手前のロッドが、R.B.Meiser 12'6" 7/8wt MKS "Solar Eclipse"で、Nick Mainさんが組んだもの。
奥のロッドが、R.B.Meiser 14' 7/8wt MKX "Copenhagen Wintergreen"で、Nick Mosesさんが組んだもの。
マイザーさんとのメールのやり取りの中では、Nickというファーストネームしか出てこないので、すっかり同一人物だと僕は思っていたけれど、数ヶ月前のメールでのやり取りでやっとオレゴンのマイザー工房で働くNickは実は二人もいたということが判明した次第。
確かにどちらのロッドにも最終的にはマイザーさんがネーム入れなどを含めて監修していると思うけれど、どちらのロッドも二人のNickのロッドビルダーとしての個性がとても色濃く反映しているように思えてならない。
特にNick Mainさんのコスメはかなり個性的だったかな。グリップは少し太めだけれど、フェザーインレイだけでなくスレッドワークはかなり斬新だったと思う。
そんな彼は、父親の仕事を手伝うためにもうすでにオレゴンにあるマイザーロッドの工房を離れて地元へと戻っていったんだとか。
ここ最近のマイザーロッドはそのほとんどをNick Mosesさんが組んでいるようで、おそらくマイザーさんはネーム入れなどの監修程度なのだろう。また彼のお父さんのMike Mosesさんもオレゴンのマイザーの工房でロッドビルダーのひとりとして働いているのだそうだ。おそらく最近のマイザーロッドの特徴としては、薄いカラーリングを両グリップの圧縮コルクの間に飾りとして入れていることだろう。おそらくこのアクセントはMosesさん親子がオレゴンの工房で働くようになってから始まったのではないかなと僕は予想しているのだけれど。
先週末にマイザーさんからロッドの発送に関するメールがあり、オーダーしていた14' 6/7wt MKX "Jock Scott"が金曜日までには間に合いそうもないけれど、何とか今週末には届きそうな気配である。オーダーしたコスメがイメージ通りに仕上がっているかは、ロッドソックスを開けてみるまでのお楽しみなのだけれど、フロントグリップの細さなど細部へのオーダーが新しいロッドにしっかりと反映されているかは、実のところかなり不安だったりする次第(笑)。
とにかくクラシカルなコスメの新しいMKXのフィールドデビューは、どうやら来週末以降に持ち越しとなりそう。
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