2016年 09月 05日

<Episode #279> ほんの少しの秋 / Teshio river

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車のハンドルを握りながら、ふと街道の道端に咲くピンク色の花びらをつけたコスモスを見かけたりすると、
とてもありきたりなことなのかもしれないけれど、僕は秋の始まりを感じたりする。
空一面は低い雲に覆われ、不思議なぐらいにとても静かな朝だった。

土曜日の天気予報が雨予報から曇り予報へと変わり、台風の影響による増水後の濁りは気になるけれど、天塩川へと車を走らせた。
僕にとってこの時期としては珍しく、ほぼ3週間ぶりの釣りになっただろうか。


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台風による増水の影響でフィールドの雰囲気は少しだけ様変わりしていた。
河畔林の木の枝を見ると木の葉の色が少し変化していて、ここまで水位が上がったんだとちょっとビックリする。
でも、目の前を流れる本流はまるで何事もなかったかのように、いつもの穏やかな表情をしながら平穏に流れ続けていた。
テレメーターの濁度はおおよそ6~8を推移し、翌日の日曜日となるとほんの少しだけ下がったようだ。
グリーンティーにミルクを注いだような水の色が目の前を流れ、透明度は50~80cmといったところかもしれない。
ほとんどアングラーの姿を見ることがなかった土曜日だったけれど、思いつくままにフィールドのポイントを彷徨う。
流れをゆっくりとスイングするフライに、とりあえず参加賞のようなSサイズのレインボーが飛び出してくれて、少しばかしホッとする。


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タックル :
Meiser 14フィート、7/8番MKS + エアフロ・スカジットコンパクト・インター600gr + リオ・15フィート、9番、タイプ6。
Meiser 12フィート6インチ、6/7番MKS + エアフロ・スカジットスイッチ480gr + リオ・15フィート、T-11
Meiser  12フィート6インチ、7/8番MKS + リオ・アイショート550gr + リオ・15フィート、T-11

水位が若干高いこともあり、ポイントによって3つのタックルを使い分けた。
2番目のタックル、先日届いたばかりの"Black Doctor"に関しては、とりあえずロッドとラインのマッチングの確認ということで・・・笑。


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土曜日のイブニング間近に訪れた長いランは、バックスペースはほとんどなく、透明度の高い水も注ぎ込んでいないけれど、
何だかとっても大きなレインボーが出てくれるかもという雰囲気だけはあった。

翌日の日曜日はのんびりとした時間からスタートし、sugiさんとやすこうさんをそのポイントへと案内する。
僕には残念ながら流芯をスイング中のフライにゴンと一度だけバイトがあっただけ。
タックルは"Solar Eclipse"に、先日JoeにメンテナンスしてもらったSaracione Mk.IV 3 3/4"の組み合わせ。

突然ロッドが曲がった上流のsugiさんには、体高のあるMサイズ半ばのレインボーが微笑む。
sugiさん、どんな場合でもランディングネットはお忘れなく・・・笑。

そして下流にいたやすこうさんにはLサイズのレインボーが微笑んだけれど、インスタネットでのランディングに失敗して残念ながらアディオス。
それでも本流レインボーのスピード感溢れるパワフルさの片鱗を垣間見られたのではないかと・・・笑。


ここで本流でのランディングネットの僕なりの自論を。
海外のスティールヘッドやアトランティックサーモンに関連した動画を見ていると、ほとんどの場合、
魚のランディングは同行する大きなランディングネットを持ったガイドか、近くにいた友人がヘルプしながら行っているようで、
グンニャリと曲がったロッドを持ったアングラーが自身でネットを差し出しランディングしている姿を僕はほとんど見たことがない。
誰かにランディングをヘルプしてもらえない場合にいたっては、岸に引きずり上げるか、体力を消耗した魚の尾びれを持つぐらい。
それぐらいやり取りした大きな魚を自分自身でネットを使ってランディングするのって難しいということなのだと思っている。
そういえば海外の本流好きのアングラーがインスタネットを使っているのも見た事がないし・・・笑。

僕自身はいろいろと試行錯誤の結果、あまりカッコ良くはないけれど、柄の長い折りたたみ式のフォールディングネットを使っている。
シングルハンドロッドや湖などの場合ならインスタネットという選択肢はあるけれど、ツーハンドロッドを使った本流での釣りの場合、
柄の短いインスタネットでは過去に何度も苦い経験があるから、今では柄の長いフォールディングネットという選択に至った。
大きな本流レインボーともなると、流れのある本流の場合、それでも度々ランディングには苦労して嫌な汗をかくことがあるのも事実かな。
                                                         68.19→68.14

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Today's BGM :


