2016年 07月 25日

<Episode #215> 3度のJump / 十勝川

f0317993_21145044.jpg



ロッドはR.B.Meiser S2H14067MKS-4 "Water God"。
リールはSaracione Mk.V 3 3/4" All Black。
ラインはSkagit Compact Inter 540grに、ティップは自作の15フィートのT-11の組み合わせ。
ティペットは2.5号のフロロカーボンを1.5mほど。
フライはVARIVASの4番のストリーマーフックに巻いたコーンヘッド仕様の黒の"Interaction"。
システム全般としては、僕なりに中層よりも深い層を意識したラインシステム。
さらに深い層を意識した時は、シンクレートの高いフルシンクのスカンジSHを使うかもしれない。


f0317993_21281610.jpg



ベルト付近までと流れの強さを考慮しながら少し深くウェーディングし、対岸めがけてクロス気味にペリーポークからキャストする。
ティペットまでがしっかりとターンオーバーし、ポチャンとボリュームのあるフライが対岸から張り出した河畔林の枝をかすめて着水する。
スカジットラインが流芯の流れに乗って下流へと膨らみ始め、それに引かれて少し沈んだフライが泳ぎ始めると、
予想に反してラインよりも上流の対岸側で水面が激しく炸裂し、それに続いて大きなレインボーが1度目のジャンプをした。
この時点で指でホールドしたランニングラインには何の違和感も感じてはいない。
するとレインボーは下流へと猛スピードで走り出したようで、一瞬のタイムラグを置いてランニングラインにズシッと鈍重な衝撃が走る。
それと同時にブレーキを絞り込んだサラシオーネから凄まじい逆回転音と共にランニングラインが引き出されていった。
レインボーはいつの間にか十勝川の速い流れを横切り、僕からかなり下流で一瞬の間をおいてもう一度大きくジャンプ。
何とかフライがレインボーの顎からポロリと外れなかったのは、ランニングラインのテンションからも察することが出来た。


f0317993_21453744.jpg



テンションを保ちながらリールにラインを巻き、ゆっくりとレインボーとの距離を縮める。
この時点でひとつの大きなミス。
今回はカッコウをつけて折りたたみ式のフォールディングネットではなく、くたびれたインスタネットを用意していたことに気付く。
念のためケースからインスタネットは取り出し、ロッドティップにT-11のティップが入ったところまでは確認する。

レインボーとの距離は縮まったけれど、経験的にこのレインボーにまだ余力が残されていることは充分分かっていた。
ランディングのタイミングはまだ先。このレインボーはまだまだ走る。
そう思った次の瞬間、目の前で推定Lサイズ後半の本流レインボーがスローモーションのように大きくジャンプする。
そしてフッとすべてのテンションがロッドとラインから失われていった。
やっぱり予想通りのアディオス。さながらここは、名前の通りアミーゴポイントなのである。
それにしてもコンディションのよいメタリックな本流レインボーだったからちょっと残念。


f0317993_2234483.jpg



週末はフィールドの選択に大いに迷っただろうか。
金曜日の深夜、出発間近になってやっと水温が安定していそうな十勝川へと車を走らせることにする。
十勝川で過ごした2日間、空はずっと淡いグレー色の曇り空に覆われ続けていた。
この時期としては気温も低めで、なかなか過ごしやすかったと思う。

中流域だけでなく、山間部の上流域にも足を運んだ。
ヒゲナガの姿も少し見られライズもあるけれど、好調な友人とは逆に、僕が流すフライには何一つ衝撃が訪れることはなかった。
上流域に通ってこんなことは初めてだけれども、何が良くなかったのかと本当に悩んでしまう。

それでも中流域のアミーゴポイントで、何とか僕がスイングさせるBlack&Orangeのコーンヘッド仕様の”Interaction"を、
Mサイズ半ばのレインボーが見つけてくれたのでホッとする。

IZUMIさんお手製のフレンチトースト、生クリームとブルーベリージャム添え。
これにメープルシロップをたっぷりと掛けると、とっても美味しかった。

苦い思い出と甘い思い出、今回の十勝川はそんな思い出が見事にミックスされていたように思う。
                                                               60.05

f0317993_22223898.jpg



Today's BGM :


