少ないのかもしれない。

打ち寄せる波のせいか、岸際にワカサギの小さな群れを見たけれど、産卵の為の岸寄りが本格化するのはもう少し先だろうか。
早朝とイブニングはS1/S2のスカンジSHを使い、日中はS2/S3のスカンジSHを使ったけれど、
カウントダウンの時間を長く取ると、S2/S3の方はかけ上がりを通過するあたりでやはり根掛かりしやすくなるようだ。


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MAXという言葉を初めて聞いたのは、5,6年前、確か漁協の中野さんの口からだっただろうか。
かれこれ20年近く朱鞠内湖を訪れていて、さらにここ数年は渡船サービスを利用出来るようになっただけでなく、
前浜からの早朝の出船は日の出前の4時、最終の迎えは夕方の7時近くという文字通りのMAX(マックス)、
つまり朱鞠内湖での釣りが許される最大限の時間、思う存分たっぷりと楽しめるようになり、漁協の方々には本当に感謝だろうか。
もちろん、一日中曇り空で午後には雨交じり、風はますます強まる予報だったけれど、この日も何の迷いもなくMAXでお願いする。
多分に幸運なことだと思うのだけれど、迎えの船が来るまでに僕は朝から数えて計4尾のイトウに出合うことが出来た。
これまでも一日に計2尾のイトウに出合うことはあったけれど、こんなことは長年朱鞠内湖に通っていて初めてのことだろうか。
以前なら1シーズンを通しておかっぱりで1回イトウに出合えたらとてもラッキーなことだったからね。
さまざまな啓蒙活動やイトウの保護活動などなど、きっと漁協の方々の地道な努力があったからだと思うのだけれども、
着実にイトウの数は増えていっているように僕は実感したし、きっとバーブレス化も、そんなことに一役買っていくのだろう。

結局、ラインバスケットがなかったのでシュート時にランニングラインがグシャグシャの難解なパズルになることもあったけれど、
ランニングラインのハンドリングさえしっかりすれば、意外と何とかなるのかもしれない。
でも、確かに大事なものをついうっかり忘れてしまいがちの僕だけれど、次回はラインバスケットを忘れないようにしようと思う。
そんな事を、モスグリーン色の湖水へと溶け込んでいく4尾目のイトウの背中を見送りながら、僕は思ったのだった。

P.S. 次回もしもMAXにチャレンジすることがあれば、折りたたみイスか、お昼寝用のロールマットでも持参してみようかなと。


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by slowfishing-yun | 2014-05-25 17:46 | Fishing Reports | Comments(6)