いかにも産卵床に適していそうな本流の浅瀬は、遡上してきたサーモン達でバシャバシャと賑わっている。
でもそんな時、なぜかしらエッグを模したフライをティペットの先に結ぶのには、少しばかし抵抗感があったりする。
まさしくマッチザベイト、おそらくこれからの時期ではトラウトを魅了するのに一番効果的なフライなはずなのに・・・。
だから友人達があえてイクラ&ヒルという、その呼び方にちょっとだけ皮肉も込められているようにも僕が感じる、
いわゆるエッグサッキングリーチ風にフライをアレンジしたりして、なんとか僕自身を納得させたりする次第。
昨年はオレンジ色に塗られたコーンヘッドを使ったりしたけれど、ボトムにタッチしたり岩肌に擦れたりすると、
塗料がすぐに剥がれてしまうので、今年のエッグ系のフライのタイイングの際は使用するのをちょっと控えてみた。
肝心のエッグの部分にはエッグカラーのシェニールを巻き、さらにダビング材でふんわりと形を整える。
今年はビーズヘッド仕様のエッグフライも、少しだけ光沢のあるシェニールでアレンジして使ってみようかと思っているけれど、
さてさて、フィールドでは実際にティペットの先に結べるかどうか・・・笑。
フィールドではピンクサーモンだけでなくチャムサーモンの遡上も少しずつ始まったようだから、今年の秋のシーズンはいったいどうなりますことやら。
Today's BGM : サンプリングされたギターのリフにメリハリの利いた激しいビート、20代の頃は好んで聴いたサウンドのひとつ。