[PR]

by slowfishing-yun | 2016-07-25 22:26 | Fishing Reports | Comments(8)
Commented by andieloop at 2016-07-26 21:04
Yunさん、こんばんは!
ジャンバラは残念ですが、アミーゴポイントでの良型ニジマスのヒット状況は羨ましいほど刺激的ですね!
また、朝夕のマズメ時のYunさんの困惑ぶりは珍しい光景でした。ヘッドやそれに伴ったキャストの感覚が微妙に違和感があったんでしょうね。次の機会にはその辺を修正して臨まれることと思いますが、次回の釣行記、楽しみにしています。
Commented by hata at 2016-07-26 21:35 x
yunさんこんばんわ。夢はでっかくLLサイズを目指して修行中です。ところが、MどころかSでさえバレる事が頻繁にあります!流れの中でヒットするとフッキングが甘いのですか?思いっきりロッドを煽ってフッキングしたほうが良いのでしょうかね。止水とは違った難しさに翻弄してます(>_<)
Commented by slowfishing-yun at 2016-07-27 19:17
andieloopさん、こんばんは。
週末はお疲れ様でした。日曜日の朝のコーヒー、ごちそうさまです。
やはりあそこはアミーゴポイントですね。
2度のジャンプをクリアーした時はもしかしたらランディングまで持ち込めるかなと思いましたが、
さすがに3度目のジャンプともなると、レインボーの方が上手だったようです(笑)。
でも久しぶりにドキドキハラハラするようないい思いをさせていただきました。
やっぱり本音はしっかりとランディングしたかったのですが・・・笑。
朝夕マズメの上流域では、久しぶりに悩んでしまいましたね。
まったくかすりもしませんでしたから・・・。
andieloopさんから返ってくる返答は予想しているのですが、それでも聞かずにはいられませんでした・・・笑。
Commented by slowfishing-yun at 2016-07-27 19:28
hataさん、こんばんは。
止水とは違う状況に悩まれているようですね。でも、それも面白さのひとつのように感じます。
私の場合、スイング中のテイクはセオリー通りにロッドを岸側に倒し、ラインの重さでフッキングさせるようにしています。
そのあと一応アワセは入れますが、それでも途中でアディオスしてしまうことはありますよ。
ナチュラルドリフト中のテイクでレインボーが下流に走った場合はテンションを掛けつつそのまま、
疾走が止まってからアワセを入れるようにしています。
スイングの終わりかけ、ラインがストレートに伸びきった時のテイクが一番バレやすいように思います。
フッキングの場所にもよりますが、レインボーの場合、あれだけジャンプされるとバレてしまうものかもしれませんね。
いつかhataさんが素敵なLLサイズに出合われることを願っております。
Commented by abu-z4 at 2016-07-27 19:39
Yunさん、こんばんは。
先週は、お疲れ様でした。
アミーゴは何でこうもアミーゴなんでしょうね。
まあ、結構楽しめたので良しとしましょう。
それにしてもこの雨、今週末はさすがに無理でしょうか?
僕は早くも諦め気分です。
Commented by slowfishing-yun at 2016-07-27 20:46
ABUさん、こんばんは。
こちらこそ、先週はお疲れ様でした。
土曜日のアミーゴポイント、あのレインボーは是非写真に収めておきたかったレインボーでした。
それにしても十勝レインボーのジャンプは凄いですね。
今でのあのシーンはスローモーションのように脳裏に焼きついています。
この雨は、さすがにちょっと厳しいかもしれませんね。
私は新しいレインジャケットを新調したのですが・・・笑。
Commented by sugi-51 at 2016-07-27 23:18
Yunさん、こんばんは。
先週末はお疲れさまでした。直前まで行先を迷われていたようですが、十勝で正解だったのでしょうか?。上流域の朝夕のマズメでは何か課題を残してしまったようですが…。朝マズメの結果を聞いて珍しい事もあるもんだと、abuさんと噂しておりました。
屋根と窓を叩く雨音がもの凄いです、週末は厳しいどころか無理みたいですね。
Commented by slowfishing-yun at 2016-07-28 20:51
sugiさん、こんばんは。
週末はお疲れ様でした。
正直、心残りのある天塩と水温の低い十勝で迷いました。でも、十勝に行って良かったと思っていますよ(笑)。
上流域の朝夕マズメは本当に悩みましたね。でも、これもなかなか楽しいストレスだったりします。
週末はチャンスがあるとすれば湧別かなと思いますが、これも今後の雨次第ですね。
もしかしたらタイイングの週末になるかもしれません(笑)。


<< <Episode #21...      <Episode #21... >>