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by slowfishing-yun | 2016-09-05 23:16 | Fishing Reports | Comments(10)
Commented by matsu at 2016-09-06 00:17 x
Yunさん
こんにちは。ご無沙汰してます。8月中旬にピンクサーモンのフィッシング・キャンプに行ってみました。サーモンが多く川も綺麗だったのでとても楽しめました。今は中旬までキングの遡上待ちです。さてアトランテック・サーモンでフィッシャーがネットを使わないのは、ガイドを雇わないと釣りが出来ないところが多いからです。そしてガイドを雇えばネットでのランディングは彼らの大切な仕事です。ケベック州の一部のパブリック・リバーではガイドを雇う必要がありませんが、その手の川で釣るには前もって釣る権利を抽選で当てなくてはならず、やたらと面倒なのですよ。ガイドは宿泊施設とセットになってるケースが多く、ライセンス、豪華な食事、フライなどすべて込みで一日5、600ドルとか、そんなプライスになります。今やアトランテック・サーモンの釣りは一部の金持ちたちのものになってしまったようです。パブリックで個人で釣る場合にも、ネットを使う人はほとんどいませんね。大きすぎてハンドリングできません。だいたい岸に引っ張り上げるのではないでしょうか。私の友人はサーモンを寄せてから、素早くガーデン用のラバーグラブをつけてテールを摑んでましたが、これも慣れが必要みたいです。(笑)
Commented by abu-z4 at 2016-09-06 19:30
Yunさん、こんばんは。
久しぶりにお気に入りの本流で楽しめたようで何よりです。
1週後に行こうと思っていた僕は、昨日からの雨で判断を誤ったと思いました。
折角のお誘いをお断りしたのを後悔しています(笑)。
行ける時には行っておくべきですね。
Commented by slowfishing-yun at 2016-09-06 22:38
matsuさん、こんばんは。
こちらこそ、ご無沙汰しておりました。
ピンクサーモンのフィッシング・キャンプと、いつものようにマイペースで楽しまれておられますね。
きっとそちらのカナダは、北海道とはまたちょっと雰囲気の異なるサーモンフィッシングなのでしょうね。
私は今年、とうとうショアからのピンクやチャムといったサーモンフィッシングには行かないことになりそうです。
やはり海外ではサーモンのランディングはガイドの方達のお仕事の一環でしたか。
それにしてもすべてを含めて5~600ドルとは、ちょっとお高いですね。
でも一度でいいからそんな贅沢な釣りもしてみたいものです(笑)。
ラバーグラブというかリリースネットをグローブ状にしたもので、
サーモンのテールを掴んでいる動画を見たことがありました。
確かにあれはちょっと慣れが必要かもしれませんね。
軽量な折りたたみ式のフォールディングネットもなかなか使えますよ。
安いもので2000~3000円程度ですし、浜益川のチャムサーモンでも特に支障はありませんでしたから・・・笑。
Commented by slowfishing-yun at 2016-09-06 22:45
ABUさん、こんばんは。
今回はご一緒出来ず残念でした。
どうやら予報では、今週末もなかなか厳しいフィールドコンディションのような・・・笑。
土曜日のイブニングに目星をつけたポイントでしたが、
日曜日は私にではなく、sugiさんややすこうさんに素敵が出合いが待っていたようです。
でも、お二人の表情を見ていて、こちらもすっかり気分が良くなってしまいました。
今度お誘いした時は、是非。
何しろ人生でお互いにあと何回釣りにいけるか分かりませんからね。行ける時に行っておきましょう(笑)。
Commented by sugi-51 at 2016-09-07 04:48
yunさん、おはようございます。
週末はお疲れ様でした。名ガイドさんのおかげで素敵な魚に出会うことができ、帰路のハンドリングは実に軽やかなものでした。常に疑心暗鬼で当日は状況から察しても、キャストとスイングを楽しみ久しぶりに雰囲気を堪能出来ればと思い、ネットは装備しませんでした。今後は持参を心掛けますね。これからベストシーズンとなります、またご一緒した際は宜しくお願いします。
Commented by sawayakasawade at 2016-09-07 08:17
YUNさん
おはよう御座います。
金曜日、17時の天気予報を見て土曜日の釣りを断念しましたが、21時までお酒を我慢すればよかったと非常に後悔しました。
私も日曜日同じ川にいましたが結果はYUNさんと同じような感じでしたw
雰囲気はメチャクチャ良かったのですが…難しいです。
私は持ち運びが楽なのでジャケットを着る事ができない夏季にインスタネットを使用しますが、ランディングはメチャクチャ面倒ですね。
最近はお魚に出会えてないので使う事もないですが(汗)

本流でお会いした際はどうぞ宜しくお願い致します。
Commented by slowfishing-yun at 2016-09-07 19:00
sugiさん、こんばんは。
週末はお疲れ様でした。
それにしても体高のある素敵なレインボーでしたね。
下流からもループクラシックの逆回転音が少し聞こえていましたよ(笑)。
土曜日の状況から、あそこは日曜日には必ず訪れようと思っていたポイントでした。
案内出来て良かったです。
もしもネットがない場合は、あの方法が最善だったかもしれませんね。
Commented by slowfishing-yun at 2016-09-07 19:06
サワヤカサワデーさん、こんばんは。
日曜日はかなり期待したのですが、ロッドが曲がったのは私の周りのお二人でした(笑)。
昔ショアからのサーモンを楽しんでいた頃は、インスタネットのリリースネットをさらに深いものに変更して、
サーモンをすくっていました。周りからは驚かれていましたが・・・笑。
インスタネットは突然の走りに対応出来ない可能性があるので、止水以外は滅多に使わなくなりました。
コンパクトで持ち運びは便利なのですが・・・笑。
いよいよ秋のシーズン、こちらこそお会いしました際は宜しくお願いいたします。
Commented by やすこう at 2016-09-08 07:18 x
yunさん、この間はありがとうございました。おかげさまで、楽しい経験ができました。あのサイズの本流レインボーの引きの強さと興奮が忘れられません(^^)、さっそく10月の連休に旅程を組みました(^^)次回は、yunさんを見習って長い柄のついたネットを持参します。また、ご一緒させて下さい。よろしくお願いします(^^)
Commented by slowfishing-yun at 2016-09-08 21:30
やすこうさん、こんばんは。
北海道で過ごされた遅い夏休み、お疲れ様でした。
アディオスは残念でしたが、なかなか貴重な経験をされましたね。
水温が高めを推移しているので、レインボーもパワフル全開だったと思います。
是非ともまた素敵な出合いが訪れた際は、周りの方にヘルプをお願いしましょう。
Moriさんはいつも、「Yunさん助けてー、ランディングするのが怖い・・・」と叫んでくれます(笑)。
次回は10月ですか!それは楽しみですね。


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