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2015年 08月 13日

<Episode #136> オープン・クリンチ・ノットとタイラバ

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かなり昔に南青山にあった「アングラーズブック」という釣り関係の洋書を扱った小さな書店で、
"ADVANCED FLY FISHING FOR STEELHEAD"という洋書を買い、それがちょっとした僕の中でのバイブルブックでもあった。
もちろん当時はインターネットも生まれたての赤子のような存在で、今ほどは普及していなかったと思う。
そんなバイブルブックのような洋書の中で、一番印象的で当時の僕に最も実用的だったのが今回紹介するオープン・クリンチ・ノット。
このノットを知るまでは、フィールドでフライを結ぶノットはもっぱらクリンチ・ノットばかりで、それでも特に支障はなかったけれど
もう少しティペットに干渉されず、フライが自由に動けば良いのにと思っていた時にタイミング良く知ったノットでもある。

チューブフライでティペットを管付きチヌ針に結ぶ時は、やはり今でもクリンチ・ノットを使うけれど、
ストリーマー、ウエット、ニンフ、それにイントルーダーなどには、全てオープン・クリンチ・ノットを使っている。
イラストでは5回転ほどティペットを捩っているけれど、僕の場合はちょっと少なくて3回転。
これでもこれまで一度もトラブルには出合ってない。

新しいノットは慣れるまでにちょっと時間がかかるけれど、かなり有用性が高いので、お暇な時にでも是非。





たまたま海外のサイトを見ていた時に出ていたこの動画は、僕にとってかなりインパクトがあっただろうか。
以前からBSの釣り番組でタイラバが紹介されていると、そのテイルのラバーやネクタイの色と動きにとても興味を持ってしまい、
何とかフライにも応用できないかと思っていたところだった。本流レインボー、アメマスのフライなどなど。
商品名はKiley's Slow Rolla tail
きっとこのテイルの動きというか波動は、ラバーレッグ以上にトラウトの好奇心を刺激してくれるかもしれない。
確かにバスフィッシングのワームの一つであるカーリーテールなどを応用することも出来のだけれど、
何度か試行錯誤はしたこともあるが、どうしても強度が弱く、ちぎれやすいのである。
でも、今回の製品はある程度の強度がありそうなので、もしかしたら結構耐久性があるのかも。

国内で販売されるかどうかは分からないけれど、かなり興味を持ってしまったマテリアルのひとつ。
きっと本流の流れの緩いポイントでスイングさせたら面白いに違いない。





Today's BGM :



by slowfishing-yun | 2015-08-13 22:43 | 私的FlyTyingの愉しみ | Comments(0)


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